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ソーシャル・ネットワーク(2010)
Sun.06.02.2011 Posted in 人間ドラマ
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the social network
原題:The Social Network

『インセプション』のDVD、途中で寝てしまってまたちゃんと続きを見る気がしない。

なんだ、夢の話。じゃあ映画全体がディカプリオの夢なんじゃないの。とおもってしまうのです。

で、次にみた映画のこと書きます。


『ソーシャル・ネットワーク』は超面白かったー。


日本ではあまり普及していないらしいけど、フェースブックといったらアメリカではみんなアカウント持ってて、若者に一気に普及したというのもすごいのですが、そのあと中高年層のヘビーユーザーがかなりの勢いで増えたところが凄いと思う。


ベビーブーマーとかその辺の人たちが、昔々に疎遠になった友達や恋人と再会できたり、子供や孫達と「友達」になって写真やら社交活動のアップデートが見られたりして、創設者ザッカーバーグの意図しなかったところでどんどん広まっているらしいのです。


私も「友達」は多くないけどフェースブックは一日に一度はチェックする中年ユーザーの一人です。(笑)


そんな身近なフェースブックの成り立ちを描いたところ、かなりタイムリー。


しかも創立は2003年で、ほんとつい最近の話なのだから(っていうところが年ですね)、舞台になる大学キャンパスの様子とか、ファッションとか全然いまと変わらない。


物語はザッカーバーグがフェースブックについて訴えられる二つの訴訟と(プラス、そのまえに冗談で作った「フェイスマッシュ」で詰問されるハーバード大の理事会も)、過去の話が交差して描かれ、これって「しあわせの隠れ場所」でもあったけど、最初はちょっと混乱するけど、内容が明らかになってくるとテンポの良さも手伝って効果的。


やっぱり訴訟の法廷ではザッカーバーグのIntrovert(内向的)でAsshole(ヤな奴)キャラが良く出てる。


なかでも相手の弁護士とは頭脳のデキから違うということを見せ付けるシーンがちょっと痛快なのは、すっげえヤな奴でもジェシー・アイゼンバーグの俳優として魅力がなせる業なのでしょう。



そしてフラッシュバック(過去)の場面では登場人物の関係が明らかになる。


ハーバード大学キャンパス内でもヒエラルキーがあって、エリートだけが入れるクラブがあったり、親の金がモノをいったりといった環境や、ザッカーバーグのまわりにいるコンピュータ・ギーク達がどうやってリクルートされて、どうやってフェースブックを作っていくかの様子、かなり面白くかかれています。


ザッカーバーグと並んでジャスティン・ティンバーレーク演じるショーン・パーカー(ナップ・スター創立者)のキャラも強烈で笑える。


本人はあんなロックスターのような性格ではないとおもうけど。


ザッカーバーグを相手取る裕福な出身のハーバード大エリートで、ボート漕ぎ選手で双子の兄弟なんて、かなりアホ扱いされていて、それはそれで面白い。


彼らの訴えを一蹴するハーバード大学学長の態度も痛快だった。



それぞれのキャラに切れのある名セリフ、名会話がぞくぞくとでてきて、2時間あっという間だった。


最初はザッカーバーグの立場で始まったストーリーも、後半は彼を訴える元親友エドゥアルドに同情が行くような感じで終わるのも面白い。


まあ、いろいろな立場があるのでしょうが、結局関わるお金の単位がものすごいことになって、欲の出し合いになってしまったんですね。


ザッカーバーグも史上最年少のビリオネアになるほどだったら、やっぱり友達の数人出し抜いてきただろうし、友達も結局は普通じゃない金額を和解で手にしたようだし、みんなどっちもどっちじゃないかな。



久しぶりに眠くならない映画をみました。


デイヴィッド・フィンチャー、次のドラゴン・タトゥーはどうなるんでしょう?


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キッズ・オールライト(2010)
Fri.28.01.2011 Posted in 人間ドラマ
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kids are alright
原題:Kids are All Right

いま『インセプション』のDVDを挫折しつつも見ている最中なので、そのまえにみた(たぶん去年)この映画、書いておかないと、という思いです。


オスカー候補のアネット・ベニングのレズ役が一番話題になってるけど、やはり私はマーク・ラファロが見たかった。


私の職場にシャロンというベテラン会計士のおばちゃんがいて、彼女はポリティカル(民主党寄り)な話やシングルマザーとして大変だった過去などいつも面白い話をしてくれるんですが、彼女と「マーク・ラファロはいい!」という話題になったらこんな話をしてくれました。


数年前に彼の出るブロードウェーの劇 “Awake and Sing!” を娘と見に行ったらしい。

最前列で観劇の最中となりに座る娘に“I just love him!” (彼が大好きよ!)といったら、マーク・ラファロはそれが聞こえたようで、シャロンにウィンクしてくれたそうです。

まあそれだけのことですが、マーク・ラファロ。ウィンクもらってみたいものですね。


彼の役どころはA・ベニングとジュリアン・ムーアの演ずるレズカップルとその家族(娘、息子ひとりずつあり)を結果引っ掻き回すことになる、匿名の精子提供者=子供達の父親です。

ヘルシーフードがウリのレストラン経営者で、無精ひげヅラのちょっといい加減なバイカー野郎なので、ベニング&ムーアファミリーの間で賛否両論なんですね。

そういった、良い・悪い、どっちともいえないキャラうまい。


子供として当然の興味本位的動機から、ティーンの娘と息子は実の父親にコンタクトをとってしまいます。

そこから娘と息子、両親(二人のママ)の反応がそれぞれで、面白いのですが。


ベニング&ムーアのレズカップルの日常も興味深いです。


レズって、ホモのアダルトビデオをみるんですねー。

レズものは、ストレートの女優を使っててフェイクが多いからって。

あと、レズカップルも自分の息子がホモなのか心配するんだなー、と思う箇所もあり新鮮でした。




エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシのような、男役、女役の役割がはっきりしているキャラ設定は周りから見て分かりやすいです。


A・ベニングはツンツンのベリーショートで男役がさまになっているし、産婦人科医というキャリアもある一家の大黒柱で、いわゆるお父さんなので、生物学的父親が現れるのは嬉しくないの、すごく分かる。


J・ムーアは専業主婦の優しい母親。彼女はレズだけど両刀ともいえて、ラファロに惹かれてしまう。


そして一家は大混乱だけど、子供達を思う二人の心はいっしょだし、子供達も両親を思う心はストレートの家族と変わらない。


それだけのことですが、脚本も心理描写も良質のホームドラマでした。






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HACHI 約束の犬(2009)
Sat.28.08.2010 Posted in 人間ドラマ
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hachi
原題:Hachi: A Dog's Tale

犬もので、日本の実話をベースにしたハリウッド版リメイクといえば『南極物語』と同じ流れ。

『南極物語』ではハスキーが可愛かったけど、同じように尻尾がまるまってて耳のぴょんと立っている日本の犬はやっぱり最高に可愛い。

あと、首の周りの毛がふさふさモコモコとしているところがグワッとハッグしたくなりませんか?秋田犬、柴犬、ハスキー、マラミュートは私のツボ犬君たちなので、この映画も絶対みたかったのです。

もちろん教授が亡くなってしまってからは涙涙の連続で、日本人だったら当たり前にわかりきったストーリーだけど、主人公ハチの可愛さをうまく撮ったところでこの映画の目的は80%達成できていると思う。

あとはR.ギア、J・アレン、J・アレクサンダーが、ハチの邪魔しないように抑えた演技で、良質です。


最初は柴犬の子犬を使ったということで、それはそれで可愛いですが、そのあと半年たっていきなり大型犬になって、リチャードギアに子犬のつもりでまとわり着いてるところ、ハチはメッチャかわいいです。

リチャード・ギアは本当にあの犬を飼っていたんじゃないかと思わせるくらいのまとわり付きよう。

柵の下を掘って脱出して駅まで教授に会いに行ったり、じっと駅の前に座って教授を待ったり、それぞれの性格の変化に合わせて違った秋田犬を使ったそうですね。

秋田犬は自分のやりたいことをやる性格で、飼い主に媚をうるためにボールを拾いに行ったりしない、というところがこの映画で紹介されていて、それだけに教授とハチの絆を強調しています。

アメリカであまり大ヒットしたわけではないので、これを期に101匹ワンちゃんのダルメシアンのように、クリスマスで子供に秋田犬を与える親が増えるということはないのが幸い。

