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フロスト×ニクソン(2008)
Mon.29.06.2009 Posted in 伝記
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frost nixon
原題:Frost/Nixon


フロスト役の人をみて、「あ、ブレアだ」と思った人は少なくないと思う。

ヘレン・ミレンの『クイーン』でブレア首相役だったマイケル・シーンのことです。

彼はテレビのミニ・シリーズ(3夜連続もの)で、ポール・マッカートニー役もやっていたことがある。

実在の人物になりすますのがうまい俳優なのかもしれません。


彼と、ニクソン役のフランク・ランジェラはブロードウェイの舞台劇版からそのまま配役され、それがロン・ハワード監督が引き受ける条件だったそうです。


フロストという人を実際にテレビで見たことがないので、よく似てるかどうかはわからないし、ニクソンは顔はあまり似てないし(ゲジゲジ眉じゃないし、鼻も小さい)声も実物よりくぐもった感じがした。

けどそういうことはおいておいて、『ダ・ヴィンチ・コード』なんてどうでもいい映画作ったロン・ハワードだけど、やっぱりわかりやすくストーリーを持っていくのがうまい監督ですね。

ウォーター・ゲートとか、ニクソン政権の背景とか、まあなんとなく聞いたことがあるような知識でオーケー。


イギリス人のテレビ司会者が、何日も続くインタビューの収録で、ニクソンのような大物の政治家(政治屋)とどう渡り合って、最後に一発逆転を決めたか。

ちょっとゾクゾクしました。


ニクソンの人物を、憎たらしいけれど悲しいオヤジとして描いているんだけど、それも信憑性があって、脚色かもしれないけど本当にフロストのことを敵として尊敬して、イタリア製のフェミニンな靴もありがたくもらったんじゃないかと思ってしまう。


『グッドナイト・グッドラック』のようなモノクロのアートがかった政治的で、社会的な難しい映画なのかなと心してみたら、わりとラクチンに楽しめました。



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モンゴル(2007)
Sat.27.12.2008 Posted in 伝記
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mongol
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原題:Mongol


あとで知ったのが、これはジンギスカンの遺伝三部作の第一弾ということらしい。

だからか、二時間ある割には進み方が遅くて疲れました。

妻との出会いとか、宿敵となるであろう少年との兄弟の契りとか、いくつか重きをおきたいエピソードがあって、それにじっくり時間をかけつつ、他は思い切りはしょって、いきなり10年たっていたりして戸惑いました。


Rotten Tomatoesでは88%となかなかよい評価。
東洋のミステリアスな要素と、戦闘シーンがよかったのかも。

戦闘シーンは馬を何千頭もつかって相当画期的らしいですが、特に興味ない私としてはブレイブハートと一緒じゃん、とおもってしまった。

主演の浅野忠信さんはうまかったけど、外見が他のモンゴル人と似てて分かりづらい。
みんな目が細くて口ひげで、長髪なのね。

アジア人の私でさえ分かりにくかったら、欧米人は区別がつくのかしら?

そんななか宿敵ジャムカ役の中国人俳優はモヒカン刈りで、ポーカーフェースの浅野氏にくらべ表情豊かで印象にのこりました。


ブレイブハートとか、ダンスウィズウルヴス系エピックが好きな人にお薦め。


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潜水服は蝶の夢を見る(2007)
Wed.15.10.2008 Posted in 伝記
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the diving bell and
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原題:Le scaphandre et le papillon, The Diving Bell and the Butterfly

脳溢血で全身麻痺状態になって、でも意識ははっきりとしてて、左目のまぶただけ動かせる状態を、主人公は潜水服のなかに閉じ込められている状態に例える。

いくら自分の内側から叫んでも、周りには聞こえないって、なんて恐ろしい状況だろう。

右目のまぶたは自分で閉じられないから、縫ってしまいましょう、とかいって、医者が勝手にひと針ずつ縫っていく様子なんて、とってもホラーです。

サッカーの試合をテレビで見てたのに、点滴を代えに来た男がスイッチを消してでていってしまって、「消すなー」といくら心の中で叫んでも伝わらないし。

そんな疑似体験たっぷりのカメラワークなんだけど、後半主人公が「自分を哀れむのをやめる」と、色使いも美しく、出てくる女性はみんな美女でブロンドで(これが誰が誰だかわかりにくい)、ワンピースが蝶のようにひらひらとしてて、海は美しくて、主人公の自由な心の遊び心も面白くて、素晴らしい映像です。

