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ラスト・キング・オブ・スコットランド(2006)
Fri.29.06.2007 Posted in 伝記
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the last king of scotland

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原題:The Last King of Scotland

ウガンダで70年代に恐怖政治を行ったイディ・アミン、といわれてもあまりピンとこない。

ウガンダといえば、日本のコメディアンでそういう人いたね。
ひょうきんベストテンでスリラーのパロディを踊ってた。
カレーを食べて豹変する、マイケルという役柄だったけど、踊りもうまかった。

その程度のくらだないことを念頭においてみたから、アミン(歌手の二人組みじゃないよ、古いけど。)はすごく怖かった。

第一、フォレスト・ウィテカーが演じるアミン大統領はウガンダ(コメディアン)に全然似てない。
どちらかというと笑福亭鶴瓶に似てる。

そして、最初は鶴瓶のように無理やりなジョークでおどけている。
その時点で、あ、これは怖いのがくるぞ、って予測させるのですね。

スコットランドからやってきた医師ニコラス・ギャリガンは、若くて、怖いもの知らずで、精力も盛んなお年頃だ。

冒険心と本能の赴くまま、現地診療所ドクターの妻を色仕掛けで落とそうとしたり。

その後大統領に気に入られ、お抱え医者になって、素敵な家に住んで、ベンツをもらって。
回りの人々は貧しいというのに省みずの生活。

しまいには大統領の第三夫人と寝てしまったり。

すべては善意でやってることなんだけど、ことの深刻性はみえないフリ。
っていうか、ずいぶんあとになって見えはじめてきた。

なので「おいおい。そのうちしっぺ返しがくるぞ」とニコラスの身を案じながら観る、そういう映画の趣旨に見事はまりました。

そしてアミンの極めつけの言葉が痛かった。

「いままでお前のやったことで善い行いなんてあったか?ニコラス?お前は白人を演じるためにアフリカにやってきた。だが俺たちはゲームじゃないんだ。俺たちは現実なんだ。この部屋が現実なんだ。自分の身に起こることの中で、お前の死が一番現実的なことになるだろう。」

結局、ニコラスがアフリカにやってきた目的は、高慢な善意だったのだ。

神が手をさしのべるかのごとく、アフリカを助けようとしても、白人には貧困も民族闘争も理解できないのだ。

あぁ、アフリカに対して何ができるんだろう!

と、ひとり考えてしまいます。


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主人公は僕だった(2006)
Tue.26.06.2007 Posted in 人間ドラマ
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stranger than fiction

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原題:Stranger than Fiction

この映画、最高だった。
ストーリーの奇抜性といい、キャスト(脇役にE・トンプソンとD・ホフマン!Q・ラティーファも。)といい、雰囲気、脚本、ユーモア、ぜんぶ気に入った。

即、DVD買い決定。

(ってもうちょっと考えてから買おうかな...)

実はわたしは会計事務所で働いてる身なのです。
だもんで、「このあいだウィル・フェレルが国税局の会計士やってる映画をみたわ」って誰かに聞いて、もう絶対みたかった。

そしてマギー・ギレンホールがでてる、ときたらなおさらみたい。

でも話の内容を話してくれる友人は
「ウィル・フェレルは実は小説の主人公で、その中で国税局で働いてて、マギー・ギレンホールはお店をもってて、ぜったい税金を払わないわっていいはるのよ」

なんだかわけが分かりません。

実際見てみると、イギリス女性のアクセントのナレーションではじまる独身男のストーリー。

舞台は現代のアメリカ、それもシカゴのようだ。

主人公は、規則正しく数学的、幾何学的に計算されたかのような毎日を送る、国税局の監査員ハロルド・クリック(フェレル)、なのだが。

ある日、この知的で文学的なナレーションがハロルドにも聞こえてくる。

もうここで意味不明ですね。(笑)


ナレーションの意味を探ろうと訪ねまわってたどり着いたのが、文学教授のダスティン・ホフマン。

彼は悪のりが上手いのか、まじめなのか、「君の人生は文学でいうと喜劇か悲劇かを確かめたまえ。」とか課題をだすの。大学教授だから。

ハロルドは真面目に喜劇と悲劇の要素を真剣に(会計士らしく)カウントしてるし。

そんななかでのギレンホールとのやりとりが、とってもスイートで、機知にとんでて、可愛らしくて惚れたわ。

モノトーンなハロルドの世界に、暖かいパン屋のほんわか感、手作りクッキーの甘さを与えるアナ・パスカル(ギレンホール)。

パスカル、もそうだけど登場人物の苗字はみんな科学者からとったそう。

そのせいか、作品全体にヨーロッパ風インテリな雰囲気が流れている。(監督がスイス人だからか。)

