

原題: I’m Not There
クリスチャン・ベイル
ケイト・ブランシェット
マーカス・カール・フランクリン
リチャード・ギア
ヒース・レジャー
ベン・ウィショー
がみんなボブ・ディラン
といううたい文句。
ボブ・ディランの人生にヒントを得たストーリーを6人の俳優が演じてる、というよくわからないけど、そのままなのです。
DVDの「映画を見る前に」というフィーチャーに、それぞれの役者とどの時代のディランが反映されてるかが解説してあります。
映画を観たあとに読んでもいいかとおもう。
予備知識なしに観るのが一番だというのがポリシーの人はとくに。
私はボブ・ディランについての知識はわずかだけど、思い切って見てみた。
だから主人公が出会う女優とか、ミュージシャン、詩人、インタビュアーなどだれをモチーフにしてるとか、逃した箇所だらけだとおもう。
でも率直にいって、評判どおりケイト・ブランシェットが一番似ていた。
しぐさと、表情でもっていってますね。
私は宝塚系の男装がどうしても嘘に見えてしまってダメなんだけど、ブランシェットは変にマッチョじゃなくてさりげなくて素晴らしかった。
クリスチャン・ベイルは歌い方で勝負してる。
ハーモニカとギターを本当に弾いてそうです。
ゴスペル調になっていく頃のディラン、という感じ。
ヒース・レジャーはB・ディランではなく俳優だった。
今となっては貴重なヒースの映像とおもって、しっかりと見ました。
やっぱいい男だわ。と思いつつ、売れてしまったセレブの家庭崩壊劇は、ちょっと典型的。
ディランにも(ジェイコブ・ディランとか)子どもがいて、離婚して、たまにツアーから帰ってきて会ったりしてたんだな、という逸話でした。
シャーロット・ゲンズブールが妻役で、私彼女と同い年―、と思うと年をとっていく彼女を感慨深くみてしまった。
リチャード・ギアと黒人の男の子は、カントリーをルーツとしたボブ・ディランの老人と子どもバージョン。
老人のは時代がものすごくさかのぼって違和感だった。
黒人の男の子(マーカス・カール・フランクリン)がディラン、ってのも違和感っぽいけど、カントリーとかブルースを吟じながら放浪する少年の世界は心地よいです。
あんな話し方する子どもっているのかな。いたら可愛い。
ベン・ウィショーはイギリスの俳優で、声が似てるそうです。
今回、「天国の扉」がボブ・ディランの歌だったとわかってよかった。
オリジナルはボブ・マーリーだとおもってたから。
ディラン好きの人はこの映画をどう捕らえるのか、興味あるところです。
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