ちょっと趣味のいいミュージックビデオのような、シュールで爽快な感じになってくるんだけど、ああいうテイストはフランスならではっぽいですね。

彼がプレイボーイで、名編集長で、家族をないがしろにしていた頃のフラッシュバックがところどころで入り、脳溢血になるシーンが最後になるところも、なるほどな、うまいなーと思う。


私がもし左目だけ動かせる状態になったら、彼のように正気を保てないとおもうし、本なんて絶対書けないし、やっぱり死にたいとおもうかな。

40歳超えて、赤ちゃんのようにお風呂に入れてもらって、どう思うだろう。
それが回復の傾向はなくて一生続くなんて。

本にはもっと詳しい心の思いが描かれてるはずで、是非読んでみたい。
お見舞いに来てくれた友達への感謝。
まばたき言語を書き取ってくれた編集者の女性への感謝。
家族への感謝。
そしてお見舞いに来てくれなかった愛人への寂しい気持ち。


この映画をみた次の日に、私は点滴で軽い麻酔をするちょっとした手術を控えていて、なんだか思いきり感情的になってしまいました。

もし何かの間違いで二度と目が覚めなかったらどうしよう、とおもって、旦那に「何かあっても生命維持装置ははずさないでね。必ず戻ってくるから」といってしまい、旦那を心配させてしまった。


でも人生明日何があるか分からなくて、だから今を精一杯生きようと思えるんですね。


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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007)
Sat.19.07.2008 Posted in 伝記
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charlie wilsons war
原題: Charlie Wilson’s War

さいしょから、会話の内容が政治とか、CIAとか、戦争とか、中東とかとにかく難しくて、ひとつもわからなく、何が起きてるのかさっぱりで、つまんないのよ。

で、旦那に聞いたら、旦那も分からないといって、本を読み始めてしまった。

私はこのブログに感想を書く使命もあって、がんばって見続けましたよ。
そしたらあとからちょっとは展開がわかってきて、寝ずに済みました。

まあ前半は登場人物のキャラを描くために特に深い意味はない会話だったのかな。



なにはともあれですね。
トム・ハンクス演じるウィルソン下院議員は、政府もノーマークの小者議員だったんだけど、アフガニスタンがソ連を追っ払うための武器確保のために$5ミリオンの予算を政府に出させるんですよ。

そこから彼の予期せぬ手腕によって、政府の支出は$1ビリオン(1,000億円?)にまで上がっていき、ソ連の撃退作戦は大成功におわる。

たった一人の男の働きが世界を変えた!みたいな壮大なテーマがあるみたいで、なんか恩着せがましい気もした。

でも。ウィルソン議員は最後に重要なことを頼んだのでした。

学校を建てるための$1ミリオンが必要、ということ。
しかし政府がウンといわないの。
戦争にはお金は出せるけど、よその国の教育には一銭も出せません、というわけです。

要は、このとき学校を建てて、アフガニスタンの子どもたちの教育に投資していたら、タリバンやアルカイダに入る若者が減って、アメリカが与えた武器が、その後のアフガニスタンの悲劇に利用されることもなく、オサマ・ビン・ラディンも911を起こさず、平和であっただろうに、バカなアメリカ政府。

というメッセージが含まれてる?そんな感じで観たらいんでしょうか?
チャーリー・ウィルソンってすごいのね、という主旨なんでしょうか?


フィリップ・シーモア・ホフマン演じるCIAのおっちゃん、上司と怒鳴りあいのケンカするところが「池中玄太80キロの西田敏行」っぽかったな。


他に特筆すべき点なし。
ジュリア・ロバーツについても特筆なし。


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アイム・ノット・ゼア(2007)
Wed.07.05.2008 Posted in 伝記
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im not there
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原題: I’m Not There