ノーメークで出演のエマ・トンプソンは、ケイ=アイフェルで、エッフェル塔の設計者と同じ苗字。

彼女も知性あふれてて、カッコいい。
ショートヘアで、チェーンスモーカーで、ちょっと鬱気味な、スランプ中の大作家ははまり役。

クイーン・ラティファと凸凹コンビ、病院のシーンが見ものです。


コメディ、ロマンス、ミステリー、SF、いろんなカテゴリに入りそうだけど、ストーリーはむしろ真っ直ぐで、ひたむきなところも痛く惚れたところ。

邦題は失敗かも(もろネタバレじゃんよー。いかんねー。)だけど、ちょい試してみて。


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ウェイトレス(原題)(2007)
Mon.25.06.2007 Posted in 恋愛・青春もの
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Waitress

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原題:Waitress

今週末、ジョン・キューザックの怖そうな新作(1408)とどっちか迷って、こっちをとった。

いま一歩ホラーをみる勇気がでないの。


主演、「フェリシティーの青春」(テレビドラマで人気だったらしい)のケリー・ラッセル。

南部の田舎のダイナーのウェイトレス、ジェナは得意なパイ作りで、周囲の人々を魅了しながら、暴力的な夫の束縛にも負けず、強く生きていく。

ロマンスあり、友情あり、人生の教訓ありの心温まる、チックフリック。

なぜか、ナタリー・ポートマンがやった、ウォールマートで赤ちゃんを産む、っていうお話を思い出した。
南部、貧乏、若い娘、出産-つながり、という感じです。

アメリカの低所得層で、夫からの虐待をうけるとか、シングルマザーになるとかってキャラは、若い女優さんだったら一度は通る道なのかな。

コメディーのセンスはなかなかいいです。

夫とのセックスのあと、「凄いよかったわー」と毎度のごとく棒読み調でいうところ、観客の女性陣(たぶん50~60代であろう)みんなで笑ってたわ。


主人公は、ポスターにもあるように、日記を書くようなノリで、どんどんとパイを焼く。

自分の心境にあわせて「悪い赤ちゃんパイ」、とかって自由に焼いてダイナーで出してみたり。

その他、「私は不倫してるわパイ」、「夫が大嫌いパイ」なんてのも。

ブリーチーズ入りのキッシュは美味しそうだったけど、たいていすっごい甘そうなチョコとかチェリーの砂糖漬けとか、カロリーもメチャありそうで、強烈です。

日本人にはこってり過ぎる。(笑)

衝撃だったのが、あとで知った事実。
監督エイドリアン・シェリーは去年11月にニューヨークのアパートで殺人事件に巻き込まれ亡くなったという。

彼女の遺作となったこの映画の最後に監督自身のまだ小さい娘が最後のシーンに登場しています。

可愛らしくも、鋭い視点の『ウェイトレス』を遺して40歳の若さで逝った監督を惜しみつつ。

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団塊ボーイズ (2006)
Sun.24.06.2007 Posted in コメディー
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wild hogs

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原題:Wild Hogs


これも飛行機で上映してたけど、つまんなかったです。
製作がディズニー(大人向けブランド、タッチストーン社)だから、しょうがないといえば、しょうがないかも。

ジョン・トラボルタが他の中年スターと一緒に、イージー・ライダーのようなチームを作って、旅に出て、七人の侍みたいなことになって、最後はめでたし、めでたし。

イージー・ライダーといっても、みんな郊外に住んできちんとした職もある社会人。

だから、旅の途中、本物のバイカー(ハーレー・ダビッドソンとか乗って、レザーをお召しになってる方々)にいちゃもんつけられて、一騒動あって、レイ・リオッタとかマリサ・トメイもでてきて、盛りだくさんなのに、くだらないんだなー。

わたし、バイカーのこととかよく知らないので、面白い箇所を見逃したのかな?

