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パンズ・ラビリンス (2006)
Wed.05.09.2007 Posted in SF・ファンタジー
2 comments 1 trackbacks
pans labyrinth
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原題:Pan's Labyrinth (Spanish: El Laberinto del Fauno)

11歳の少女が迷宮に迷い込むファンタジーだと思ってみたら。
思ったよりずっとずっと、残酷で、生々しくて、気持ち悪くて、それでいて見ごたえありの名作だった。

最初は「ナルニア物語」、途中「スリーピー・ホロウ」の雰囲気を漂わせながら。
その先とめどもなくダークになっていく。
そんでもって、ダークな世界に釘付けになります。

少女が迷宮で出会うパン(羊のお化け)、がとにかく気味が悪かった。
(色白目無し男も強烈こわいけどね。)
普通の子供なら見た瞬間ぜったい失神するはず。

おとぎ話が大好きなオフィリアはパンの存在を信じていて、会えただけで嬉しそうなのね。
それに、パンの言うことも丸呑みで信じてる。
マジですか。ものすごい心臓よね。

その前に登場のカマキリもベッドに入ってきたりして、私なら絶叫ものなのに、少女は「妖精にそっくり」とかいって、怖がらないもんね。

それもそのはず、パンも妖精も、そして地中に存在する王国も、すべては少女の想像なのだ、という解釈が多いようですけど、私はそうは思いません。
というか思いたくない。

映画の中では、ファンタジーの世界は存在しているのだ。
彼女はプリンセスの生まれ変わりなのだ。
と信じたい派です。

でもそんなことはどっちでもいいのかもしれない。
映画でも最後までそこは明らかにしていない。

魔法やおとぎ話を信じる少女が、ラビリンス(魔法の世界)の力を借りてスペイン内戦がもたらす悲劇をいかに克服するのか。

そして他にも、隠れたテーマがありそう。
というか、勝手に思ったんですけど。

軍事独裁と内乱に揺れる現実の世界は、冷酷非情なオフィリアの義父、ヴィダル大尉が牛耳っています。
彼が銃で農民の顔面を殴りまくるシーン、というのがあって、「アンタッチャブル」の野球のバットとデニーロのシーンをはるかにしのぐ生々しさ。

夜になると大尉は鏡をにらみつけ、映った自分の姿をかみそりの刃で切りつけようとします。
自分を憎んでいるかのように。
そして彼が四六時中取り出して見ている懐中時計と、それにまつわるであろう、自分の父親に対する憎しみ。

彼もまた不幸な子供時代をすごしたに違いない。

エンディングではその悪循環を断ち切る、というテーマも現れる。

そして冒頭にチラッと映るシーンが何を指すのかも明かされる。


余談ですが、映画を見ながら「パンって誰だろう?何だろう?」とずっとおもってたけど、ついに登場せず。
調べたら、英語字幕ではファウン(faun = ファウヌス)と呼ばれていた羊の化け物のこと。
旦那にファウンってなに?って聞いたら「羊っぽい人間だよ」といわれました。


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comments

パン

パン(=パーン、フォーン)はナルニアにも出てきた半人半山羊の妖精(?)のことだよ。
そう、あのタムナスさんです。葦笛を吹くのだ。
怖いパーンってどんなんだろうね?何だかとても怖そうな映画だね。

★ちばさん

映画見たあと早速、パンのことWikipediaで調べましたよー。Faunはローマ神話でセクシャルな役どころで、10才の女の子と一緒にするのはアメリカではどうかと思われたので、ギリシャ神話の同じ神様パンにしたらしい。葦笛を確かに吹いてたかも。でも暗闇からヌッとでてきて、不気味でセクシャルとは程遠いキャラでした。

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よくできてます

http://www.panslabyrinth.com/昨夜ブロックバスターでDVDのパッケージを見かける前には全く知らなかったこの映画ですが、びっくりするくらいの秀作でした。鑑賞前はスペイン映画を英語字幕で見るのは少し面倒くさそうと思ったのですが、あまり長いセリフがないし、....


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