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ヴィッキーのハードな教訓
Mon.27.03.2006 Posted in シネマガールの日記・アメリカ生活
4 comments 0 trackbacks
Pat Benetar
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前回のヴィッキーについての記事で、シングルマザーのイメージで、「エリン・ブロコビッチ」のジュリア・ロバーツの写真を載せましたが、ヴィッキーはジュリアには似ていません。

あえて例えるならパット・ベネター。
姉御っぽい雰囲気もある、ハキハキしたお姉ちゃん。

髪型はショートめでボリュームを出しのパフアップしてて、80年代を未だに生きているかんじ。
私の会社のあるボルチモアの工業団地の周りにはそういった方々多く住んでおられる。
ある意味とってもレトロで楽しい。

彼女がタックス・リターン(確定申告の返金)をもらってから2週間くらいしたある日、「もう信じられないことがあったの。」と打ち明け始めた。
かなり怒っている様子である。

彼女の話はこう。

親戚の二十歳の女の子が母親とけんかして家出したので泊めてあげた。
女の子自身もシングルマザーで、1歳の赤ちゃんを抱えてやってきて、気の毒に思った。

次の日に、もう少し留めてもらえないか、というので「次の場所が見つかるまで」ということで、了解した。

すると、その翌日、彼女の彼氏がやってきて住み始めた。
ヴィッキーは2BR(2LDK)のアパート住まいで、息子達の寝室を彼女に使わせていたが、彼氏が自分のテレビやらベッドやらを持ち込んできた。

それでも女の子は「いまアパートを探してる」というので、黙認した。
女の子に職はなく、彼氏がケーブルテレビの営業をしているので、お金は出す、という。

ところが彼氏、ぷー太郎みたいなんだね。
一向に仕事に行く様子もない。
そしてある日、ショックなことがあった。

リビングルームのテーブルにヴィッキーがバッグを置いていた一晩のうちに、中にあった財布から700ドル抜き取られていた。
家賃を払おうと思って銀行に行ったばかりだった。

誰がやったのかは明らかで、女の子と彼氏に「700ドルなくなってるんだけど、どうしたの?」と聞いても、しらばくれるだけ。

それでもヴィッキーはそろそろ出て行ってほしいと迫った。
すると、「わたしたちは他に行くところがない。赤ちゃんを連れてどこへ行けっていうの?」と居直った。

この話、信じられません。
しらばくれるなんて、たいした心臓じゃないの。
それに親切で人の家に泊めてもらってて、出て行かないなんて。
行くところがない、なんてこっちの知ったこっちゃないのに!


ヴィッキーはこのとき、大きな過ちを犯した、と思ったそう。

そして警察に電話した。
「親戚のものを家に泊めてるんですが、出て行ってくれないんです。どうやったら出て行ってもらえますか?」

すると、返ってきた答えが、

「立ち退き要求の手紙を文書で相手にわたし、裁判所にも申請する。それから60日以内に出て行かない場合は、簡易裁判となる。」

60日以内に出て行かない、ってこれから60日もこの人たちはここに住み続けるの???

彼女は信じられず、地方自治体やら裁判所やらに電話をして調べた。
どこも答えは一緒。

メリーランド州には「居座る人の権利」というものがあって、一度24時間泊まった客人はその後60日まで立ち退かなくてもよい、らしいです。

例え客人らを締め出したり、所有物を外に出しておいても、客人が警察を呼んだら、家にいれてあげないといけない。

この法律、びっくりです。
親切のつもりで泊めたのに、そのアドバンテージを取って、逆に恩をあだで返されるような...
そんなことが許されるのか???

ヴィッキーは
「これはハードな教訓だわ。もう絶対こんなことはしない。わたしが馬鹿だったんだわ。」という。

わたしはとってもいたたまれなかった。
彼女は自分と息子二人を支えるので精一杯。
家賃だって払えないときもあるのに、困ってる人をみて黙っていられなかった。
そんな彼女の親切に付け込まずにはいられない、親戚の女の子。

二十歳のシングルマザーって、まだガキなんだと思う。
独立の精神もないし、人に頼るしかない。
そんでもってドウシヨウモない彼氏を呼んできて。

ヴィッキーの長い60日。
これについてはまた少し書こうと思います。 (つづく)

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comments

すごい話ですねー

法律の話は勉強になりました。私も気をつけます。それにしてもそこまで人間としてだらしなくなれるもんなんでしょうか?こういう言い方はどうかとは思いますが、ロークラスの人間ってそんなもん?貧乏でもプライドだけは捨てたくないものです。もちろん立派に仕事と子育てに勤しむシングルマザーだってたくだんいるのでしょうけど、なんだか納得いかないなぁ。ヴィッキーさんも???だったけど、下には下がいるもんですね。:p

★ak1998さん

そうですね。プライドって大切ですね。ヴィッキーを見てると自分がつくづく幸運だったと思います。育ちで人生が左右されてしまうのか、と思うと、ヴィッキーの子供達の将来も心配。自分の育った環境から抜け出すって大変みたいです。

24時間・・・

何と!24時間人をタダで泊めるとその後60日は実質出て行ってもらえないんですか!?それは法律の方が明らかにおかしいっすよねえ。

それにしても、泊めた上にお金までとられるってひどいですね。しかも家賃・・・ お前が家賃払っていけって感じっすよね!かわいそうなヴィッキー!がんばれヴィッキー!!何だか応援しちゃいます。

前うちに泊めた日本人の後輩は出て行く時にちゃっかりうちの住所使って郵便局に住所変更届けを出し、おかげさまでうちのポストは封鎖され、郵便物は届かないで困った目にあいました。

★ちばさん

この法律、ビックリでしたね。この法律は廃墟と化したビルに入り込んだホームレスの方々にも適用されるらしく、ビルのオーナーは廃墟を壊す前に、退去命令から60日待たなくてはいけないそうです。

そんでもってちばさんが泊めた後輩さんはなんでもって、住所変更届を出されたんですか?不可思議!

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