唯一笑った箇所はゲイ/ホモの白バイ警官に追いかけられるところだった、ってのがね。
ヤバイよね。

そう、大分前、W・スナイプスとP・スウェイジがドラッグ・クイーンをやった『3人のエンジェル』をもっとつまんなくした感じです。


多分、日本公開はないとおもいますので、ご安心を。


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アメリカを売った男 (2007)
Fri.22.06.2007 Posted in 犯罪・ミステリー
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breach

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原題:Breach


ヴァージニアに戻ってきました。

この作品は帰りの飛行機でやっていて、思わぬヒット。

アメリカでも有名な(らしい)2001年のスパイ事件を基にした、サスペンス。

ストーリー的にはアル・パチーノとコリン・ファレルの「リクルート」と似てるかな。(あっ、ネタバレ。)

でも、役者はこっちの方が一枚も二枚もうわて。
だってクリス・クーパー(『アメリカン・ビューティー』とか『アダプテーション』とかいろいろ)だもの。
パチーノの怒鳴りっぱなし演技とは比べ物にならない。


しかしFBIの捜査官(エージェント)になるって、大変なことらしい。

最近、渋い作品によく出るライアン・フィリップ演ずるエリック・オニール(ライアン・フィリップ)は犯罪組織の張り込みなどの下積み中の若手捜査員。

そんなオニールに思わぬ昇進の辞令がくる。
これが上手くいけば捜査官になれる、と。


勤続25年の、ベテラン特別捜査官ロバート・ハンセン(クーパー)のアシスタントとなるのが任務だが、実際はハンセンの行動を逐一上層部に報告するための配置だった...


今回のクーパーの役どころがまた複雑で、クリーピーです。

人を分析する力はFBIでも群を抜くベテラン捜査官だが、裏ではネットでポルノサイトを運営している。

奥さんとのベッドシーンを盗み撮りして流したりして。

また昼間は教会に毎日行くほどの敬虔なカトリック信者、という一面もある。

もうクーパーにぴったり。


そして本当の容疑はロシアへの機密情報譲渡。

実物のハンセンの顔をウィキペディアでみたけど、クーパーの方がもっと怖くて信憑性ある。


ハンセンと渡り合うライアン・フィリップの得意技は「逆ギレ」です。

ちょっと疑われそうになると、切れてみるのが一番なのだ。
なんかそこまで怒るのもワザとらしいともおもったんだけど。


脇役のローラ・リニーとゲーリー・コールも落ち着いててマル、なのが嬉しい。

情報のドロップ場所として出てきた公園は、うちから近いらしいので、
こんど探しにいってきます。


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ラブソングができるまで(2007)
Wed.13.06.2007 Posted in 恋愛・青春もの
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music and lyrics

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原題:Music and Lyrics

いま実は日本に里帰りできています。
飛行機のなかでやっていたのが、これ。
いいよね、80年代。

冒頭のワム!もどきビデオで胸躍りました。
ああいうのが、時代の最先端だったんだね。
わたしもジャケットの袖をめくり上げてたなー。

ヒュー・グラントを過去の栄光から抜け出せない元ポップスターにするというアイディアはどこから来たのかな。

傑作だとおもう。
このひとの軽さがあの時代にぴったりだよ。
ミュージック・ビデオも、ヒットナンバーも上手く作ってあって、文句なし。

架空のグループ「PoP!」はトンプソンツインズとかワム!あたりのコピー。
そしていまをときめく若者のカリスマアイドル(コーラ)はシャキーラもどき。

こういうおふざけな設定の一つ一つ、芸が細かい。
80年代のパロディーだと、「ウェディング・シンガー」並みにウケました。

そしてドリュー・バリモア。
彼女はETからだから芸暦が長くて、こなれた演技が安定している。
ヒュー・グラントとは10歳くらい離れてるけど、負けてない。
あんまりお似合いのコンビじゃないけど、コメディーの重鎮同士の演技合戦でクオリティが高まったような。

コメディーといえば、「サード・ロック・フロム・ザ・サン」のクリステン・ジョンソンも持ち味でてましたね。
ドリュー・バリモアの大げさなところをさらにパワーアップさせた感じが、姉妹っぽくて笑えました。



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無ケーカクの命中男/ノックトアップ(2007)
Mon.11.06.2007 Posted in コメディー
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knocked up