アメリカに広まっているAKITAは茶色一色じゃなくて、黒や白も混じって顔つきも違う感じがして、ボクサーやシェパードが混じってるんではないかとおもう。

10歳あまりで亡くなってしまったハチですが、やはり純潔種は短命なのですね。


やはり犬を飼うならシェルターから雑種を引き取るのが一番だ、とうちの旦那はいいます。

息子は1才超えたばかりですが、おむかえに住んでいるゴールデンリトリバー2匹にぞっこんで、いつ「犬を飼いたい」というか、時間の問題なのですが、私の密かな願いは柴犬です。


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マイレージ、マイライフ(2009)
Sun.09.05.2010 Posted in 人間ドラマ
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up in the air
原題:Up in the Air

こういう映画すきなんです。

現代ものドラマで、一般の社会を反映し、ペースもよくわかりやすい。

配役もよい。

監督のジェイソン・ライトマンは『サンキュー・スモーキング』、『ジュノ』ときて、これもかなりいけています。


主人公はクビを宣告するのが専門にしてるなんていやらしいけど、ジョージ・クルーニーがやると憎めないし、好感さえもってしまう。

「帝国とよばれるようなものを築いた人は、みんな一度はあなたのような状況にいたのです。」というのがきめ台詞のライアン(クルーニー)。


J.K.シモンズ扮するレイオフされた年配の中間管理職社員が「子供たちになんていったらいい?健康保険もなくなって、娘の喘息の薬が買えなくなったらどうすればいい?」と食い下がる。

すると「お子さん達のために、自分の本当の夢を追いかけて欲しい。かつてはレストランをやろうとしていたんですよね?履歴書をみるとわかりますよ」とマニュアルどおりの慰めだけではでてこないようなアドバイスを出す。

社員は何かを悟ったような表情で納得してしまう。


私もその場にいた新人の女子社員といっしょに感服。

またラゲッジのパッキング、空港のセキュリティーゲートでの手際のよさは悲しくも、気持ちいい。



インタービューのシーンでは、実際にリストラされた人々が募集で選ばれて、リアルなドキュメンタリーのようになっている。

そういういみでもこの映画はタイムリーというか、いまの社会を反映しているといえる。


アメリカは国土が広大だから、主人公のように出張で飛び回っている人々は珍しいほうではない。

そしてコンサルティングという職業がものすごい種類に分かれてあるのもこの国の特徴だと思う。

うちの旦那もITのコンサルティングであちこち飛ばされていた時期があり、セキュリティーゲートは家族連れと老人のいる列につくと遅いということも知っていた。

まあ「アジア人の後に行け。旅慣れていて荷物も少ないから。」とは自分がアジア人だけに思ってもみなかったらしいけど。



ところで思い切りネタバレなのですが、ヴェラ・ファミーガ扮するアレックスという女。

最初からそういうつもりだったんですねー。

だったら週末にライアンの妹の結婚式に一緒にいったりするかな。

それにライアンはとうやってアレックスの住所を知ったんだろう。

ジョージ・クルーニーは切ない役がやっぱり似合う。


こうやってますます主人公は人間やモノとの関係を切り捨てて生きていくのでしょうか。


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ジュリー&ジュリア(2009)
Wed.10.02.2010 Posted in 人間ドラマ
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julie
原題:Julie & Julia

ジュリア・チャイルド役のメリル・ストリープ、祝ゴールデングローブ賞受賞。


ジュリア・チャイルドはレシピ本とクッキング番組でアメリカのお茶の間では知られた顔なのだそうだけど、私は知りません。きっと私がアメリカに来たときと、時代が違うせいだとおもう。

だからM・ストリープがどれだけ似てるのかYoutubeでみてみたら、本人のほうが不細工でゴッツいおばさんだった。

でも話し声としゃべり方はそっくり。
流石メリル様。


現代のジュリー・パウエル役はエイミー・アダムスで、こちらもチェックしたら本人はやっぱりちょっと太めでしたが、まあ似ていたかな。でもこの人ブログ本だしただけで(映画にもなったけど)セレブ気取りの態度でなんかヤだった。


ジュリアとジュリーの二つのストーリーが時間を越えてパラレルするわけなのですが、前回書いた『抱擁』同様、過去のストーリーのほうが面白い。


主役はメリルだし、その夫はスタンリー・トゥッチーだし、舞台はパリだし、50年以上前の時代のトーンの設定が素敵。

職人や軍隊からの男性陣しかいないコルドンブルー料理学校でたまねぎのきり方も知らないところからはじめて、本を出版するにも出版社という男社会を相手に食い下がったり、当時としたらかなり進んでいた人なのがわかる。


一方、ジュリア・チャイルドのフランス料理のレシピ本にある500以上の料理を365日以内に作るという計画をブログにつづったパウエル嬢なのだけど、エイミー・アダムスがやると可愛いけど、ジュリア・チャイルドに比べたらこれといった出来事もない、ありがちなお話。


ニューヨークが舞台だから「セックス・アンド・ザ・シティー」のような軽い仕上がりのエピソードの連続だし、ジュリア・チャイルドと比べたら、本人が怒ると思う。

実際、ジュリアは生前ジュリーのブログを「スタント(曲芸)」といって認めなかったらしい。


そして映画もジュリアが亡くなってからできたのは、なんとなくわかる。

ジュリア・チャイルドの伝記だけではヒット作はできないから、「ブログ」ってものを題材にして広範囲の観客をねらった感ありあり。


関係ないですが、ジュリーの夫役クリス・メッシーナはもっといろんな映画にでてもらいたい。



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サンシャイン・クリーニング(2008)
Mon.07.12.2009 Posted in 人間ドラマ
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sunshine cleaning
原題:Sunshine Cleaning


親友同士でシアトルの郊外で清掃会社、しかも殺人とか事故現場で警察が死体を処理したあとのお掃除をする会社を始めた女性たちの話をもとに作られたらしい。

映画では主人公は姉妹で、舞台はニューメキシコ州。

姉のエイミー・アダムスは美人だけど年が行くにつれてやつれて悲しいシングルマザーで、30過ぎて今までなにやってたの?といわれても仕方ないダメ女なのだけど、応援したくなるから、恐るべしアダムス。

妹は『プラダを着た悪魔』のエミリー役のエミリー・ブラント。電車の線路の下で叫ぶシーンが悲しくも綺麗で印象的だった。そして多くのイギリス俳優の例にもれずアメリカのアクセントが上手で感心。彼女がビクトリア女王役をやる映画の予告編をみたけど、これから伸びていくであろう注目の人っぽい。

アラン・アーキンのとぼけた爺ちゃんぶりは『リトル・ミス・サンシャイン』のまんまで特筆すべきところといえば、アカデミーとった役だからはまり役になったというところかな。

そして清掃用品のお店の片腕のないお兄ちゃん役が『カポーティー』にでていたクリフトン・コリンズJr.だったですね。新しい『スタートレック』にでてたっていうけど、わかんなかった。カメレオンのようだ。この映画をみたあと、いちばんこの俳優が気になってネットでしらべてしまいました。職人気質で、オーディションにはかなり熱を入れる人らしいです。


主人公の美人姉妹は外見を武器にいままでフラフラとやってきたんだろうなぁ。彼女達をうやらましがっていた平凡な同級生達は、しっかりと就職して幸せな結婚をしてて、30歳前後になるとかなり差がついているのが悲しい。

私はアメリカにきちゃってて高校の同窓会に行ったことは一度もないけど、同じ学年にいたともわからないような存在感のないような人が、かなり成功してたりするのをみるのは嫌だろうなぁとおもった。いや、人によっては「してやったりだなー。思いっきり自慢して、ポピュラーな方々を嫌な気分にしてやってよー。」と思うか。

べつに私はトップ・チアリーダーのような存在でも、地味地味でもなく中庸だったと思います。一応ねんのため。

よく比較されている『リトル・ミス・サンシャイン』ほど子供に焦点を当ててないにしても、でてくる男の子は典型的な可愛い子役でなくてよかった。ああいうユニークで一見問題があるような子供を理解して、ちゃんと(?)育てようとしている親、祖父、叔母の姿ってものが一番いい味がでていたとおもいます。


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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008)
Tue.30.06.2009 Posted in 人間ドラマ
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revolutionary road
原題:Revolutionary Road

予告編をみて、旦那が「この夫婦、何が一体不満なんだろう?」といっていた。


魅力的な二人が20代で結婚して、郊外の閑静な住宅街に一軒家を買って子供に恵まれての暮らしは、30代半ばで結婚して、後半でやっと子供が生まれる私達のような人間にとっては、なんで不満に思えるのか想像できないのだ。