クリスチャン・ベイル
ケイト・ブランシェット
マーカス・カール・フランクリン
リチャード・ギア
ヒース・レジャー
ベン・ウィショー
がみんなボブ・ディラン

といううたい文句。

ボブ・ディランの人生にヒントを得たストーリーを6人の俳優が演じてる、というよくわからないけど、そのままなのです。

DVDの「映画を見る前に」というフィーチャーに、それぞれの役者とどの時代のディランが反映されてるかが解説してあります。

映画を観たあとに読んでもいいかとおもう。
予備知識なしに観るのが一番だというのがポリシーの人はとくに。

私はボブ・ディランについての知識はわずかだけど、思い切って見てみた。

だから主人公が出会う女優とか、ミュージシャン、詩人、インタビュアーなどだれをモチーフにしてるとか、逃した箇所だらけだとおもう。

でも率直にいって、評判どおりケイト・ブランシェットが一番似ていた。
しぐさと、表情でもっていってますね。

私は宝塚系の男装がどうしても嘘に見えてしまってダメなんだけど、ブランシェットは変にマッチョじゃなくてさりげなくて素晴らしかった。

クリスチャン・ベイルは歌い方で勝負してる。
ハーモニカとギターを本当に弾いてそうです。
ゴスペル調になっていく頃のディラン、という感じ。

ヒース・レジャーはB・ディランではなく俳優だった。
今となっては貴重なヒースの映像とおもって、しっかりと見ました。

やっぱいい男だわ。と思いつつ、売れてしまったセレブの家庭崩壊劇は、ちょっと典型的。
ディランにも(ジェイコブ・ディランとか)子どもがいて、離婚して、たまにツアーから帰ってきて会ったりしてたんだな、という逸話でした。

シャーロット・ゲンズブールが妻役で、私彼女と同い年―、と思うと年をとっていく彼女を感慨深くみてしまった。


リチャード・ギアと黒人の男の子は、カントリーをルーツとしたボブ・ディランの老人と子どもバージョン。

老人のは時代がものすごくさかのぼって違和感だった。

黒人の男の子(マーカス・カール・フランクリン)がディラン、ってのも違和感っぽいけど、カントリーとかブルースを吟じながら放浪する少年の世界は心地よいです。

あんな話し方する子どもっているのかな。いたら可愛い。

ベン・ウィショーはイギリスの俳優で、声が似てるそうです。


今回、「天国の扉」がボブ・ディランの歌だったとわかってよかった。
オリジナルはボブ・マーリーだとおもってたから。

ディラン好きの人はこの映画をどう捕らえるのか、興味あるところです。


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ジェシー・ジェームズの暗殺(2007)
Wed.13.02.2008 Posted in 伝記
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jessee james
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原題:The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford


あー、またつまらなかったコメントしてしまうよ。
ごめんよ。


退屈で寝てしまって、肝心の暗殺シーンが終わって起きてしまいました。

でもそのあともなかなか終わらなくて、とにかく長かった。

どうしてでしょう?
ブラピなのに。
サム・シェパードなのに。
演技派若手俳優めじろおしなのに。

ブラピが列車強盗を襲うところ、シルエットで立ちはだかる姿はかっこいい。

そしてケーシー・アフレックは兄貴のベンよりも数段演技がうまいことが分かりました。
とても気味悪いかんじがよくでていました。二重丸。

でもやっぱ、心理劇はいいけど、展開が遅くて重たくて、私には噛み砕けませんでした。

この映画が面白い人は通なんだろうなあ。


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ミス・ポター(2006)
Sun.23.09.2007 Posted in 伝記
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miss potter

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原題:Miss Potter

旦那がレネ・ゼルウェガーとユアン・マグレガー出演の「児童文学作家のお話」で「面白そう」というので借りてみたら、あの「ピーター・ラビット」の作者のことだった。

しかも女性が描いていたなんて。

ベアトリックス・ポーターは30代半ばにして、未だ独身。
裕福な両親と住んでいる。

画用紙に水彩画で青いジャケットを着たウサギや、ボンネットをかぶったアヒルを描き、お話を作るのが彼女の日課だ。

ここで本当にピーター・ラビットがスケッチブックの中でアニメとなって動き出すところ、粋な計らいだった。
思わず童心に帰ってワクワクしたもの。

子供向けの伝記のように始まるストーリーは、後半切ない大人のドラマが待っていて、私は期せずして泣いてしまった。
号泣にちかいかも。

なぜならユアン・マグレガーがよかったからに他なりません。
昔のお固い言葉遣いと、口ひげのとぼけた顔。
真面目で不器用な編集者のキャラ。
主人公と一緒になって惚れてしまいました。