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原題:Knocked Up

“ノック・アップ”は「孕(はら)ます」という意味の俗語なので、”ノックド・アップ”の受身形で「孕まされた」ですね。

『40歳の童貞男』の監督ジャド・アバトーが同じようなキャスト・メンバーで撮った力作。

予告編をみたときはストーリーラインもすぐにバレバレの、くだらな系ロマンティック・コメディに見えましたよ。

で、実際には。
なんか笑いっぱなしで、最後まで引き込まれた。

そんでもって6月1日からアメリカ公開でパイレーツ・オブ・カリビアン3に次いでの堂々2位を記録したそうで。


テレビ局でバリバリ働くアリソンと、職なしルーザー男のベン。
ふたりがバーでであって、意気投合して、酔っ払って、セックスして、翌朝別れて、8週間後に、ジャジャジャン。妊娠してました。とまぁ、こんな具合ではじまる。

はっきりいって、二人のロマンスのゆくえとか、なんか無理やり。
金髪で美人で、キャリアウーマンなアリソンは性格もめちゃめちゃよくて、それはそれで信じてもいいけど、出世街道まっしぐらなときに見ず知らずの男の子供を産みたいと思うところは、ちょっとメインストリームからはなれている。


ベンは職なしだが、それを恥じてる様子もなく、毎日マリファナ吸って、ルーザー仲間のリーダー格としてルームメート達とアホな賭けをして遊んでるのが幸せな、20代。

こいつはアメリカ中の男どものヒーローなのだね。
カリスマなルーザー、とでも呼びましょうか。
顔だって愛嬌あるし、ちょっと痩せたらいい男だよ。

そういう二人のケミストリー、ロマンスのゆくえなんかはあくまでも伏線といってもいいくらい、娯楽のメインは、ルーザー仲間達と、アリソンの姉夫婦が織り成すフリーキーなやりとり。

映画館のお客さんたちが笑うから聞こえなくて、置いてきぼりを食ったシーンも多々。
キャプションつけて欲しかったー。

そしてみなさんサイコロ投げのダンスってご存知ですか?
それが脳裏から離れません。

終盤にありがちな感動の出産シーンも従来のそれを超えている。
ちょっと度肝をぬかれます。

日本で公開を祈っています。


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プラダを着た悪魔(2006)
Tue.05.06.2007 Posted in 恋愛・青春もの
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the devil wears prada

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原題:The Devil Wears Prada



不思議なことがありました。
この映画、ネットフリックス(郵送のレンタルDVD)で、頼んでないのに送られてきたのです。

もしかして、タダ借り?
普段の行いがいいから?
やったー、ってなもんで、喜んで見ましたよー。


主演のアン・アサウェイ扮するはオハイオからニューヨークに出てきた垢抜けいないけど聡明なアンドレア。

やっぱ女優だから、どちらかというと美人でスタイルいいのに。
「垢抜けない田舎の芋娘」って設定はもちろんアリなのか。


芋娘が、ニューヨークのオシャレでキレイな女子どもを蹴倒して、有名ファッション雑誌編集長のアシスタントに決まる、っていうオープニングで、観客は彼女を応援したくなるわけか。


でもそこで待っていたのは、先輩アシスタント、エミリー。

このイングリッシュ・アクセントのお姉ちゃんに目がいってしまう。

もとは「後輩」または「二番手」アシスタントで、先輩がいなくなるのをずっと狙っていたに違いないエミリー。


鬼(ってゆうか悪魔)編集長がパリに連れて行くのは一番手で、毎日コートとバッグをしまわせるのが二番手、というはっきりとしたランク付けがある職場ですからね。

二番手じゃつらい毎日です。
自分の名前だって覚えてもらえず、前任者の名前で呼ばれるんだから。


晴れて自分が「一番手」となって、つらい仕事は後輩のアンドレア(ハサウェイ)に押し付けることが出来るようになった!と喜ぶのもつかのま....