でももっと若い人なら共感できることなのかもしれない。

会社の同僚ヘレンはいま26歳で、大学を卒業してすぐに結婚して、私の住むワシントンDCの郊外に引っ越してきた。

彼女にこの映画のことを聞いたら、まだ観てないけどなんとなく話の内容はわかってて、「郊外に落ち着いてしまって抜け出せない自分へのあせり、完全に共感できる」といっていた。

私はケイト・ウィンスレット演じるエイプリルに共感できないけど、ディカプリオ演じる夫、フランクはいくらか共感できた。


フランクは、悲しいけど若い頃の夢が全部かなうとはおもってなくて、それでもできる範囲で頑張ろうとしてるのだ。


エイプリルは今の単調な生活が耐えられないだけで、パリに移住しよう!というアイディアも特に深い理由はない。

具体的にこれといってやりたいことがあるわけでもなくて、それは夫に託しましょうというのが、私はいくらか自分勝手だとおもう。


若いときは美人だからチヤホヤされただろうし、女優の卵としての明るい未来を描いてたろうけど、女優の才能なかったんだから仕方ないじゃない。


でも「なにか」漠然と刺激のある生活がほしいエイプリル。

そしてそこまで刺激を必要としないフランクと少しずつ歯車がずれていってしまったのは悲劇だし、二人の「幸せな生活」が結局一致しなかったのは、結婚するまでの期間が短かったからなかな、ともおもう。


不動産屋のおばちゃん役で登場するちょっと細くなったキャシー・ベーツはそんなエイプリルに追い討ちをかけるかのように、退屈な郊外生活の成れの果てのようで、あれもいけない。


その息子は精神病院の患者だし。


この精神病の息子役(マイケル・シャノン)はアカデミーにノミネートされていたらしいですが、彼が出るところがやはり面白かった。

精神病患者と出すところがにくいです。

エイプリルとフランクのいる郊外が、「カッコーの巣の上で」の精神病院状態だといってるのかな。

そこまで悪くないと思うけど。アメリカン・サバーブ。



それにしても邦題の 「-燃え尽きるまで」 ってのもイマイチ。

燃え尽きた、というよりは、冷え切った、じゃないかな。



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幸せのちから(2006)
Tue.23.06.2009 Posted in 人間ドラマ
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pursuit of happyness
原題:The Pursuit of Happyness


一代で自らの株ブローカー会社を立ち上げた、クリス・ガードナーの自伝をもとに、ウィル・スミス主演で脚色したヒューマン・ドラマ。

という感じなんですけど、成功なされたガードナーさんが、株のブローカーになるためにインターンシップをしていたときの貧乏生活が内容の99%です。


セールスマンをしていたんだけど、売っていた医療機器がぜんぜん売れなくて、家賃滞納して、昼も夜も働いている奥さんが出て行って、息子と二人ホームレスになって。

ホームレス・シェルターがいっぱいのときは地下鉄が止まる深夜まで乗り続けてそれから地下鉄のトイレに寝泊り。

このトイレがものすごく臭そうな、床になんかとても座れそうにない感じで、そこに5歳児くらいの息子と原始人ごっこして洞窟だとか言って寝るんです。

それでも朝はちゃんと子供を託児所(チャイナタウンの怪しげな)にあずけて、身なりも株ブローカーらしく整えて出勤する。

それがずーっとつづいて、インターンシップ20人の中からたった一人の正社員採用になるまでの3ヶ月くらいが2時間かけて描かれるの。

それが、ちょっと長すぎる気がした。

貧乏生活大変だったのはわかるけど。
息子とのふれあいもわかる。(でも実際は息子は乳児だったらしいのよ。)


なんでインターン20人の中からしかも多くの白人のなかから選ばれたんか、どんだけすごい仕事をしたのかのエピソードがもうちょっとみたいよね。


まあひたすら勧誘の電話をかけてたのだったら地味すぎで、エピソードにならないかもしれないけど。

最後、正社員になったクリスとすれ違う体格のよい黒人の男性は、もう本人のカメオといわんばかりで、うちの旦那も自身ありげに、あれは「本人だよ」といっていましたが、あのサンフランシスコの坂やその下に見える建物、通り、湾なんかの風景ってさわやかで、成功していくガードナーのプロローグ的なイメージで終わるのがよかったわ。

シングルマザーの友人デビィが、息子と12歳の息子と見て感動した、といって薦めてくれたのでした。


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レスラー (2008)
Tue.02.06.2009 Posted in 人間ドラマ
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the wrestler 原題:The Wrestler


ついにみたのですが、つらい映画でした。


何がつらいって、まずプロレス好きじゃないから。
プロレスなんて八百長じゃん、といってしまう人なので、プロレス巡業の様子がもうつらいのなんの。


有刺鉄線デスマッチとか流血パフォーマンスとか大仁田厚がやってた頃、真剣にみている彼氏を馬鹿にしてた私です。流血なんて嫌いだから。


だもんでホチキスが空気圧ででてくるホチキス・ガン(っていうのかな)が登場して、バンバンと背中とか胸とか打ちつけてるところで私は貧血になりそうでしたよ。


主人公はあの、『ナイン・ハーフ』の(私にとっては『ダイナー』が印象的なのですが)ミッキー・ロークで、それだけでこの映画の90%は演出されていると思います。

80年代に大人気を博して、天狗になっていろんなオファーを断ったりセットでも態度悪かったりして、落ち目になってボクシング業に手を出して、打たれて怪我して太って整形してまた太って、すごい変貌してしまったミッキー・ロークが等身大演技、というかまあ自虐ネタになっているんですが。

普通のおっさんになってしまったミッキー・ロークがすごく可愛いかった。

あの優男のまんま、リチャードギアみたいに年取ったら、ロマンスグレー系の役でまだまだいけてたかもしれないけど、体系もごっつくなって、声まで太くなって変わってしまったミッキーが悲しくて、彼の演じるプロレスラー、ランディ=ラムに感情移入してしまうと、あー、つらいわー人生って。


80年代に一世を風靡したプロレスラーが、いまはスーパーでアルバイトして食いつなぎならも地方巡業でプロレスをつづけている。
すむところはトレーラーで、屋賃滞納して締め出されたりして、ホワイト・トラッシュの王道をいくランディなのだけど、昔を懐かしむファンはまだいて、彼がマッチのトリなのね。

若手の小物プロレスラー達も彼を慕ってるし、トレーラーパークの子供たちにも好かれている。

そんな彼が、体調を崩して、プロレスはドクターストップなのだけど、細く長くなんて生きられない男の性、スーパーのお惣菜コーナーで働いて生きながらえるより、リングで散りたい、みたいな、演歌のようなアジアの悲しいブルース・リーの映画にも通じる悲哀がありました。


そして最後はブルース(スプリングスティーン)の書き下ろしテーマソングでしたね。
ニュージャージーってことで、うちの旦那も納得するしめくくり。


私は一人で、あのあと彼が生きながらえて、下半身不随とかになってあと20年くらい生きなきゃいけくなりませんように、と祈るばかりでした。



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7つの贈り物(2008)
Sat.30.05.2009 Posted in 人間ドラマ
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7pounds
原題:Seven Pounds


Rotten Tomatoesで26%という、恐ろしく低いスコアなので見たがらない旦那を、友達のタミイがせっかく貸してくれたからみないとということで、説得してみたら、そんなに悪くなかった。

と旦那も云ってます。



偶然にも前回紹介の『ルックアウト』と同じ主人公が過去に起こしてしまった交通事故でトラウマを負ったお話。

さらに偶然にも盲人もでてきます。今回はウッディ・ハレルソンで、彼に似合わず真面目な盲目の男をやってて好感度だったわ。


この映画を見た人に「ウィル・スミスがIRS(国税局)の職員なんでしょ?」と聞くと、みんなが「それはいえない」と口をそろえて言うので、そこがクリアしたいポイントだったのだけど、まあいえない理由はわかりました。


この邦題だと、みててすぐに内容がわかってしまうだろうから、ネタばれコメントしてしまいますが、主人公が交通事故でフィアンセを含め7人を殺してしまい、その罪滅ぼしに7人の「いい人達」に自分の臓器を与えようと、いい人たちを探して回るんだけど、そんな人間って善悪はっきりしてるわけでもないし、臓器移植だから血液型とかのマッチングとかの条件もあるだろうし、細かいところは無視して都合よくみるしかないのが痛いところかな。


あとはウィル・スミスとロザリオ・ドーソンのロマンスがなんか陳腐な始まり方で、ちょっと無理があったけど、一番大事な心臓(ハート)をあげるためには必要だったのかもしれないね。

まあサプライズとしてはちょっとしか出ないバリー・ペッパーの役どころが意外だので、この俳優が好きなだけにうれしいものがありました。


ウィル・スミスの子供時代役は似てないぞとおもったら、トム・クルーズの養子コナーくんなんだそう。



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モンテーニュ通りのカフェ(2006)
Wed.13.05.2009 Posted in 人間ドラマ
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avenue montaigne
原題:Fauteuils d'orchestre


これ、ネットフリックスに入れたのはタックスシーズン前のこと。
なんでこの映画をオーダーしたのか、記憶もおぼろげです。

そんで、いってみれば『アメリ』だったな。
もっと退屈で無理やりな展開の。


ロマンチック・コメディーという触れ込みで借りたという記憶があるけど、ロマンスは最後の10分くらいで畳み掛けて片付けられてるのはいいとしてもです。


主人公女子が触れ合うハイソでセレブな世界の人々も、それなりに悩んでますよー、というエピソードがそれぞれ、死ぬほど退屈でした。


旦那の実家に行って、ひまでひまで他にやることがなかったから最後まで見ただけ。


次の映画に期待!