当時のイギリスの上流階級の様子も興味深いけど、それこそ30代で結婚していない女性の辛さも身にしみて伝わってきた。

適当な金持ちと結婚してセトルダウンせずに、自分のやりたいことをやり、絵本を出版したなんて、当時の状況を考えてもかなり凄いよ。凄すぎます。


ベアトリックスの友人でマグレガーの姉役エミリー・ワトソンもうまかった。
威勢のいい独身のお姉さん役。

まあ、主人公がなんでレネ・ゼルウェガーになったのかは疑問点が大いに残るところ。

彼女は19世紀っぽくないし、顔に力が入ってて気になるし、イギリス人の女優でもっとぴったりな人がいたろうに。
彼女とマグレガーの『恋は邪魔者』がよっぽどよかったのか?
見てないから分かりません。今度見てみます。


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奇蹟の手/ボルチモアの友情 (2004)
Fri.07.09.2007 Posted in 伝記
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something the lord made
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原題:Something the Lord Made

ケーブルテレビのHBO製作のテレビ映画。
なので、日本でDVDが手に入るかわかりません。(Wowwowでやったらしい。)

題名は「神の創造物」という意味だとおもう。

1945年に世界初の心臓外科手術を成功させた白人外科医と黒人助手の物語。
舞台はボルチモアのジョンズ・ホプキンス大学。


1930年代、若き外科医アフルレッド・ブレイロックは、助手を探していた。

清掃員として入ってきた元大工のヴィヴィエン・トーマス(男です。名前は女だけど。)は医学書に興味を持って影で読んでいるようだ。

試験管を扱わせたり、器具の名前を教えるとトーマスはたちまち覚えてしまう。
外科医はトーマスを助手にした。


そして十数年後。
肺臓への血液の循環を増大させることに成功した「青色児手術」の大部分は、実はトーマスが犬の心臓で編み出したものだった。

人種差別の強かった時代だっただけに、影の裏方としてのみ貢献した助手。

黒人というだけで正面玄関も通れずに研究室にかよう日々。

彼から外科手術の技を学ぶ医師たちからは尊敬を受けるが、ドクターと呼ばれることはないのだ。


あー、単純な感動の類ですが、はまりました。

会社の仕事もなんかたるくなってきた今日この頃だけど、初心に戻ってがんばろう!と思わせてくれた。

「神の創造物」とはトーマスが犬に施した心臓バイパス手術の後をみて、傷も縫い目もみえないところから、ブレイロックが発したコメントでした。

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ラスト・キング・オブ・スコットランド(2006)
Fri.29.06.2007 Posted in 伝記
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the last king of scotland

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原題:The Last King of Scotland

ウガンダで70年代に恐怖政治を行ったイディ・アミン、といわれてもあまりピンとこない。

ウガンダといえば、日本のコメディアンでそういう人いたね。
ひょうきんベストテンでスリラーのパロディを踊ってた。
カレーを食べて豹変する、マイケルという役柄だったけど、踊りもうまかった。

その程度のくらだないことを念頭においてみたから、アミン(歌手の二人組みじゃないよ、古いけど。)はすごく怖かった。

第一、フォレスト・ウィテカーが演じるアミン大統領はウガンダ(コメディアン)に全然似てない。
どちらかというと笑福亭鶴瓶に似てる。

そして、最初は鶴瓶のように無理やりなジョークでおどけている。
その時点で、あ、これは怖いのがくるぞ、って予測させるのですね。

スコットランドからやってきた医師ニコラス・ギャリガンは、若くて、怖いもの知らずで、精力も盛んなお年頃だ。

冒険心と本能の赴くまま、現地診療所ドクターの妻を色仕掛けで落とそうとしたり。

その後大統領に気に入られ、お抱え医者になって、素敵な家に住んで、ベンツをもらって。
回りの人々は貧しいというのに省みずの生活。

しまいには大統領の第三夫人と寝てしまったり。

すべては善意でやってることなんだけど、ことの深刻性はみえないフリ。
っていうか、ずいぶんあとになって見えはじめてきた。

なので「おいおい。そのうちしっぺ返しがくるぞ」とニコラスの身を案じながら観る、そういう映画の趣旨に見事はまりました。

そしてアミンの極めつけの言葉が痛かった。

「いままでお前のやったことで善い行いなんてあったか?ニコラス?お前は白人を演じるためにアフリカにやってきた。だが俺たちはゲームじゃないんだ。俺たちは現実なんだ。この部屋が現実なんだ。自分の身に起こることの中で、お前の死が一番現実的なことになるだろう。」

結局、ニコラスがアフリカにやってきた目的は、高慢な善意だったのだ。

神が手をさしのべるかのごとく、アフリカを助けようとしても、白人には貧困も民族闘争も理解できないのだ。

あぁ、アフリカに対して何ができるんだろう!

