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生きる (1952)
Fri.15.09.2006 Posted in 人間ドラマ
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ikiru
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クロサワ映画を借りてみた。
アメリカでも借りられるほど「名作」なのだろう。
Netflix(ネットのDVDレンタル)にありました。

結論からお伝えすると、見てよかった!です。

アメリカでクリスマスに恒例で放映される『素晴らしき哉、人生!』(1946)の日本版、というところだが、こちらの方が渋くて重厚。

黒澤作品は中学生の頃から度々チャレンジしてきたけれど、「間」の取りかたが長すぎて退屈だった。
『七人の侍』とか、長くてしょうがないもの。最後はみんなと一緒に感動するんだけど。

今回の『生きる』は時代劇じゃないくて、現代モノ。
といっても戦後間もない昭和27年の作品で、“菅井きん”さんの若き姿がみられます。

ガンの告知を本人にすることはありえなかった時代に、医者の言動から自分が胃がんだと分かってしまう男、渡辺(役所の市民課課長)の、へこみようが前半をなす。

この人は口下手で、押しも弱い性格なので、近しい家族にも打ち明けられないし、ひたすらショックがるんだけど、いい加減にしろと云いたいくらい内向的なのです。

渡辺は残り少ない人生を謳歌しようと、銀座のバーみたいなところに繰り出す。
ここでベリーダンサーが出てくるのだが、昭和のあの時代にあの腰の振りようは画期的としかいいようがない。

そんでもって、ブルース喫茶みたいなところで、これまた凄まじくモダンでキツイ踊り子がでてきて、戦後のエンタメ事情が垣間見れるそのときに、「い~のち~みじ~かし~、恋せよお~とめ~」と主人公が歌いはじめるタイミングが絶妙ビックリでした。

その後、よかったのは辞表を出しに来た部下の“小田切くん”の明るさです。
古きよき日本の女性とはかけ離れた、あっけらかんとして、良く笑い、良く食べる女の子だが、優しい江戸っ子かたぎなところもあり、戦後の日本にすでにあんな女の子がいたなんて、嬉しい限り。


後半はいきなり主人公のお通夜で、そこからもかなりの道のりというのが、またイヒョウを突かれる。

お役所事情、政治的な毒素満載で嫌気がさします。
そこが肝心な点なのだろうがね。

霊柩車、ブランコのある小さな公園、夕日、etc…数々の映像美。

人生、仕事、家族、についても考える機会を与えてくれる作品でした。


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comments

黒澤映画って

黒澤監督の映画って、考えてみればあまり見てないです。特に最近は見た覚えがないです。この映画もタイトルだけは知ってましたが、見てはいませんでした。

限られた鑑賞経験からすごく印象に残ってるのは『乱』という映画です。わりと若い頃(中学生くらいだったかな?)TV放映で見たのですが、たしかにスローなかんじなんだけど、子供の私でも最後まで飽きずに見れたのでびっくりした記憶があります。あと、全体的に暗いですよね。雰囲気がという意味ではなく、画像が暗い。でも見終わった後には満足感が残ります。

私も今後機会があったらもっと黒澤映画を見たいと思います。

★ak1998さん

『乱』は鎧や旗の色のコントラストが鮮やかだったのを思い出しますね。
あの映画も確かに出だしはスローでした。
そしておっしゃるとおり黒澤作品は画面が暗いですね。
顔の表情が見えるか見えないかくらいの時もあり、それが微妙なんですね。

私もこれから黒澤作品、特に現代が舞台のものにチャレンジ!です。

黒澤特集

黒澤明とか小津安二郎は、アメリカでも人気あるみたいですねー。
今年の春先は、ボルチモアのCharles Theatreで週代わりの小津特集、今は黒澤の時代劇シリーズをやはり週代わりで上映しています。

私も、考えてみれば黒澤映画ってあまりみたことないかも。「乱」は、中学くらいの時に家族で見にいきました。あまり覚えてない・・・
内田百先生の話も黒澤だったかな?それも家族で見た記憶が。。。

「生きる」って、前の会社の同期のサーファーの男の子が見たって話をしてて、サーファーなのに黒澤かーってドキッとした覚えがあります。今あらすじを読んでみたら、そういえば彼のお父さんは胃がんにかかってたんだなあと思い出しました。

これはぜひ観てみたい作品ですねー。

★ちばさん

黒澤監督の「乱」は結構皆さん見てらっしゃるんですね。ボルチモアのCharles映画館、懐かしいですね。(あそこの前のベトナムレストランが美味しかったです。って余談ですね。)あそこで黒澤監督作品ですか。どんな人たちが来るんでしょうね。
ちばさんの同期の方には強烈な印象の映画だったかも知れませんね。人としての生き方に、事なかれ主義の社会風刺のメッセージもある深い作品でした。是非見てみてください!

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