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スウィート ヒアアフター (1997)
Sun.26.04.2009 Posted in 人間ドラマ
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原題:The Sweet Hereafter


十年ちょっと前の映画だけど、携帯電話がでかいのを除けば現在のこととしても違和感のないストーリーだった。

『あなたにならいえる秘密のこと』でユーゴスラビアからの移民の女性を演じていたサラ・ポーリーが出ている関連で、ピックしたのだとおもう。


スクールバスが湖に転落した事故で、大半の子供を失ったカナダにある小さな町に、アメリカから弁護士がやってくる。

弁護士は町の教育委員会などを相手に訴訟を起こす説得をしに、遺族を尋ねて回り、集団訴訟に持ち込もうとする。

町にはヒッピー夫婦、妻をガンなくしたやもめ、そのやもめと不倫中の人妻など、スモールワールドならでは人間関係があったりして、そういった人々が子供を亡くしてから悲しみと格闘する様子が紹介される。

弁護士は事故の生存者である10代の少女ニコールにコンピュータを贈ったりして、彼女だけが語れる事故の様子を証言させようとするんだけど。

肝心のところで、ニコールは証言内容を変えて、運転手一人のミスを指摘して、バスの安全性とか、ガードレールの耐久性とか、訴えようとしていたポイントを覆すことになってしまう。

集団訴訟はそれで失敗し、だれも保証金を手に入れることができないで終わる。

町の人々も弁護士もニコールが証言を変えた理由がわからない。



実はニコールは父親から性的虐待を受けていて、事故後の後遺症で車椅子生活になったニコールは、父親を許さないと決めたのだとおもう。

そして彼に対する抵抗の意思表示なのか、賠償金が入らないようにする復讐なのか、父親だけはわかってるんだけど、周りにはいえないわけです。


それだけの話ですが、なぜか印象深く残ってしまうのは、少女ニコールの心理をあらわすために引用されるハーメルンの笛吹き男の話。なぜか私おびえてしまい、夢にまででてきました。


ドイツのハーメルンの村で、ネズミの駆除に困った村人たちが、魔法の笛を吹く男にネズミ退治を依頼すると、笛吹男は笛を吹いてネズミをどこかへ連れて行ってしまう。

それなのに約束の報酬を村人たちは払わずにいたら、笛吹き男は怒って、村中の子供たちを笛を吹いてつれていなくなってしまいました。というやつです。

これって悪魔がきたりて笛を吹くってやつですよね。


ニコールはベビーシッターをしていたときにたまたまこの絵本を子供たちに読み聞かせていて、バスが湖に沈んでいく様子を、子供たちが笛吹き男と一緒に山の洞窟へはいっていくのにたとえているのです。

子供たちは歌って踊って男について行くんだけど、一人びっこ(放送禁止用語)の少年は後れてついていけず、洞窟の入り口はしまってしまう。

少年は友達がみんないなくなって、取り残された気分で、これがニコールの心情とかさなっている。

彼女はたぶん自殺願望があったのかもしれないですね。


弁護士役は『ロード・オブ・ザ・リングス』のビルボー役、イアン・ホルムで、かれにも娘がいて、アルコールやらドラッグの問題につづいてHIVに感染していて、、、。


子供を失った親の苦悩さまざま。というテーマでしょうか。


私事をいまになって報告させていただくことになりますが、シネマガールは7月に第一子出産に向けて妊娠中なので、この映画は余計重かったです。

希望がくじかれるような夢を何度もみちゃったし。

子供を失うって、気が狂うような事件ですよね。

そこで訴訟して戦ってお金を手に入れたって、やっぱり悲しいですね。


実際もとになった話はテキサスで、350人の弁護士が小さな町にやってきて、賠償金額合計150ミリオンくらいになり、町は元の平穏をなくしてしまったらしいです。


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あなたになら言える秘密のこと(2005)
Mon.23.02.2009 Posted in 人間ドラマ
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the secret life of words
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原題:The Secret Life of Words

オスカー、なんだかんだいって、9時前から夜中まで見てしまった。旦那はさっさと寝てたけど、やっぱり最後の作品賞がわかるまで寝られないでしょう。

今年は主演、助演、男優、女優の各賞のプレゼンターが往年の受賞者5人でてくるところが特別だったみたいで、ノミネートされた人々を一人ずつ紹介していくところ、ノミニーのみなさん感極まってましたね。

そして不況を反映して、宝石屋が貸し出しているダイヤモンドのアクセサリーをつける女優が減ったとか。

でもペネロペ・クルスのダイヤモンド数珠繋ぎネックレスは素敵だったわ。(笑)やっぱりダイヤモンドは女の子のベストフレンドだからね。キレイなものはやっぱキレイだよね。


日本人も二人受賞していましたね。「つみきのいえ」と「おくりびと」。
邦題はひらがなだとは想像つかない英題でした(「つみき-」はなぜか仏題。)が、両作品ともしらべたら、なかなか面白そうです。

アカデミー賞でモッくんも見られたし。



さて、オスカーとは全然関係ない、一週間くらい前にみた映画のことをかきます。


これは好き嫌いが分かれると思うけど、私は旦那と二人で感動してしまいました。

邦題はちょっと女の子チック、メルヘンチックなニュアンスがあっていただけないです。

アイルランドの工場で働くハンナは、無口で黙々と働く模範労働者だったが、それが仇となって、休暇を強いられることになる。
さらに、あてもなくバスに乗ってやってきた小さな町で、ふとしたことがきっかけで昔やっていた看護婦として雇われ、アイルランド沖にぽつんと建つ油田発掘所までヘリで飛んでいき、着いてみると。

ハンナを待っていたのは、重度のやけどを負う男(ティム・ロビンス)で、一時的に網膜に傷がついて目が見えなくなっている彼の看護をする日々をおくることになるのですが。


このティム・ロビンスがやっぱすごい。
この人の演技に目を留めたことはなかったんだけど、ずっとベッドに寝ている重症患者なのに、しゃべりがいいのよ。

年取ってもボーイッシュな感じがそのままで魅力的だから、セクハラチックなジョークも可愛いし、許せるし、奥の深いキャラも見せるし。

重症患者と看護婦の恋のものがたりというよりは、ミステリーとして見ても面白いかもしれないです。

そして最後はこの映画に、こんなテーマが、プロパガンダが隠されていたとは知りませんでしたが、衝撃的です。

ユーゴスラビアの内戦で傷を負った人々が何千人とヨーロッパじゅうで暮らしているという忘れてはならない。ということがわかりました。

無知な自分を恥じるような感覚を覚えました。


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グラン・トリノ(2008)
Thu.29.01.2009 Posted in 人間ドラマ
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gran torino
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原題:Gran Torino

『フロスト・ニクソン』が近くの映画館でやってなくて、こっちを見たんだけど、当たりだった。

勧善懲悪で分かりやすいストーリーなので、風邪気味のボーっとした頭でも理解できたし。


この映画のいいところは、人種差別主義と呼ばれて憤慨しつつも白人の友達しかいないようなコンサバの人たちも、有色人種や移民の人たちも、ストーリーを追うだけで、両方の気持ちが分かるようにできてるところだとおもう。

クリント・イーストウッドは、今までのダーティー・ハリー系の役柄を自らいじってるうえに、さらに気難しくて偏見をもってて、アメ車しか乗らないような古いタイプ(オールド・スクール)のオヤジなんだけど、このオヤジがアジア系ギャングの若者を銃で脅すだけで、なぜか快感を感じてしまうのです。

なんで、快感なのかというと、イーストウッド演じるオヤジには嘘がなくて、しゃべる言葉みんな奇麗事なしの本音だから共感してしまうし、思わず笑ってしまうコメントが多々あってさ。


