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その名にちなんで(2007)
Mon.21.05.2007 Posted in 人間ドラマ
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the namesake

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原題:The Namesake

久々に映画館へ行きました。
郊外にあるオサレな街風につくられたショッピングセンターの映画館。
でも中はポップコーンのにおい充満の、ギラギラとした内装の、普通の映画館だった。残念。

ネイムセイク(原題)。
ニューヨーク在住の作家ジュンパ・ラヒリの小説の映画化。

旦那は原作を読んだそうで、すごく観たそうにしていまして、予告編みたら即座に同意。
『Harold and Kumar go to White Castle』のクマー(カル・ペン)がでてるじゃないの。


(日本では未公開の『Harold-』をもちだしてすみません。私の中では好きなコメディ、トップ5に入るもんで。)

今回はヒューマンなドラマで、シーンの一つ一つがセンチメンタルでジーンときました。

「移民がアメリカで苦労しつつも頑張る系ドラマ」ですからね。
私は泣きますよ。


主人公は1970年代にインド(詳しくはベンガル)からアメリカへやってきた両親と、アメリカで生まれ育ったインド系アメリカン(二世)のゴゴル(ペン)。

「ゴゴル」は父の好きな作家ニコライ・ゴーゴリにちなんでつけられたニックネーム。

自分の本当の名前と思って幼少時をすごすが、学校などでロシア人作家をひきあいにだされるようになってから嫌いになる。

そして高校卒業時に、インドの風習でもらったもうひとつの本名「二キール(アメリカ風にニック)」に改名する。

ただ「ゴゴル」というニックネームに、ロシア人作家以外の深い意味合いがふくまれていたとはずっと後になってから知るのだった...


インド人の名前はとても長いことが多くて、移民した後分かりやすく省略することが多いらしい。
主演のカル・ペンも、原作者のジュンパ・ラヒリも省略したバージョンを本名にしてしまってるそうだ。

そういったことも含めて、名前を変えるということが、どういうことかが『その名にちなんで』のテーマなのだ。


学者の父、インドでは民謡の先生だった母。
そしてアメリカナイズドというか、アメリカ人そのものである兄、妹。


私はゴゴルの両親の、特にお母さんに気持ちが入った。
後半がとくにです。
おなじ移民の一世だから、というのもあるが、ドラマがあるんですよ。
みてみてください。


「移民してきて苦労する」系のお話は他にもあった気がする。
『イン・アメリカ(三つの小さな願い事)』とか『スパングリッシュ(太陽の国から来たママのこと)』なんかが思い出されますが。


異国に来て子供を育てるのに精一杯の親の世代と、アメリカで育ったアメリカ人でありながらも自分のルーツやアイデンティティを模索しなければならない子供たち。

そんな親子がわかりあえなくなったり、分かりあえたり。という構図。


わかっちゃいるけど、ジンときます。
ベトナム系移民の旦那も、いままでの人生走馬灯のようだったのかわかりませんが、横で鼻をすする音たててました。
花粉症のせいかもしれないけど。


とにかく、この映画を見たあと映画館の外や、スーパーで見かけた、インド人の家族を、ついジーっと感慨深くみてしまう自分がいました。

苦労も多いだろうけど、頑張れよー、みたいな思い。
迷惑だろうね。


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comments

シネマガールさん、お久しぶりです(って覚えてないかw)。
この映画、すっごく興味を持ちました。というのも、昔付き合っていた人が、インド系イギリス人で、本名?とは別に、西洋風のニックネームを持ち、皆にはそちらで呼ばれていた…という人でして。父親と話すときはインディアンアクセントの英語、母親と話すときはインドの言葉、妹と話すときはブリティッシュイングリッシュ、そして私と話すときはばりばり訛りなしの日本語、と、まぁよく頭がこんがらがらないもんだと感心したものです。家族の話や、これまで育ってきた環境など、生まれも育ちも島国・ニッポンの私にはとても興味深いものではありましたが、突然表面化した彼のアイデンテティクライシスの芯の部分は終ぞ分かってあげられなかった。
別にこの映画を見て、それらを今更知ったところでどうにもなるもんでもないですが、本当に大好きだった彼だったので、ちょっと勉強してみたい、と思いました。

★cozyleeさん

お久しぶりですー!コメントありがとうございます。こんなマイナーな映画にコメントしてもらえるなんて、思いもよりませんでした。インド系イギリス人の彼氏さん、興味深いですねぇ。映画でも突然とアイデンティティ・クライシスがやってくるんです。やっぱ本当なんですね。そしてその時付き合っていた白人の裕福な令嬢、という彼女も、その変化に対応できないんです。そして同じベンガル出身の女性と出会って結婚するんですが、アイデンティティ・クライシスを理解しあえても、問題はまだあったりして、奥が深いストーリーでした。ぜひお薦めです!

おひさしぶりです。のんのんと申します。
この映画、そろそろやるので観にいこうかと思ってます。
というのも、最近インド人の父上と日本人の母上を持つ女性と知り合いになったもので。
彼女自身は出身地の沖縄を出たことがなく、
インド系美女の彼女は、自称「なんちゃってハーフ」で、
結婚で上京し、他県出身の日本人のご主人に
「インド料理作れないの?」といわれるまで
ルーツを深く考えたことがなかったそうです。
お母様は、父上用のインド食と沖縄食を両方用意してたので、
彼女はほとんどインド料理を食べなかったんだそうです。それも凄い話ですが。
故郷を離れ、自分の家や父親だけが行っていたインド式の習慣の一つ一つに意味があった、
とあらためて気づき、
今更ながら両親のありがたみやルーツを感じると思うんだそうです。
最今は帰っては両親に料理を振舞っては泣かせ、
ハーフじゃなくて、ダブル、って自己紹介したくなってるそうです。
インドを最初に離れたお父様や、その血を継ぐ彼女には狭い日本では人知れない苦労や悩みがあるかもですが、この映画を観たら、少し理解できるのかな、とも思います。
次に彼女と会えたとき、この映画の話してみようかな。

★のんのんさん

のんのんさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。お友達、インド人とのハーフさんとは興味深いバックグラウンドですね。たぶんこの映画のテーマに共感するものが少なからずあるんではないでしょうか?
原作も読んでみましたが、移民の両親をもつ境遇のほかに、家族への思いとか、あとで知る親の苦労とか恩など、誰でも思い当たるようなノスタルジー的なストーリーをインド人系の青年の目を通して書きたかったんだと思いました。
お友達と一緒に是非見に行ってみてください。

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