エミリーは後半踏んだりけったりで、そこがまた同情をさそう。


メリル・ストリープ演ずる編集長は、皆さん絶賛するとおり、というか本気が入っていたのか、若い娘どもに容赦ない皮肉が痛快。


すっぴんで登場するアイディアはストリープ本人からでてきたそう。
あそこでも本気で同情を誘って、14回目のアカデミーノミネートになったと読む。


この映画、ティーンの女の子向けの映画だと思ってたら、結構色んな人が見ている。


ヘレン(私の同僚、机が隣の24歳、)の彼氏は、職場で「新米」というだけで、「エミリー」というあだ名がついたらしい。





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ロード・オブ・ウォー(2005)
Sun.03.06.2007 Posted in 犯罪・ミステリー
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lord of war
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原題:Lord of War


同僚ヘレンが貸してくれた。
彼女はものすごい数のDVDを所蔵してるらしい。
彼氏がコレクターなのだ。
DVD集めるのが好きな男子って多いですね。


ポスターが気持ち悪くて、この映画は公開当時見る気がしなかった。
銃弾やら武器やらのモザイクづくりでできたニコラス・ケイジの顔。
武器がミミズや蛇に見えて、ダメだー。
考えただけでも鳥肌。


五人の実在する武器商人たちのインタビューを参考につくられたキャラクターが、ケイジの演じるユーリ。

ウクライナからの移民、という設定だけど、弟を演じた、ジャレット・レトも含めて、ウクライナ人にも移民にも見えない。

あのふてぶてしいキャラクターはアメリカ人だよ。


とおもいつつ、ストーリーはテンポよく、知らないことを色々おしえてくれた。


世界中で武器を売買する商人たちの最大のクライアントは、アメリカ政府だった。

中古の武器があまってしょうがない先進国(とくに国連常任理事国)の政府と、武器がほしくてしょうがない発展途上国(特にアフリカ)のあいだを取り持つのが、陰の武器商人たちなのだ。

小者時代は苦労するが、一度政府をクライアントにすれば怖いものはない。


奴らの違法な取引をインターポールの捜査員、イーサン・ホークが執念をかけて追い詰めたって、すぐに釈放されてしまう。(ネタバレ、ご免)

なんてったって、米国大統領がバックについてるわけだから。


武器商人ケイジにも愛する妻(ブリジット・モナハン)、息子、弟(レト)がいて、色々なドラマもあるが、その部分は読める展開であります。


むしろ、アフリカの軍事独裁者との英語のボキャブラリーに関するやり取りが面白い。

独裁者「私をロード・オブ・ウォー(戦争の支配者)と呼ぶ者たちがいるが、それは多分きみだろう」

ユーリ「それはウォーロード(将軍)のことですね」

独裁者「ありがとう。でも私の呼び方のほうが好きなんだ」

って私が日本語にすると、あまりおもしくない。


あの独裁者(イーモン・ウォーカー)の部分が気に入りました。


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ラブ、ライザ(原題) (2002)
Sun.03.06.2007 Posted in 人間ドラマ
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love liza

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原題:Love, Liza



フィリップ・シーモア・ホフマンがオスカー受賞するまえ、脇役としてがんばりつつ、変わった芝居に主演していたのがこの映画。

ホフマン演ずるウィルソンはウェブデザイナー。

妻が自殺後かなしみにくれるあまり、寝室で寝れずに廊下でねている。

仕事もちゃんとやり、毎日会社にいってるが、妻の自殺の原因もわからず、途方にくれる毎日だ。

そんなある日、ガレージで一酸化炭素中毒で死んだ妻を思ってか、ガソリンを吸うことを覚え、それが彼のオブセッシブな娯楽となる。

ガソリンもシンナーみたいに吸ってたのしいのだろうか?
映画ではガソリンスタンドの、給油口からにおいを嗅ごうとする、ティーンエイジャーたちが店長から追っ払われている。

そんなことする人たち、はじめて見ました。

そしてガソリンのにおいの充満するウィルソンの自宅に、ある夜、会社の上司(女性)が様子をみに訪ねてくる。

「すべては大丈夫なの?ガソリンのにおいがするけど」との問いに、

「モデル飛行機が趣味なもんで」と応える。


そんな言い訳を引っ込められなくなって、実際にモデル飛行機の趣味に走るウィルソン。

もちろん自分で組み立てられないから、できてあるやつをモデルショップから買うのだ。

そして、ある日寝室の枕の下にみつけた妻の遺書。
妻がどんな人だったのか、映画ではよくわからない。
ナイスボディなんではないかと思わせるシーンがあるが、生前の妻とウィルソンがどんなカップルだったのかもわからない。