オヤジに守ってもらったとおもったとなりの移民家族は、お供え物をするようにお花や料理を玄関先においていって、オヤジはどうしていいか分からず、ノーノーとか言って捨てるんだけど、何日目かには美味しいチキンに折れて、受け取ったりするところ。人間のポジティブなフィードバックが心を打つのよね。


移民家族はアジア出身のモン族という人々で、国境を越えて中国、ベトナム、ラオスに生息してて、アメリカにはベトナム戦争後にやってきた移民が何百万人といるということ、初めて知ったわ。



さらにオーディションで選ばれた移民姉弟の二人が、やはりいいです。

お姉さんのほうは活きのいいタイプで、イーストウッド演じるウォルトが気に入るような、キラリと光るものがある。

弟はシャイでロウキイだけど、頭は切れるようなキャラが上手。床屋のシーンに注目すべし。

そしてグラン・トリノ。

ってフォードの車種だったんですね。

あんな燃費悪そうな車が、幻の名車だなんて、私は車ファンでないので全く分かりません。

やっぱりオールド・スクールへのトリビュートということかな。


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スラムドッグ$ミリオネア(2008)
Mon.24.11.2008 Posted in 人間ドラマ
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slumdog
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原題:Slumdog Millionaire

先週末はこの映画、限定公開だったので、わざわざジョージタウン(ワシントンDCにある)までいって、7ドルの駐車代払っていってきた甲斐があった。

なんか一言でいうと、「いやぁ、映画ってほんとーにいいもんですね!」(故水野晴朗氏へ捧ぐ。)

映画が作り出す魔法にかかって、運命の力を信じてしまう。
すごいよ。すごいからみてみてください。


「フー・ワンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア?」というクイズ番組は日本版では「クイズ$ミリオネア」としてみのもんたが司会でやったとききましたが、そのインド版にスラム街出身の貧しい青年が出場するお話です。

まともに学校もいっていない「スラムドッグ」が、クイズの答えを全部知ってたわけがないと、いかさまの疑いがかけられて、最後の問題に差し掛かって、翌日持越しとなる夜に逮捕されてしまいます。

何で答えを次から次への知ってたのか。
青年が語り始める生い立ちに鍵があるのだ。
そしてなぜ、青年はクイズ番組にでることになったのか?


インドといえども大きな国で、言語も民族も数え切れないくらいある。
インドにイスラム教徒が多く住んでいて、ヒンズー教徒と対立していることも知らなかった。スラム街で孤児たちが生活をかけて織り成すドラマは『シティ・オブ・ゴッド』と並ぶすさまじさだ。

主人公のジャマールのようにゴミ捨て場をあさって暮らす子どもたちはかなり多いんだろう。そこで鉛や水銀などの汚染物質を吸って、病気になっていく子どもたちのドキュメンタリーを思い出させます。

そんな孤児たちを拾って物乞いをさせる組織がある。(この部分は結構みてて苦痛。)

有名なインドの列車網での生活や、タージマハールも印象的だけど、ジャマールが成長していく中、インドも着実に成長をつづけていて、現在に至ると、スラムを縫うように巨大ビルが立ち上がって、世界中からの企業が集まり、英語圏のカスタマー・コールセンターのメッカのようになっている。



しかし、メインはロマンスですよ。ロマンス。

幼馴染のラティカは、お約束どおりの美女になっていて、ジャマールとの切ない恋のものがたりはどうなるのか。


お楽しみにー。


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レイチェルの結婚(2008)
Sun.02.11.2008 Posted in 人間ドラマ
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rachel getting married
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原題:Rachel Getting Married

今週末限定公開だったとおもいます。
アート系の映画をやるちょっと遠い映画館にいってみてきました。

『プリティ・プリンセス』、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ主演。
だけど、今回は一味違うよ、というのがウリらしい。

で見てみたら、1月にみた『ジュノ』といい勝負だとおもった。


アル中で矯正施設を出たり入ったりしてる20代の女性が、姉の結婚式のために仮退院して、家族やその周りの人々と週末を過ごす。


姉は嫌な奴かとおもえば、問題児である彼女の唯一の見方のような存在で、彼女のホームカミングを喜ぶのだけど、また次に妹が何を起こすか分からないし、しかも自分の結婚式とあって、ピリピリし始めて、姉妹間に緊張が走ったりの、家族間のドラマであります。

そしてハサウェイ演じるキムの起こした過去の暗い過ちとは。


ウェディング・ムービーというジャンルがあったら、今まででいちばんの出来だとおもう。

身内でやるリハーサルディナーのシーンから始まって、ホームビデオ調のカメラワークで、なんかこう自分も結婚式に呼ばれて、ブライズ・メードにでもなってそこにいるような錯覚をおぼえ、ガーンと引き込まれました。

そこからはもう、感情のぶつけ合いのジェットコースターで、最後、新郎新婦の誓いの言葉までくると感極まって泣いてしまう人がおおいとおもう。

映画館では多かった、泣き組。私も旦那も鼻をすすってました。


ダメな妹、優等生の姉、そして花嫁のパパ、みんな深く愛し合って、傷つけあって、あー、人生って素晴らしくも痛いものなのだわ。

監督のジョナサン・デミはニール・ヤングの映画を作ってるみたいで、ヤング好きなのが分かりました。


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ザ・ヴィジター(原題)(2008)
Sun.28.09.2008 Posted in 人間ドラマ
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the visitor
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原題:The Visitor


主演のリチャード・ジェンキンスは、あんまり有名ではないけれど前の『バーン・アフター・リーディング』にも出ている、とっても味があって、みんなに知って欲しいと思う俳優です。

私はかつてHBOの『シックス・フィート・アンダー』 というシュールなテレビシリーズを好んで見ていた時期がありましたが、主人公の葬儀屋一家の父親役が、ジェンキンスで、かっこいい中年のおっちゃんだなーと思ったものだった。


今回は孤独で、鬱気味な大学教授役。

やる気もなければ、生徒に理解も見せないような、嫌なタイプの教授なんだけど、この人を応援せずにはいられなくなる、ほのぼのとした展開が見ものです。

否応なしにニューヨークの学会に行かされる羽目になって、二年間放っておいたニューヨークのアパートにきてみれば、勝手に誰かが住んでいて...


題名の「訪問者」とは誰なのか。
最初から気になるから、だれだろうとずっとおもっていたけど、ストーリーが進むうちに、あ、これはいい話だけど、あんまりハッピーエンドじゃなさそうだなと思えてしまって、ついでにこのポスターも手伝って、心温まりつつも、しんみりと物悲しい結末がわかってしまった。

そして違法移民という問題が、ずっしりと現実として重くのしかかってきました。


私事なんですが、私の結婚によってとったグリーンカードは、最初の条件付2年間のものが今年末で切れます。
国土安全保障庁の法律が変わって、更新の申し込みに$500ドル以上かかるようになったと知って、がっくりしていたのですが、お金さえ払えば通る私はラッキーなんだなー。

この国は移民が支えてるといえるくらい、いちばんよく働くのは移民だと思います。
でもアメリカ人の多数が、そんなことはどうでもよい、違法移民に権利はない、と思っているんだろうな。


そして「訪問者」の意味ですが、登場人物全員がそうなのではないかな、と思えます。




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ペルセポリス (2007)
Thu.07.08.2008 Posted in 人間ドラマ
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persepolis
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原題:Persepolise

前回「エアコンなんてつけない」などと大口叩いていましたが、昨日は暑くてつけたまま寝ちゃったよ。妥協だった。

でも今日は涼しくなったのでまた切ってます。

窓を開けるともう虫の音が聞こえてくるんですね。
なんともいい感じです。


「ペルセポリス」はイランにある世界遺産の遺跡にちなんだ題名です。
今は亡き、古きよきイランを偲ぶ、という意味合いなのかな。

まず最初に見終わって、すごく長い旅をしてきたような気になりました。
主人公の激動の生い立ち。コミカルかつ、ダークでもある。

そしてモノクロのアニメーションがすごく芸術的。

どのシーンをとって額縁にしてもシュールなアートになっちゃうような。

古代文明の壁画とか影絵のような雰囲気もある。


イランという国で最近革命があって、イラクとの戦争があって、民主主義!とかいいつつ古い規律を強いる軍隊がでてきたり、一般市民はパーティーや飲酒はかくれて闇でやったり、デートも表ではできなかったり、爆撃で近所の人が亡くなったり、伯父さんが反体制とかで投獄、処刑されたり。

イランに対しての知識は地図上の位置もおぼろげなくらいだったけど、このアニメが教えてくれる主人公のマージが育った環境を参考に、沢山の人がこれからはイランについて色々と耳に入ったことも興味もって聞くようになるとおもう。

そんな意味で、物凄く画期的な映画だと思います。


周りにイラン人って結構います。
前に通ってたカンフーのクラスの先生と、生徒の何人かがイラン人だったし、会社のテクノロジー屋がイラン人。

みんな祖国では立派な家にすんでて、裕福だったのかもしれない。

あの人たちはこの映画をみてどんなことを思うのだろう?