と、ひとり考えてしまいます。


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ワールズ・ファステスト・インディアン(原題) (2005) 
Tue.29.08.2006 Posted in 伝記
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world’s fastest indian
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原題:The World’s Fastest Indian

アンソニー・ホプキンズ主演。
シンプルなストーリーに「ジン」とくるような感動が束ねてある、お薦め映画だが、日本未公開で、allcinemaにも載っていないのが残念。

1967年、ユタ州のボネヴィル・ソルト・フラットにて陸上世界最速を記録したオートバイを製作したニュージーランド人、バート・ムンローの伝記であります。


68歳にして、陸上世界最速を記録したスピード狂、バート・ムンローに扮するアンソニー・ホプキンズが、一にも二にも魅力的な作品でした。

ホプキンズ本人も一番気に入った役だったようで、「サイコパスの役(ハニバル・レクター博士のこと)はもう飽きた。明るくて幸せな性格の男をやりたいよ。この役は自分に近くて、やってて楽しい」だそうです。


シネマガールがいつもかかる病気ですが、こういういい演技をみるとその役者のほかの作品がもっと観たくなって、とりつかれたようにリサーチしてしまう。
早速『アトランティスのこころ』をキューに入れた。(笑)


さて、ニュージーランドの田舎からなけなしの財産はたいて、ユタ州ボネヴィルの大会に出るためにやってくる老人。

60年代のアメリカは、そんな老人を暖かく迎えるわけではなかった。
夢を持ってやってきたムンロー(ホプキンス)が苦難にあうたびに、心が痛む。

だいじょうぶかなー、このおじいちゃん。
誰か助けてあげてー!と心から応援してしまう。


すると、ムンローのスピードに懸ける純粋なスピリットに、次第に男も女も共感していって、行く先々の人々が手を貸さずにはいられなくなる。

そんなエピソードで綴る、素朴で、すがすがしくて、心温まるロードムービー&スポーツもの。

68歳になっても夢と情熱をもちつづけることが私達にできるでしょうか?

凄いことに、ムンローの記録は未だに破られていないそうです。


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フリーダ(2002)
Tue.04.04.2006 Posted in 伝記
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frida
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47歳で生涯を閉じたメキシコ女流画家、フリーダ・カーロを、麗しのラテン女優、サルマ・ハエックが演じた伝記もの。

これは面白かったです!
「強く生きる女性」ってのはもともとシネマガールの好きなテーマですが、この画家のアートな世界をモチーフに、とってもビジュアルで、ラテンの情熱あふれる音楽と織り交ぜ、カラフルに仕立てられた作品であります。

彼女の作品と人生を同時に鑑賞できるようになっていて、画家フリーダのこと殆ど知らなかったけれど、色彩豊かで、一見おどろおどろしくも、心に訴えるような作品に、魅せられてしまいました。

フリーダ独特といわれたスペイン系の衣装/髪型もサルマ・ハエックに似合ってて、綺麗だった!

最初にびっこを引きながらも元気に走り回る女子高生(セーラー服姿!)のフリーダが登場するが、小児麻痺で片足が不自由だったそう。

メキシコの比較的裕福な家庭で、両親の愛情をいっぱいに受けて育った彼女は、利発で、行動的なお転婆さんという感じ。

その後バスでの交通事故による重症となる。
体中を石膏ギブスで覆われた姿を見て、「トイレはどうしたんだろう」と思ってしまうほど。

怪我は骨盤、子宮までにも至り、お見舞いに来たボーイフレンドに、痛みに耐えながら「ドクターに(バスの)手すりに処女を奪われました、といったわ」と笑うところが印象的です。

彼女のそんなシニカルでユーモアに富んだコメントが、終始この映画の魅力であり、原動力。

お話は、二度と歩けないかもと言われつつ、奇跡的な回復をとげ、女流画家となり、有名な壁画画家のディエゴ・リベラと恋に落ちて結婚するが、さらに波乱万丈な人生が待ち受けていた...と続きます。

