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まぼろし (2001)
Sat.12.08.2006 Posted in 人間ドラマ
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under the sand
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原題:Sous Le Sable/Under the Sand

イギリスの名女優、シャーロット・ランプリング主演のフランス映画。
『スイミング・プール』と同じフランソワ・オゾン監督。

こちらはもう少し遊び心の少ない、シリアスなドラマである。

マリーは50歳過ぎたパリ大学の英文学教授で、今年も夫と一緒にバカンスにやってきた。

人の少ないビーチのある町に、二人はコテージを持っている。
ところが、その日夫はビーチで行方不明となる。
ライフガードや警察のヘリまで出動しての捜索もむなしく、次の日も夫は帰ってこなかった。

パリに戻ったマリーは、夫の失踪を否定するかのように、日常の生活を始める。
友人との集まりでも、夫と暮らしているように振舞う。
家に戻ると、夫の「まぼろし」が待っていて、マリーはその日起きたことなどを話す。

この時点で、『スイミング・プール』を見た私は、夫がいたこと、バカンスで行方不明になったことすら「まぼろし」だったんじゃないかとまで、疑った。
結局そうじゃなかったけど。

マリーは夫の失踪が受け入れられなくて、否定し続けた。
でもどこかで分かっている自分もあるようで、夫がいたら浮気になるような、新しい男性とのデートに出かけたりする。
そんでもって、すごいのが、夫と新しい男性二人の手に触られる想像をしながら自らを慰める。

シネマガールとしては、自分も結婚したばっかりなので、旦那が失踪したらどうしよう、そんな思いをめぐらせました。

この夫婦には子供はいないので、とりあえず、旦那の家族、自分の家族、友人に連絡しまくるだろうから、旦那がいるかのように振舞うことはないと思うが、実際に起きてみないと分かりませんね。(Knock on wood!)

「行方不明」って、「死」よりもツライ場合もある。
お葬式もないから、お別れができない。
どこかへ行ってしまったのは自分から逃げるため?などと考えてしまうかもしれない。

マリーは、なんども夫の死を受け入れそうになりながら、否定する。
その過程がもどかしい。いい加減うけいれて、次の人生に進もうよ!
という私の思いも虚しく、彼女はひたすら否定しつづける。
どうなるんだろう。

シャーロット・ランプリングの演技は絶賛されているが、このおばさんのうすら笑いが怖いです。
ムッとしてる顔が、急に微笑みに変わる。それが狂気の沙汰なのだろう。

短いけど、重いよ~。


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comments

まぼろし

この映画、日本にいるときにやっていて、込み入った筋書きで面白そうだからみようと思ってそのままになっていた映画です。
何だかだんなさんがいなくなってそのままってミステリアスですねー。

フランソワ・オゾンって、今年「5×2」って映画出した人ですね。他にも何かあったような・・・。
その辺の情の切るに切れないところのフランスぽさがわりと好きだったりします。

フランスかぶれな日々を送っている中、語学の上達になればと思って、このところフランス映画強化月間が続いてます。

たしかにあの薄ら笑いは不気味でしたね!「あなたは軽すぎるのよ。」って台詞が印象的でした。オゾン監督の「ほくを葬る」すごく良かったですよ♪

★ちばさん

オゾン監督って色々面白い作品を作ってるんですね。
日本でも公開されましたか。
ハリウッド以外の映画はアメリカでは殆どなしなので、芸術系はDVDくらいしかソースがありませんね。
「5x2」チェックしてみます。
公開するのかな?

★Obreyさん

フランス語、難しそう!
弟が第二外国語で苦労してたのを思い出します。
「あなたは軽すぎる」って言って大笑いされた男の惨めなこと...いわれたくないだろうなぁ。
でも現実なんでしょうねー。
オゾン監督の作品推薦ありがとうございます!

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