そうそう、以前うちの会社にいた40歳くらいのイラン人の会計士の女性はそうとうリベラルというか遊び人というか酒飲みだったけど、やはりそういう人たちはみんな、祖国を捨てるしかないのかな?

というか国を出られるだけの財をもっている、ということで、貧しい人々は残されている、ということ?


マージ(アニメの主人公)はウィーンに留学したけど、失恋したショックで、そのままホームレスになってしまって、その間レイプされたかもしれない感じで、路上で凍死しそうになって、そのあとイランに帰国して鬱になってしまって。

異国に十代で一人で移住するってのも、大変だよ。

原作者のマルジャン・サトラピの半自伝とのことで、今の彼女をみるとちょっとふくよかで、あっけらかんとしたような人ですが、相当苦労したんだな。

子どもの頃からの喧嘩っ早い性格で、頑張ったんだな。マルジャン。


そうそう、マージが一点奮起するときに歌うアイ・オブ・ザ・タイガーは、あの歌のファンとしては相当聴き難いものでした。

ちょっと聴いてみて。




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ザ・イヤー・マイ・ペアレンツ・ウェント・オン・バケーション (原題) (2006)
Mon.04.08.2008 Posted in 人間ドラマ
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the year my parents went on vacation
原題:O Ano em Que Meus Pais Saíram de Férias

今週は旦那が出張なので、例によって映画三昧ウィークです。

旦那がいないと、ほんと料理しないなー。
いつも義務でやってるんだ、とわかる今日この頃。

お金をかけて外食するのはイヤだし、特にこだわって食べたいものがあるわけではないので、ご飯と漬物でオッケーなんです。
お弁当もおにぎりで。

独身の頃は何をたべてたんだろう?
料理はやっぱ週末しかやらなかったな。


さて、この映画のタイトルは邦題がないらしいので英語にしてありますが、ブラジルの作品で、ちゃんとポルトガル語の題名があって、そちらも上に紹介しました。


両親が左翼活動で軍事政権から逃亡するために、やむなくサン・パウロに住む祖父のところにあずけられることになったマウロは、祖父宅が留守であること、それどころか祖父がその日急死したことも知らずに、アパートの前で両親から別れを告げられる。

「おとなしく待っていなさい。ワールドカップ(サッカー)までには帰るから。一緒に試合を見られるように。」

といわれたマウロは、おじいちゃんを一人待ちわび、夜も更けて隣の老人からおじいちゃんの死を告げられる。

マウロの父方の家族はユダヤ系で、おじいちゃんの住んでいたアパートは帽子に長い髭のオーソドックスの人々が通りを歩きまわる地域。

ユダヤのコミュニティーの結束は固く、老人も若者も子どももみんなお互いに面倒をみるような、家族のような場所なんだね。



隣の老人は、神がもたらした運命、と半ば仕方なくマウロを引き取り面倒を見ることにする。


マウロの両親はマウロにユダヤのことは一切教えなかったし、割礼もしてないので、マウロにとってはユダヤの戒律、生活習慣、コーシャ(食事)は異国のことのよう。


両親から取り残され、他人の世話になり、習慣も食べ物をちがうところで、心細いことこのうえない少年が、生き残りをかけて順応していく様子は、少し『太陽の帝国』を思い出しました。


マウロは面倒見てくれる老人に厳しく接せられて反発するけれど、しらずのうちに祖父のような存在として、慕うようになる。


マウロ役の少年は女の子といっても通じるようなポッチャリ顔で手足が長く、『レオン』の頃のナタリー・ポートマンに似てる気がする。

そして隣のおじいちゃんと仲良くなる様子はにわか孤児になったポートマンと殺し屋レオンかな。


またこの映画でブラジルのほかの地域と同様、ユダヤの地域もワールドカップでのサッカー熱は物凄いことが分かりました。

老若男女みんなサッカーの試合に熱狂する。

そして1970年という年はペレの活躍で、ブラジルがワールドカップで優勝したということも。




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グレート・ワールド・オブ・サウンド(原題) (2007)
Sun.13.07.2008 Posted in 人間ドラマ
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great world of sound
原題:Great World of Sound


いつも参考にさせてもらっているSycoさんのブログでみて、ずっとみたかったんです。

で、みたら、やっぱり、見てるの辛かったけど面白かった。
久しぶりに、シュールで悲哀系の力作をみた。

テーマはセールスマンによる悪徳商法と、それに引っかかる一般の消費者。
アメリカ人の一般がいかなるものなのか。

あらすじは Sycoさんのが素晴らしくまとめてあるので↑そちらをどうぞ。


主人公のマジメ男、その相棒となるちょっと熱血気味の黒人のおっちゃんともに、ミドルクラスという感じの設定だけど、やっぱりあれだと失業しがちなデスパレートなところをつかまれて雇われたのかな。

出張に飛行機の片道チケットだけ持たされていって、帰りの飛行機代が会社から出ず、自分でも払えないなんて、考えられないけど、アメリカならありえるのかもしれません。

平均クレジットカード負債が$10,000とか云われてる社会です。

日本人は貯金がありすぎる、といわれていて、そういう感覚で比べても極端かもしれないけど、アメリカでは自転車操業的、宵越しの金は持たない的、刹那的な生き方、少なくないかもしれない。

だって、映画の冒頭でいかにも怪しい口調で、新人プロデューサーたちを丸め込むマネージャーがいるんですが、銀行に電話して、録音で聞ける自分の残高状況を聞かせるんだけど、それが13,000ドル(130万)くらいで、みんなが「オー、すげー、(羨ましい!)」となるところが。。。

Boiler Room (邦題忘れました)で、ベン・アフレックが見せびらかすポルシェのキー、のような効果がここにあるのが、ショボイ。



そしてオーディションに来る人たち。
ちょっとした才能はあっても、アーティストとして売れるには程遠い人がゴマンといるんだねー。
(実際、映画撮ってると知らないで、マジでオーディションに来る人々を使ってて、その人たちが自然でいいのです。)

そういう人たちもやっぱりお金は持ってないけど、もってないほうが騙される額も少なくてすむのかもしれないな。
(なけなしの30万は痛いけど。)

振り込め詐欺とかに簡単に何百万、何千万と騙される人が多い、という世の中のほうが異常なのかもしれませんね。




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アンダー・ザ・セイム・ムーン(原題)(2007)
Fri.27.06.2008 Posted in 人間ドラマ
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under the same moon
原題:Under the Same Moon

メキシコからの移民問題を背景にした、いはゆる「母を訪ねて三千里」のものがたり。

でもこのお話は男の子が火曜日におばあちゃんと住んでいたメキシコのおうちを出て、日曜日にロサンゼルスのお母さんのところについてしまう。

ちょっと簡単すぎないか?と思うかもしれませんが、その6日間の間にいろんな試練、冒険、ドラマが詰まっていて、それはそれで胸を打つのです。

そして何ヶ月も何年もさまよって、タッチの差で母親とすれ違ったりを繰り返す連続ドラマよりも、現実味があるかもしれない。

主演の少年がやっぱりかわいくて、演技も素晴らしくて、わかりきったラストのシーンに向けて、応援してしまうのよね。

ポスターは途中で出会う移民の男に少年がくっついていくシーン。
その男との交流もあっというまで、作られた感はある。

お母さん役はちょっとリンジー・ローハン似かな。
そのほかのキャストは素朴で地味といっちゃあ地味で、好感もてる佳作でした。


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ダージリン急行(2007)
Thu.19.06.2008 Posted in 人間ドラマ
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darjeeling limited
原題:The Darjeeling Limited


明らかに「天才マックスの世界」、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」、「ライフ・アクアティック」の流れできている、ウェス・アンダーソンの作品。

潜水艦がそのままインドの列車になって、キャストも似た感じです。

残念だけど、退屈でところどころ寝てしまって最後も見逃した。

面白くていけそうかなとおもったら、すぐダラーっと大して面白くないことがつづいて、またちょっと面白かったり、退屈だったりで最後までいってしまった感じ。

オーウェン・ウィルソンの役柄はそろそろ飽きてきたのに、この人が一番しゃべってたのもね。

唯一フレッシュなのが、エイドリアン・ブロディ。
彼は顔のつくりが美形ではないけど、なんとなく高貴な感じがして、目が行っちゃいますね。

そんでどうしても比べてしまって、オーウェンがとってもチープに見える。

ジェイソン・シュワルツマンは口ひげがちょっと残念。
特徴ある鼻の下を隠しててインパクトが弱くて、まあビートルズでいうリンゴ的な存在かな。

登場人物たちが列車に走って飛び乗るのは、象徴的だけど、「リトル・ミス・サンシャイン」のパクリっぽい気もする。

スピリチュアルな兄弟の旅、ほのぼの感動、にはちょっと何かが足りないね。

最初に出てくるビル・マーレイが意味不明。友情出演?