今から100年前にメキシコで生まれた女性が、こんなにも強く生きられるもんなんだ!と驚くばかり。

サルマ・ハエックは、実物よりも美人でナイス・ボディ(!)だけど、雰囲気はそう変わらずに(つながった眉毛とか)、後遺症による体中の痛みと、夫の浮気、流産による苦悩と戦う芸術家を熱演。

バイセクシャルでもあったフリーダの妖しい魅力も余すところなく表現してて、オスカーにノミネートは納得です。
特に彼女の腰のくびれは、芸術作品そのものでしたね。


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アシュレイ・ジャッドとサルマ・ハエック



この美女二人のタンゴはとっても妖艶。
アントニオ・バンデラスもちらっと出てきて、友情出演と思われる。

フリーダは亡くなる前に書いた日記に

"I hope the leaving is joyful; and I hope never to return."

「旅立ちは楽しいものであって欲しい、そして二度と戻ってきませんように」

と書いていることから、自殺したのではないかと言われています。

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フリーダ・カーロ

フリーダのお気に入りだった姪から「伯母を一番よく表現してくれた」とお墨付きをもらった、とハエックが嬉しそうにインタビューで語っていた。

フリーダの世界、体験してみてください!

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アメリカン・スプレンダー(2003)
Tue.03.01.2006 Posted in 伝記
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American Splender
原題:American Splendor
新年明けましておめでとうございます。みなさんよい年を迎えられましたか?私は31日、1日と2日続けて動物園にいくというアホなことをしました。その件については後で書くとして、ブログは3日あけるとなんだか書くスピードが遅くなってます。ランクも転落しまくってるようで、今日は挽回、頑張るぞ。

今日は当たり(!)映画。「サイドウェイ」のポール・ジアマッティが実在のアメリカのコミック作家、ハーヴィー・ピーカーの半生を演じる伝記&コメディー。インディペンデント系で、「サイドウェイ」、「ナポレオン・ダイナマイト」、「40-Year-Old-Virgin」にも共通する、冴えない男のラブストーリーでもある。

初めから終わりまで変わった構造の映画。主人公がコミック中の世界を歩き回っていたり、BGMのジャズがうるさかったり。だから退屈したのか一緒に観ていた友人の一人は寝てしまった。自分も導入の部分はあまり注意しないで観てしまった。

途中でシワガレ声のオッさんがいきなりしゃべりだすインタビューが頻繁に入って、またまた混乱する。が、このオッさんこそ、実際のハーヴィー・ピーカー(コミック作家)本人なのです。そしてこのジャズBGM、コミックの世界、オッさんのインタビューが自然とジアマッティの演じる本編に馴染んで、面白くなってくる、という不思議な構造。

オハイオ州クリーヴランドに住むピーカーは病院のカルテ整理係。(これって、いい年した男にとってはものすごくイケてない仕事)クリーヴランドというのは寂れた感じの労働者階級の町で、全米でも有数の「滅入る(Depressed)雰囲気」の都市なのだそう。(クリーヴランド在住の方御免。)そんな町での自らの滅入る生活をマンガにしたのが「アメリカン・スプレンダー」。
Hervey
ハーヴィ・ピーカー本人

もちろんピーカーは漫画なんて描けないので(そんなところもルーザーっぽくてナイス)、棒人間のようなスケッチを元に友人コミック作家に絵を描いてもらい、出版することとなる。それが全米で当たり、ピーカーはコミック作家の仲間入り。なのだが、相変わらず病院でカルテ整理をする生活は変わらず。寂しい独身生活も変わらず。

そんな時、読者の一人である漫画オタクの女性がピーカーに手紙を書き、交流が始まり、結婚に至るところからこの物語は面白くなる。(寝ていた友人も、この頃から目が覚めてゲラゲラ笑い始めていた。)ピーカーのキレイ事を一掃する毒舌、シニシズムが炸裂し、コミック本だけではなく、テレビ番組出演での本人の人気も上昇。それとともにドラマティックな人生の展開もある。

彼のコミックは1987年のアメリカン・ブック・アワードの自叙伝部門を受賞している。日本でこそサラリーマンや主婦向けの漫画は当たり前だが、スーパーヒーロー中心のアメコミ界では異質な存在だそうです。

