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硫黄島からの手紙(2006)
Sat.02.06.2007 Posted in 歴史もの
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iwo jima

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原題:Letters from Iwo Jima


昨日みたので、感想をわすれないうちに。

クリント・イーストウッドの渋い視点が、日本のわびさびの世界にマッチしたんだな、とふと思った。

日本人の微妙な表現の仕方とか、わかってるみたいだ。


日本語わからないのに、どうやって監督できたのかしら?
どうみても日本の視点から見た日本の映画なんだけど、そこに一歩下がった客観的で押さえ気味なテイストがいい。

ハリウッドの、「ここで泣けよー」的な演出あるじゃないですか。
あれがあると、絶対に泣きませんよ。意地でも。


はからずも今回、ウルっときたのは、看護していた捕虜のアメリカ兵が死んで、ポケットにあった母親からの手紙を伊原剛志がみんなに読んで聞かせるところ。

なんでもない「昨日、犬たちが悪さをして...」という日常をしらせる内容に聞き入る日本兵たち。

敵に対して「鬼畜米英」とか歪んだ情報しか与えられてなかった彼らが、敵も自分たちと全く同じ状況にいることを知る瞬間。

家族のために戦っているのは自分たちだけではなかったのだ。と思いきや、爆音がして、また戦闘態勢にもどる兵士たち。



パン屋だった兵士(嵐の二宮くん)が、軍にサンドイッチやパンを没収され、次にはパン焼きの道具も撤収され、しまいに自分まで招集され、この島で死ねといわれる、と話すシーンも印象的。

彼には、生まれたばかりの娘がいて、娘に会うまでは死ねないという強い意志をもって、銃弾の音がやまない戦場を走る。


『父親たちの星条旗』とちがって、日本人の主人公を、渡辺謙演じる栗林中将と、一番下っ端の兵隊(パン屋)にしぼったのは、アジア人の顔を区別できないアメリカ人へ向けた配慮なのかしりませんが、効果的だとおもう。

うちの旦那は、二宮くんをえらく気にっていたし。


実はわたしも「二宮くん」と呼びつつ、ジャニーズの嵐のメンバーで演技派で有名、なんてこと全然しらなかった。

素朴な顔つきと、古風な演技。
信じられますよ、彼が戦前パン屋をやってて。
召集令状がきたときに、丁寧に「ありがとうございます」と言うところ。
悲しいです。


アメリカではこの映画、大都市限定で公開されて、そのあと地方にも来たみたいだけど、批評家の評判がいいわりには、アメリカ人は見ていないような気がする。

大げさなパフォーマンスとハッピーエンドがお決まりのハリウッド映画大好きアメリカ人たちのなかで、お金払って見に行く人もすくないだろう。
字幕はめんどう、とかいって。


でもあの映画をアメリカ人に見てほしいな、とおもった。



さて、栗林中将について気になって、ウィキペディアでしらべてみた。


そして娘にあてた手紙の引用がありました。


「お父さんは、お家に帰って、お母さんとたこちゃんを連れて町を歩いている夢などを時々見ますが、それはなかなか出来ない事です。たこちゃん。お父さんはたこちゃんが大きくなって、お母さんの力になれる人になることばかりを思っています。からだを丈夫にし、勉強もし、お母さんの言いつけをよく守り、お父さんに安心させるようにして下さい。戦地のお父さんより」

これでわたし、泣いてしまいました。


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comments

二宮くん

こんにちわ。里帰りはどうでしたか?私はこないだNJで買ってきた芋焼酎があるので、幸い日本の食べ物にはまったく飢えていません。ウフフ。

「硫黄島からの手紙」、このブログを読んでからそういえば最近図書館に入荷したのを思い出し、借りてみてみました。本当に日本映画のようなつくりで、クリント・イーストウッドが監督?というのは信じられません。
二宮くんのキャラは本当によかった。戦時の日本の徴兵、普通の農家とか庶民の家に赤紙が来て、内心無念に思いながらも「ありがとうございます」と受け取って戦地へ赴くというのが、外国の人には知られていないらしいです。皆天皇のために大喜びで行ったんじゃないかとロシア系の人に真顔で質問されたりします。表向きはそうだった、というニュアンスがきちんと描かれているアメリカ映画というのもすごいことです。

実際の日本軍(日本全体)で大将といったら山本五十六のようなごく数名、中将でも数名の極めて優秀な人物で、軍の階級組織というのは相当厳しく、実際には中将と二等兵が対等に話をするなんてことはありえない話らしいんだけど、「二度あることは三度ある」と最後まで栗林中将に仕える運命になる二宮くん二等兵とのエピソードはとても微笑ましいものです。

★ちばさん

里帰りは梅雨に入る前で、過ごしやすい最高の東京でした。久々の日本だったけど、食べ物はあまり食べに行かず、家で自分で作って食べてました。(笑)

ちばさんも観たんですねー。「二度あることは三度ある」ってところ、日本的でよかったです。やっぱあの二人は実際は口をきいたりはしなかったんだろうなぁ、と私も思いました。あと「ライフル」とか外来語つかってて(庶民でさえ禁止されてたんだから軍隊だったらぜったい使わないですよね。)、そういった時代考証も甘かったかもしれませんね。でも栗林中将は最後のゲリラ戦で、将校の軍服から一等兵の服に着替えて、敵に捕まっても分からないようにしてたので、死体確認できなかったそうです。そういう軍人は当時では珍しかったと思います。

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ちょっとクリーンすぎる気も・・・

硫黄島からの手紙 Flags of Fathers' を見た後に、この映画も是非みてみたいと思っていたので、ようやく見ることが出来てよかったです。まず一言で言うと、だいぶ良かったです。硫黄島の戦いに詳しいわけではないので、この映画を機会に少しいろいろ調べてみました。渡辺謙.


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