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ラスベガスをぶっつぶせ (2008)
Wed.21.05.2008 Posted in 人間ドラマ
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21
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原題:21

MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授が、優秀な学生数人をあつめて、ラス・ベガスのブラックジャックで荒稼ぎして、荒稼ぎしまくった挙句に怖いお兄さんたちに捕まったり、仲間割れしたりのドラマが展開する。

とっても先の見えた展開だった。

でも、実話を元にしてるだけに、カードカウンティングのテクニックはみてるとすごいね。

「レインマン」のダスティン・ホフマンの頭脳なのだけど、一人ではバレるからチームでやるんだよね。

低く賭けながら偵察する女がいて、デックのカードが少なくなってきたら、頭の切れる奴が入って、残り何枚絵札とエースが残ってるかを数えながら大きく賭けるわけです。

でもひとり韓国系の男子学生のキャラが思いっきり脇役で、稼いでもいないくせに、ホテルの備品とか盗んだりする奴で、アジア人の描き方が気に入らないなー、とおもった。

そしたら、実話では荒稼ぎ学生チームの全員がアジア系だったそうです。

中国系はギャンブル大好きだし、ベトナム系はカードに強いし、インド人は数字に強いしそれなら納得いくわ。

でもハリウッドだから。
興行収入のために白人をメインにもってきて、美男美女の濡れ場もつくって、お気楽映画に仕上げたの、ちょっとゆるせない。

『ハロルド&クマー』のようにアジア人の魂を駆り立てるような作品にして欲しかった。

これとちょっと似てるのが『マネーゲームー株価大暴落』(2000)

こっちのほうが面白いからみてみて。
ヴィン・ディーゼルの「ウォール街」まねがいいよ。


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君のためなら千回でも(2007)
Tue.13.05.2008 Posted in 人間ドラマ
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kite runner
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原題:The Kite Runner


ストーリーはこちらをどうぞ。

読書なんてほとんどしない私なので、映画の前に本をよんでるパターンはとっても少ないのですが。

2年前にブックフェアにいって、ミーハー気分で買いました。サインまでもらって。

だもんで本当のファン、本を読む方々すみません。
読んだ感想をいわせていただくと、読者をグイグイと引っ張る力はあるけど、ひたすら暗くて重い、主人公がうじうじ考えてるのがちょっとうざい、そしてセンチメンタルなストーリーでした。


映画は本と比べてハイ・スピードで、あまり重要じゃないところをすっ飛ばし、なおかつ物語りの核の部分をキープしていて、ひたすら感心した。

あとは、子役たちがよかった。

とくに主人公を慕い、兄弟のように育った「カイト・ランナー」その人、ハッサン役がものすごく可愛くて、主人公が妬むような天然の明るさ、賢さ、純粋さがでてた。

物語の進行上、ハッサンがもっと出てこなかったのが残念。


原作者のホッセイニ自身、外交官の子どもとして育ち、父親の駐在していたパリで、ソ連のアフガン侵攻を迎えて、そのままアメリカに亡命した。

十代半ばでアメリカに来て、作家として英語のエキスパートになるなんて、大尊敬なのだけど、母国にいたときも物語や文学が好きだったという。

そこは裕福な家に生まれた主人公アミールと同じで、仲良しの召使の息子ハッサンは子どもではなく、映画に連れてってくれたりしたある使用人(大人)がモデルで、読み書きを教えてあげたといっていた。(ブックフェア
にて。)

あと、使用人と一緒に「ゴジラ」を見に行って、使用人が「僕はあの日本の人たちとしりあいなんだぞ。」とうその自慢してたといってた。

ソ連とタリバン以前のカブールはメトロポリタンで、観光客もいて、文化も発達していて、ハリウッド映画とかもみられて、素晴らしかったことを知らせたい、というホッセイニの希望通り、映画中のソ連侵攻前のアフガニスタンは素敵です。

主人公の家はモダンだし、街は活気にあふれていて、山々は豪華で。

流石にアフガニスタンでの撮影は無理で中国で撮ったらしいけど、でも素敵。



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マーシャン・チャイルド(原題)(2007)
Thu.08.05.2008 Posted in 人間ドラマ
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maartian child
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原題:Martian Child

制作費$27ミリオンで、興行収入が$8ミリオンという、収支のあわなかったジョン・キューザック主演作品。

批評も散々にかかれてる。

でも未だ独身の、そして私生活がベールに覆われた(?)キューザックが父親になったらこんなかんじかな、と思いながら見らるだけで価値あった。

主人公は一応売れっ子のSF作家で、妻がずっと前に亡くなってて寂しい日々をおくってて、つねづね子どもを養子にしたいと思っている。

ある日施設にあずけられている子どもたちのなかで紹介されたのは、自分が火星からきたとおもいこんでいるデニス。

SF作家=火星つながりでのマッチングだったのだけど、デニスは「地球人の家庭になじむこと」が火星から来た使命だといって、普通とかけ離れた行動をとる。

デニスをやる子役は唇がマコーレー・カルキン似で、演技もうまかったけど、泣くと目の周りにクマができてこわい。やっぱり火星から来てもおかしくない容貌。

ストーリーはLife time(女性向けチャンネル)とかHallmarkシリーズの大道をいくパターン。

孤独でハンサムなSF作家が、知的で繊細で、これまた孤独な子ども相手に、父親になろうとして奮闘する姿、そして徐々にはぐくまれる親子の絆、養子縁組の審査をまえに立ちはだかる試練、と要所ですぐにメロドラマティックに熱くなるところが、批評家たちに嫌われたんだろうね。

私はキューザックが、ああいえばこういう的なガキンチョに真剣に対応してるナイスガイぶりが好きだったのだが、そういう彼が詰まんないという人も多いのかもしれない。

あいかわらず共演(姉役)はジョーン・キューザック。
ひねりはないけど、息はぴったり。

余談ですが、最初に施設でキューザックの車までわざわざきて、デニスのことを教えにきたおませな女の子がいたんだけど、彼女が養子になればいいのにとおもっちゃった。

キューザック家の養女になりたい自分の願望です。




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スターティング・アウト・イン・ジ・イブニング(原題)(2007)
Tue.06.05.2008 Posted in 人間ドラマ
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starting out in the evening
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原題: Starting Out in the Evening


こんにちは。
今週は旦那が出張なので、毎晩映画三昧するつもりでいるシネマガールです。

晩ごはんの用意もしなくていいのがラクチンだね。
私はご飯に納豆で十分だもん。


長いスランプのあと晩年になって最後の作品を書き出した小説家の話。

想像していた話と雰囲気が違いました。
もっと心温まるのかとおもったら、ちょっとしんみりきた。

小説家(フランク・ランジェラ)は老齢で、ニューヨークに一人暮らし。
独身の娘(リリィ・テイラー)が頻繁にやってきて世話を焼いている。

ある日、卒論に自分のことを書きたいという女子学生(ローレン・アンブローズ)が訪ねてきて、半ば無理矢理インタビューを引き受けることになる。

この女子大生役の役者は好きなのに、今回嫌いなタイプの小娘だったのが落胆の原因だとおもう。

インタビューでの知ったかぶり口調とか、人を操るようなところとか、強引なのがね。
鼻に付くようにできてるキャラなのね。

80歳近い小説家は貴重な執筆時間をとられてちょっと迷惑だけど、若い子と喋るのは久しぶりで、新鮮さに負けて受け入れるんだけど、そこを女子大生はすぐに読んでおじいちゃんを誘惑しにかかるのです。

L・アンブローズは可愛いけど童顔で、小説家とはぜったいあわないんだよ。

それもそのはず、彼女は男を落とすことが目的だったわけで、懸命に抵抗する小説家を落としたとたん、冷たくなるのです。

わかってるだけに、おじいちゃんがかわいそうで、辛くてみていられなかったです。

複線エピソードで娘(L.テイラー)とその恋愛模様がえがかれますが、そっちはよかった。

男に振り回され、自分の夢を捨てていた過去にピリオドをうつ、すると男はよりを戻したくなり戻ってくる、でも突き放す、すると男は真の愛をみせる、というまあ臭いけど役者もうまくて、こっちは心温まりました。


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アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2007)
Sun.04.05.2008 Posted in 人間ドラマ
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away from her
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原題:Away from Her


アルツハイマーになった妻が自ら養護施設に入ってしまい、あとに残されてしまった夫の悲劇。


脚本、監督が27歳のカナダ人女優サラ・ポーリー、だそうです。
27歳にしてはなかなか渋い作品です。

歳をとっても若い頃と変わらない魅力を持つ妻(ジュリー・クリスティ)、をアルツハイマーでゆっくりと失っていくプロセスが、せつなくて、皮肉で、悲惨だった。

施設のきまりで、最初の30日は外部からの面会ができない、というのは一般的なんでしょうか?