さて主演のポール・ジアマティ。お父さんはイェール大学学長で、大リーグのコミッショナー就任直後5ヶ月で亡くなった、バートレット・ジアマッティ。ポール自身もイェール大学大学院演劇科卒業のインテリ俳優。しかし本人はいたってロー・キィで、「サイドウェイ」以降の人気にも関心がなく、落ち着いているところがまた素敵。これからも注目の俳優さんです。

去年11月にはじめたブログですが、みなさんのお陰で新年を迎えることができました!【もしよろしければ、ここを一日ワンクリックお願いします! 】 banner_02.gif
ウォーク・ザ・ライン/君に続く道(2005)
Tue.06.12.2005 Posted in 伝記
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Walk the Line
原題: Walk the Line

先週ハリポタ4に次いで2位を走っていた、「ウォーク・ザ・ライン/君に続く道」を見に行ってきました。今週はAEON FLUXに抜かされて、3位。でも映画界不振のなか、マニアックな伝記としては健闘してる方でしょう。

東海岸も小雪がちらつく寒さになってきて、自転車乗りも、ゴルフもできない、ということで、前回紹介した「ザ・スクイッド・アンド・・・」とハシゴしました。(Yay!)でもちゃんと二回分チケット払いましたよ。あれって、払わないで何本も見られた方おられますか?できるのかなぁ?

ジョニー・キャッシュは、カントリー、ブルース音楽の伝説、といわれるミュージシャンで、2003年に亡くなった。この映画は彼の伝記と、ステージ・パートナーで後妻となったジューン・カーターとの愛の物語、という仕上がりになっている。だもんで、ジョニー・キャッシュの音楽もなんにも知らない自分には「猫に小判」の映画だったかもしれない。ホアキン・フィニックス(「ヴィレッジ」)がどれくらいキャッシュ本人に迫る演技をしてるかとか、カーター役のリース・ウィザースプーン(「キューティー・ブロンド」)はどうなのか、知るよしもないわけですが、知識ゼロなりに、楽しんできましたよー。

フィニックスとウィザースプーンはキャッシュ、カーター本人の生前の指名だったそう。二人ともボイストレーニングに6ヶ月(2学期分ですよ!半年!)を費やし、歌は吹き替えなし。楽器の演奏も初心者から習ったそうで、役者達の力の入れ方がハンパではないというところが見どころ。フィニックスのギター弾く姿、熱いです。ウィザースプーンのこぶしの効いたカントリーソング、ドリー・パートンみたい。(って唯一知ってるカントリー歌手としか比較できない。トホホ。)オスカーのノミネートはいくんじゃないかな。サントラ盤も役者本人達の声ということで、一緒に見に行った友人はさっそく家でダ○ンロードしていた。(Hush!)

吹き替えなし、というところは、丁度ジェイミー・フォックスの「Ray/レイ」と重なる感じがする。(フォックスは大学時代ピアノ専攻で、全部自分で弾いた。)さらに、ストーリーも似ている。南部の貧しい農村出身で、音楽が小さい頃から好きで、ミュージシャンを志す。そして成功と共に「セックス・ドラッグ・アンド・ロックンロール」の世界に入っていく、ミュージシャンの王道を行く物語。典型的といえば、典型的。

特にキャッシュが処方せん薬剤の中毒になる様子は、みてるこちらが気持ち悪くなるくらいの効果的な描写で、ホント、「Ray/レイ」と同一線上。「リターン・トゥ・パラダイス」以来、久々にホアキンのイッちゃってる演技を見られたかも。病的なパフォーマンスがうまいのは本人も経験があるから(?)でしょうか?たしか少し前にセレブ専門の療養所にいましたね。

全編通して、映画の1/3以上がステージ上のパフォーマンスのような気がした。当時の音楽界、そしてキャッシュの歌の数々を知る人には懐メロオンパレードのたまらない映画なんだろう。同時期に人気をはくしたスターも登場。覚えてるのはジェリー・リー・ルイス、バディー・ホリー、そしてキング、ことエルビス。この人たちもちゃんとしたシンガーを使っていて、本人たちにクリソツなんだろうけど、自分はさっぱり分からなくって、ここでも悔しい思い。クライマックスの有名な「刑務所ライブ」までブルース&カントリーがこれでもか、という感じです。(笑)

