原題:Outsourced
これも可愛らしい、ロマンチック・コメディ。
でもロマンチックの部分は後半だけで、メインはインドに出張に行ったアメリカ人のビジネスマンが次々と受けるカルチャーショックを描いていて、この主人公が名もないような俳優なんだけど、彼の表情がいいですね。
ベタなんだけど複雑げな心情とかがもうわかるよ、わかる、といってあげたいような。
ジョッシュ・ハミルトンというちょっとデイヴィッド・ドゥカヴニー似のハンサム系ですが、もっと落ち着いたいい面構えだな、とおもったら1994年の
「きっと忘れない」にルームメート役ででてたわ。
あれからずいぶんたちましたが、細々と頑張って、主役が回ってきてるのに感激しました。
アメリカではここ数年次々とカスタマー・サービスセンターが外国(おもにインド)に移転していって、フリーダイヤルに電話すると多くの場合インド人が出てきて対応してくれるようになって久しいです。
これが職の流出/失業率上昇につながってるとか、インド人の英語発音は聞き取りにくいとかって問題視する人たちがいますが、おかげでサービスや商品がお安くなってるんだから、しょうがないよ。グローバル化は止められないんですよ。
そういったメッセージのほか、インドの小さな村やスラムの不衛生加減とかはほどほど加減して描いてあり、おとぎ話のようではありますが、ほのぼのとしたトーンでも突いているところは突いています。
汚い仕事を請け負う最下級のカーストの人たちとか、アメリカの発音が一番と思うアメリカ人の傲慢さとかね。
でもこういう発展途上国で、才色兼備の女子が白人とくっついてしまうのは、私の好きなパターンではないんです。(「ミス・サイゴン」に準ずる。)
それにインドでは人前で手をつないだりキスしたりはご法度だから、まあこの映画はアメリカ向きで、ボリウッドっぽくつくられたハリウッド映画なのですね。
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