妻の母親(キャシー・ベイツ)は娘の死の答えをしりたくて、ウィルソンに遺書の内容を聞くが、ウィルソンは遺書をポケットに入れたまま、読まないのだ。

死の理由を知るのが、自分が原因だったらと思うと、怖いのか。



物語の終わりは、妻の遺書を読んで終わる。

そこには答えらしいものは見当たらない。


妻の遺書は「ラブ、ライザ」でおわる。

そんな遺書を自分の旦那に書かれたらきっと自分も泣くだろうな、と思う。
悲しみのやり場がないもの。

これはホフマンのコアなファンのための映画だ。

彼のアップとか、台詞なしの表情だけの演技が5分くらい続いたりとかを楽しめるひとにお薦め。

そんな人あまりいないだろうな。私も退屈だった。



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硫黄島からの手紙(2006)
Sat.02.06.2007 Posted in 歴史もの
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iwo jima

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原題:Letters from Iwo Jima


昨日みたので、感想をわすれないうちに。

クリント・イーストウッドの渋い視点が、日本のわびさびの世界にマッチしたんだな、とふと思った。

日本人の微妙な表現の仕方とか、わかってるみたいだ。


日本語わからないのに、どうやって監督できたのかしら?
どうみても日本の視点から見た日本の映画なんだけど、そこに一歩下がった客観的で押さえ気味なテイストがいい。

ハリウッドの、「ここで泣けよー」的な演出あるじゃないですか。
あれがあると、絶対に泣きませんよ。意地でも。


はからずも今回、ウルっときたのは、看護していた捕虜のアメリカ兵が死んで、ポケットにあった母親からの手紙を伊原剛志がみんなに読んで聞かせるところ。

なんでもない「昨日、犬たちが悪さをして...」という日常をしらせる内容に聞き入る日本兵たち。

敵に対して「鬼畜米英」とか歪んだ情報しか与えられてなかった彼らが、敵も自分たちと全く同じ状況にいることを知る瞬間。

家族のために戦っているのは自分たちだけではなかったのだ。と思いきや、爆音がして、また戦闘態勢にもどる兵士たち。



パン屋だった兵士(嵐の二宮くん)が、軍にサンドイッチやパンを没収され、次にはパン焼きの道具も撤収され、しまいに自分まで招集され、この島で死ねといわれる、と話すシーンも印象的。

彼には、生まれたばかりの娘がいて、娘に会うまでは死ねないという強い意志をもって、銃弾の音がやまない戦場を走る。


『父親たちの星条旗』とちがって、日本人の主人公を、渡辺謙演じる栗林中将と、一番下っ端の兵隊(パン屋)にしぼったのは、アジア人の顔を区別できないアメリカ人へ向けた配慮なのかしりませんが、効果的だとおもう。

うちの旦那は、二宮くんをえらく気にっていたし。


実はわたしも「二宮くん」と呼びつつ、ジャニーズの嵐のメンバーで演技派で有名、なんてこと全然しらなかった。

素朴な顔つきと、古風な演技。
信じられますよ、彼が戦前パン屋をやってて。
召集令状がきたときに、丁寧に「ありがとうございます」と言うところ。
悲しいです。


アメリカではこの映画、大都市限定で公開されて、そのあと地方にも来たみたいだけど、批評家の評判がいいわりには、アメリカ人は見ていないような気がする。

大げさなパフォーマンスとハッピーエンドがお決まりのハリウッド映画大好きアメリカ人たちのなかで、お金払って見に行く人もすくないだろう。
字幕はめんどう、とかいって。


でもあの映画をアメリカ人に見てほしいな、とおもった。



さて、栗林中将について気になって、ウィキペディアでしらべてみた。


そして娘にあてた手紙の引用がありました。


「お父さんは、お家に帰って、お母さんとたこちゃんを連れて町を歩いている夢などを時々見ますが、それはなかなか出来ない事です。たこちゃん。お父さんはたこちゃんが大きくなって、お母さんの力になれる人になることばかりを思っています。からだを丈夫にし、勉強もし、お母さんの言いつけをよく守り、お父さんに安心させるようにして下さい。戦地のお父さんより」

これでわたし、泣いてしまいました。


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