そして映画が終わってクレジットでは再びキャッシュ本人の歌が流れる。何曲も何曲も。観客の皆さん立たずにずーっと聴き入っていらっしゃる。やっぱりコアなファンの方々だったわけです。この映画は自分には「宝の持ち腐れ(?)」だったかも。伝記だからストーリーはともかく、演技は主役、脇役みんなハイレベルでしたよ。

最後に、キャッシュのお父さん役のロバート・パトリック(「ターミネーター2」)の役どころが印象的。キャッシュが小さい頃から恐れていて、認めてもらいたい父親と、最後にわだかまりも解け仲直りとなるのが、ホットする場面だった。
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カポーティ(原題)(2005)
Sun.20.11.2005 Posted in 伝記
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すごい映画を見てきた、という感じがした、Capote。先日紹介した、『グッド・ナイト・アンド・グッド・ラック』と似たような時代(1950年代、60年代)のクラッシカルな雰囲気が漂う映画。

作家トルーマン・カポーティについては日本でも『ティファニーで朝食を』でよく知られていると思う。 この映画ではまず彼がゲイだったとわかります。「ゲイ」というより、あからさまな「オカマ」さんで、エルトン・ジョンとか、おすぎとピーコみたい。

カポーティを演じる俳優(フィリップ・シーモア・ホフマン)はユーモアがあって、エキセントリックで、エゴイスティックで、それでいて繊細な「オカマ作家」を見事に演じている。この俳優は独特の存在感があって、とっても気になっていたのです。これまで脇役でいろんな映画にでているが、毎回雰囲気が違うのに、「あっ、コイツまた出てる」と分かってしまう存在感。最近の映画の傾向かもしれないけど、全編通して主人公のアップが多いので、この人の顔が生理的に受け付けない人にはツライ映画です。(笑) ネットで調べたら、カポーティ本人よりも役者の方が外見はいいと思ったけどね。

作家カポーティが『ティファニー-』の次に取り組んだ作品は、ノンフィクション小説『冷血』(In Cold Blood)。映画のストーリー自体は、『冷血』1966年に書き上げるまでの7年間、テーマに選んだ殺人事件とその犯人への取材の様子を描いていく。作品への野望、執着が凄まじい一方、犯人への同情、愛情なども芽生えてしまって、葛藤したり、落込んだり、軽い二重人格っぽい感じもする。
カポーティはこの作品で絶賛を浴びた後、二度と作品を新しい作品を書き上げることはなかった、という後書きがでてくるのが印象的な作品。

この映画をみて、当時文学を変えたとまで言われたベストセラー『冷血』を読んでみたくなった。読書家ではないので、文学作品に挑めるか自信ないけど。その他の発見としては、『アラバマ物語』(To Kill a Mocking Bird) でピューリッツアー賞を受賞した女流作家、ネル・ハーパー・リーがカポーティの取材に同行する親友として、登場する。実際にアラバマでの子供時代お隣さん同士で幼なじみ。彼女のピューリッツアー賞を子供のように羨ましがって、やっかんでしまうところも人間描写としてはリアルだなと思う。 ミステリー、伝記、犯罪ものの要素が程よく調和してる、かなりの力作。


余談
全体的に暗い映画ですが、ひょっとしたらアカデミー賞取るんじゃないか、と思いながら見てました。カポーティの話し方にクセがあって、英語が最初さっぱり分からず、ジョークとかも笑えなかったので、DVDを買ってキャプション(聴覚障害者のための英語字幕。便利ですよ。)付きで、是非もう一度みたい。最初の辺は流して観ても、映画の内容はついていけるので大丈夫です。「クラシカル」な映画って、英語難しくてつい逃げ腰になるのが映画ファンとしては自己課題です。

Wikipedia(英語版)で調べたら、友人のハーパー・リーはリー将軍(Robert E.Lee)の親戚だそう。『アラバマ物語』は映画化されて、主演グレゴリー・ペック(「ローマの休日」)がアカデミー賞を受賞している。『冷血』もこれまた1960年代に映画化で高い評価を得ている。古い映画ながら、両方とも見てみたい作品。

脇役もレベルの高い演技のオンパレード。『アダプテーション』のオスカー俳優クリス・クーパー(『アメリカン・ビューティ』では実はゲイだった、お隣のお父さん。)もよかった。
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