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カポーティ(原題)(2005)
Sun.20.11.2005 Posted in 伝記
3 comments 2 trackbacks
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すごい映画を見てきた、という感じがした、Capote。先日紹介した、『グッド・ナイト・アンド・グッド・ラック』と似たような時代(1950年代、60年代)のクラッシカルな雰囲気が漂う映画。

作家トルーマン・カポーティについては日本でも『ティファニーで朝食を』でよく知られていると思う。 この映画ではまず彼がゲイだったとわかります。「ゲイ」というより、あからさまな「オカマ」さんで、エルトン・ジョンとか、おすぎとピーコみたい。

カポーティを演じる俳優(フィリップ・シーモア・ホフマン)はユーモアがあって、エキセントリックで、エゴイスティックで、それでいて繊細な「オカマ作家」を見事に演じている。この俳優は独特の存在感があって、とっても気になっていたのです。これまで脇役でいろんな映画にでているが、毎回雰囲気が違うのに、「あっ、コイツまた出てる」と分かってしまう存在感。最近の映画の傾向かもしれないけど、全編通して主人公のアップが多いので、この人の顔が生理的に受け付けない人にはツライ映画です。(笑) ネットで調べたら、カポーティ本人よりも役者の方が外見はいいと思ったけどね。

作家カポーティが『ティファニー-』の次に取り組んだ作品は、ノンフィクション小説『冷血』(In Cold Blood)。映画のストーリー自体は、『冷血』1966年に書き上げるまでの7年間、テーマに選んだ殺人事件とその犯人への取材の様子を描いていく。作品への野望、執着が凄まじい一方、犯人への同情、愛情なども芽生えてしまって、葛藤したり、落込んだり、軽い二重人格っぽい感じもする。
カポーティはこの作品で絶賛を浴びた後、二度と作品を新しい作品を書き上げることはなかった、という後書きがでてくるのが印象的な作品。

この映画をみて、当時文学を変えたとまで言われたベストセラー『冷血』を読んでみたくなった。読書家ではないので、文学作品に挑めるか自信ないけど。その他の発見としては、『アラバマ物語』(To Kill a Mocking Bird) でピューリッツアー賞を受賞した女流作家、ネル・ハーパー・リーがカポーティの取材に同行する親友として、登場する。実際にアラバマでの子供時代お隣さん同士で幼なじみ。彼女のピューリッツアー賞を子供のように羨ましがって、やっかんでしまうところも人間描写としてはリアルだなと思う。 ミステリー、伝記、犯罪ものの要素が程よく調和してる、かなりの力作。


余談
全体的に暗い映画ですが、ひょっとしたらアカデミー賞取るんじゃないか、と思いながら見てました。カポーティの話し方にクセがあって、英語が最初さっぱり分からず、ジョークとかも笑えなかったので、DVDを買ってキャプション(聴覚障害者のための英語字幕。便利ですよ。)付きで、是非もう一度みたい。最初の辺は流して観ても、映画の内容はついていけるので大丈夫です。「クラシカル」な映画って、英語難しくてつい逃げ腰になるのが映画ファンとしては自己課題です。

Wikipedia(英語版)で調べたら、友人のハーパー・リーはリー将軍(Robert E.Lee)の親戚だそう。『アラバマ物語』は映画化されて、主演グレゴリー・ペック(「ローマの休日」)がアカデミー賞を受賞している。『冷血』もこれまた1960年代に映画化で高い評価を得ている。古い映画ながら、両方とも見てみたい作品。

脇役もレベルの高い演技のオンパレード。『アダプテーション』のオスカー俳優クリス・クーパー(『アメリカン・ビューティ』では実はゲイだった、お隣のお父さん。)もよかった。
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P.P.Sです。
Capoteを既にご覧になった方々が他にもいらっしゃいました!

ミヤタ ブログさん 「完成度の高い映画、多分、なんかの賞をとるとおもいます。コレは、観たほうが良い。」 http://ameblo.jp/servlet/TBInterface/10005691233
クランキー猫’sさん 「見てみるべしと言う感じ。評価はやっぱり8.5か9くらいかな。」 http://tb.plaza.rakuten.co.jp/crankynekos/diary/200510290000/
続・ヒトツログさん 「独特なキモcoolポスターからは既に好演の匂いがプンプン」 http://prn.blog8.fc2.com/tb.php/151-251fd996

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comments

選ぶ作品が

なかなか渋いですねぇ。。。。。 それだけで感動したかも。
いま 私が独り身で 時間とお金にたくさんの余裕があったら こういう作品も攻めてみたいなぁ、、って思っちゃいました。  でも なんせ相方が『娯楽作品』一辺倒で、、、(~_~;;

あ、、ハリーポッターを見てきました。 私の中の位置づけでは ハリーポッターシリーズは「どっちでもいい」な映画になってしまってますが、 お好きな方はかなり楽しめる映像かと思います。 作品ごとに どんどん特撮が複雑になってきていて、 特に今回のは どうみてもお子様向けではないと 思いました。
映画の友達がユマ・サーマンの『PRIM』がオモシロイって薦めてくれてますので それを見ようかと思っています。
映画って、、 ほんっといいですよね!

きゃんでぃーさん

コメントありがとうございます!『娯楽作品』もいいですよねー。特にX-MENとかバットマンとか、大好きです。次は『スーパーマン』が出てきますね!

先週末はハリーポッターのオープニングでしたね。お早いこと!私もみたいです。ただ第三作目をまだ観ていないのと、ブリティッシュ・イングリッシュは理解しづらくて、とくにハリポタは子供が早口で魔法使い用語を話すので、DVDを借りてキャプション付きで鑑賞したいです。でも映画館のスクリーンならではの映像重視ものだし、悩めるところです。
きゃんでぃーさん、また遊びに来てくださいね!

こんにちは

カポーティーもう見てるんですねー。
早いです。
映画として面白そうだなーとは思ってるんで、早く日本で公開されないかなって思います。

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目の演技炸裂 「カポーティ」

「substance」のある映画。というのが、見終わった第一印象でした。「substance」って? という方へ。小鳥ちゃんもうまく日本語で説明できませんので例のごとく、新英和中辞典(研究社)に頼ります。substance 【名詞】1. 物質、物《★【類語】substanceは物を構成する

■Capote カポーティ(原題)

■Capote カポーティ ●カポーティの著書の中でも「冷血」は、日本でも多くの読者、ファンを持つ作品ではないだろうか。アメリカで起きた殺人事件の発生から二人の殺人者が絞首台に消えるまでの事件の過程を、実際にカポーティが裁判等に出向き、取材をしながら綿密に再現さ


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