それが悲劇のはじまりで、31日目に夫が面会にくると、妻は車椅子に乗った別の患者(男)に、あたかも夫婦のように寄り添って、かいがいしく世話をやいている。

自分のことは覚えているのかいないのか、知り合いぐらいにしか思ってない様子で、夫にとってはいたたまれない状態なのです。

それでも毎日懸命に通う夫。

なんか夫がとてもかわいそうだけど、実はね。
過去に浮気をしていて、妻はそれを許してなかったのね。

年月を超えて夫婦の危機をのりこえたかのようだったけど、知性を失ったいま妻は夫との思い出が辛いものとして、無意識に忘れたがってるわけです。

夫のほうももちろん分かっていて、これが人生最期の妻の復讐のような気がしてならない。

でもしばらくして、車椅子の男が家族に引き取られ退院してしまうと、妻は床に伏せって、重症患者病棟に移される。

絶望的な夫は車椅子の男の妻に会いに行く。

妻を彼氏と再会させ、生きる希望をもたせるために。


主人公の俳優が私が働いていた会社のボブというおっちゃんに似ていて、歩き方や髪型も似ていて、おっちゃん元気にしてるかなー、とフトと思った。

ボブの奥さんは腰が悪くて、リハビリによく連れて行ってたので、余計にかぶりました。

最近老後の問題の映画が心なし多い気がしますね。


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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)
Tue.29.04.2008 Posted in 人間ドラマ
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there will be blood
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原題:There Will Be Blood


予告編からしてあまりみたい映画ではなかったですが、ちょっと頑張り気味にみました。

ダニエル・デイ・ルイスのオスカー演技、見てみたかったのです。ミーハー的に。

そしたら思ったほど苦痛ではなかった。『ジェシー・ジェームスの暗殺』よりらくちんにみられます。
バイオレントではあるけれど、血の量はひかえてあります。

でもエンディングが唐突で、「で、主人公はこのあとどうなるのよ」とうちの旦那に聞いたら「そこがポイントじゃない」といわれた。

ポイントはダニエル・プレインビュー(ルイス)という男の怖さかな。

石油にとり憑かれて、手段を選ばないところ。

採掘現場で亡くなった男の赤ちゃんを引き取って育てあげるのは、農家から土地を買い占めるときに怪しまれず「私は家庭を大切にする男ですよ」とよい父親像をアピールするため。


不吉な雰囲気を醸しだすサウンドトラックはちょっと『ロスト』を思い出してわらいました。

『リトル・ミス・サンシャイン』にでてたポール・ダノは二役やってて、危うく混乱させられた。
双子なんだけど「いや、この男は嘘をついてる」とおもっちゃった。

女の子のようなキャーという叫び声をあげるダノくん、ダニエル・デイ・ルイス相手に頑張った。


でもやっぱデイ・ルイス、ミルクシェークのあとにあれはやっぱ怖い。


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ザ・サヴェッジズ(原題)(2007)
Thu.24.04.2008 Posted in 人間ドラマ
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the savages
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原題:The Savages


フィリップ・シーモア・ホフマンとローラ・リニーが兄妹という組み合わせのサンダンス系作品。
暗そうな予告編だったけど、笑いもなかなかいい感じでした。

そして、とてもためになった。
参考にさせていただきます。という感じ。


ずっと連絡を絶っていた父親が奇行を伴う病気(アルツハイマーみたいな脳の病気)になって、一人で暮らせなくなり、いやおうなしに二人でどうにかしなくてはいけない、というお話なのだけど、私も日本にいる両親が老齢になってきて、もう他人事とは思えず、興味津々でみました。

うちの旦那は前半たいくつだといって寝てたけど。

ウェンディ(ローラ・リニー)は39歳で中年のクライシスに差し掛かっている。
人生このままではダメだ、とおもいつつ、劇作家になりたいという野望もありつつ、ニューヨークで派遣の仕事をこなしている。

ジョン(フィリップ・シーモア・ホフマン)はバッファローに住む大学教授で演劇を教えてる。ポーランド人の彼女のビザが切れるので別れるという。何年も一緒に暮らしてる彼女と結婚にふみきることもなく。

二人とも独身、子どももいない。

でも二人は比較的まともな人間だとおもう。
多くは語られないけど、あまり良い父親でもなかった老人にできるだけのことをしようとしているんだから。

まともな大人だけど、兄妹だし、ケンカもする。色んなプレッシャーがあると余計そういうことはあるもんだ。

あるシーンで、父親は息子と娘の口論にたえかねて、補聴器のボリュームを小さくする。

老人ホームに入れられても、ホテルにきたかと思ってるお父さん。


耳が遠くなるということは世間の嫌なことを聞かなくてよくなるということなのかもしれない。



ここでわたしは未だに日本にいる弟と電話でケンカしてる自分を省みました。


ウェンディ(妹)は、父親の蛍光灯で照らされた病室のような部屋を飾ろうと、ラヴァ・ランプや植物やクッションを買ってくるんだけど、ちょっと空回ってるところが、あ、わたしもやりそう。

お父さんにはどうでもいいことなのに、クッションがどうのこうのとこだわったり。


ジョン(兄)はもっと落ち着いていて、ホフマンの、良識のあるインテリだけど身の回りのことをはだらしなめ学者は好きなパターン。


脚本、監督のタマラ・ジェンキンスは90年代後半に『Fカップの憂鬱』という作品を作ってて、わたしは友達と二人で限定公開を見に行ったものでした。
そして、とても気に入ってDVDも買っちゃった、そんな監督の3番目の作品。

なかなかの力作。


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ラース・アンド・ザ・リアル・ガール(原題)(2007)
Tue.22.04.2008 Posted in 人間ドラマ
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lars and the real girl
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原題:Lars and the Real Girl

日本の某サイトで、この映画のこと「何が言いたいんですか?っていう感じの映画でした。」というコメントがあって、それにちょっと憤(いきどお)りを覚えた。

どう感じようと勝手だけどさ。

こんなに可愛らしい映画はないのに。
人の心の傷とか知る由もないひとなのね。

主人公のラーズ(ライアン・ゴズリング)は過度に内気で、他人と交わらない。
そんな男がある日ネットで買ったダッチワイフ「ビアンカ」の虜になる。

といっても、セックスが目的じゃなくてちゃんと洋服を着せて車椅子に乗せて「布教活動で外国からやってきた、足が不自由で英語もあまり話さない彼女」として付き合うことが目的なの。

信仰深い彼女を思って、自分の兄夫婦の二階の部屋に彼女を泊めることにし、一緒に食事したり、教会やドライブに連れて行ったりする。


お母さんが自分の出産時になくなっているとか、色々なトラウマがあって他人に心をひらけなくなっているラーズを、主治医はその「架空の彼女ごっこ」が、トラウマを克服しようとしているんじゃないかと思い、そのまま見守ることにする。

したがって兄夫婦、教会の人々、ラーズの同僚、はては町中の人々が、「ビアンカ」ごっこに乗ることになる。

ラーズを演じるライアン・ゴズリングは外見はもちろんいい男だけど、口ひげがコミカルで、妙に純粋で、可愛らしくて、町の人々がサポートする気持ちがわかる。

ちょっと間違うと非情にキモい、変態野郎になりかねないキャラだからね。

まあシリアスな感動ものっぽく紹介してますが。全体的にはコメディ仕立てで、ダッチワイフのビアンカが登場してからは笑いっぱなしだった。

ビアンカをみて反応する人々の微妙な反応が笑えました。
とくに兄夫婦の最初の表情。

兄役のポール・シュナイダーが絶妙いい味。
『エリザベスタウン』に出てるそうで、ヘレンがこんど貸してくれるそうです。

そしてパトリシア・クラークソン。名女優ですね。


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