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転職 その4
Thu.11.08.2011 Posted in シネマガールの日記・アメリカ生活
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なんだかつらつらと、皆さんの知りたくもない会社での事情を書いてますね。


一応どんなことがおきたか整理して記録しておきたかったので、全然整理できてないですが、まあ好き勝手に書いているブログですんで。お許しを。


クレアのオフィスでヘレンと三人で話をするためにドアを閉めて、さて、どうなったか、P氏の反応は、といいかけたところに、インターフォンでパートナーのW氏がクレアを呼び出しました。


ヘレンと二人で今からオフィスに来なさい。だそうです。


私は退散して自分のデスクにもどったら、5分ほどしてクレアから内線で「いまからW氏がそっちに行くわよ。」といわれました。


それから10秒くらいしてW氏はやってきました。


「ちょっと話できるかな。小会議室へ行こう」とW氏。


そこでの会話はなんというか、どう答えていいかわからないプレッシャーの感じるものでした。


P氏から私が辞めることを聞いてまずヘレンとクレアを呼んで「彼女が辞めること知ってたのか?」と聞いたらしく、彼女達は「今日聞いたばかりです。」と答えたそうです。(クレア談)


W氏は私が辞めていくことがヘレンとクレアにどう影響するかをかなり懸念したと思われます。


彼女達は、とくにクレアは自分の娘のようにひいきにしているW氏です。


慰留しに来た理由はそれ以外ありません。

W氏は

「この地域で会計士をして長いのでT社のことを私も良く知っているが、こことは社風が違う。すこしスターチー(シャツに糊が利いた、ということで、もう少しお堅い、という意味らしい)だよ。」

「この会社はとてもローカルで、社員もみんなファミリーという雰囲気で、私もよく君と君の家族が散歩しているところに出くわして(これは本当)子供達にも会えて、私の妻も喜んで、そういう感じではなくなるよ。」

「通勤もここからでは遠い。ただラッシュとは逆方向だからそれは救いだね。」

「君が希望ならP氏の下で働かずに、H女史やM女史(税務部の女性パートナー)の下で働くように頼んであげるよ。」


といいました。口調はなるべく好印象になるように勤めていましたが、彼特有のプレッシャーが伝わってきました。


「家でも旦那さんと相談して、それから考えたらどうかな。」


といわれて

「もう考えられないと思います。」といいました。


またP氏にも聞かれましたが、T社からの年俸を知りたがっていましたが、


「お話するつもりはありません」といいました。


すると「それからお子さんが3人もいて財務的にかなりのプレッシャーということだけど、お給料もここまでくらいならパートナー会議に出してみるけどどうかな」


私「お給料については交渉したくないんです。交渉は苦手なので。」

W氏「交渉は悪いことではない。むしろ交渉をするほうが尊敬を得られることもある。みんなの見る目がかわることもないよ。」

W氏「どうするかね。」


とものすごいプレッシャーでしたよ。どうやったらこの居心地の悪い状況を抜けられるのか分からず、私は得意の日本人のあいまいな笑顔でやり過ごそうとしましたが、だめでした。


W氏「いったいどうしたいの?」


私「ほかで自分の実力を試してみたいです。」


これで分かってもらえたらしく、放免されました。




W氏の出してきた年俸のカウンターオファーは正直悪くなかったです。


T社への通勤距離、確定申告シーズンでの勤務時間の長さ、など考慮したらとどまったほうが良かったかもしれません。


でも、昇進しない限り絶対でないような額を、辞めるといっただけで出してくるのって、やはり考え物です。


実力ではなく、どれくらい文句を言うかで、昇給がきまるなんて。


それに、数々の面接をしてきて、もう心は別の所にあり、いまさら残ることはありえません。


T社にもオファーの受諾レターを出してしまっています。


一応旦那に電話して、「こんなカウンターオファーが出たけど断ったよ。これでいいよね。」といったら旦那も同意してくれました。


それから私の知らないところでまたドラマが展開されました。


W氏は私とのミーティングのあと、ヘレンとクレアをまた呼び出し、話したいことがあるなら聞くよ。今日はランチに行こう。といって二人を連れて出したのです。

二人が私のようにいきなり辞めてしまわないか心配でたまらなかったのでしょう。


車の中でW氏がまたこの会社は良いところで、云々と話を続けていたら、ヘレンはプレッシャーに耐えられず泣きながら「すみません。告白しなくちゃいけないことがあります。」とクライアント先からオファーが来ていて、キャリアチェンジするつもりだといってしまったそうです。(クレア談)


泣きながら、押し付け上司(M氏とします)の下で働くのが辛いこと、前から公認会計士事務所ではなく民間企業の会計をやりたかったこと、正式なオファーの文書がきたら2週間通知を出そうと考えてた、と訴えたそうです。


そしたらW氏はさすがに情にほだされたらしく、ヘレンの言い分に理解を示しM氏に対してどう改善させたらいいかを考えよう、と言い出したらしいです。


その後、私とヘレンの辞職はパートナー全員の知るところとなり、翌週月曜日に社内メールで二人がそれぞれ別の理由で転職します、とアナウンスされました。


すぐに何人かの同僚、シニア会計士がやってきて、どうするの?家で子供と過ごすことにしたの?と聞いてきました。


私はT社というところに転職する、というとみんな喜んでくれました。

「あぁ、あそこは私の勤めていたファームと同じ建物にあるよ。少し大きいところだよね。」


「元IRS(国税局)職員が何人かいて、監査などにも強いと聞いているよ。」

「寂しくなるじゃないー。でも5年も働いたんだもの、そろそろ違うところで働いてみるのもいいかもね。頑張ってね。」

など、ポジティブな反応でした。


パートナー以外はみんな転職したくなる気持ちが多少なりとも分かるようです。


思えばW氏のいうファミリーな会社というのは嘘ではありませんでした。


同僚は良い人たちが多く、過去5年間で妊娠、出産を2回経験した私を見守りつづけ、わが娘のように思ってくれる女性の方々も多々おり、この地域で友達の少ない私にとって、会社の同僚が友達、という感じでしたので、それを失うのは辛いことです。


でもクレアに言わせると「そんなのどこへいっても同じよ。1年働けば新しいところでも同じように友達ができるわよ」だそうです。


彼女は若くても悟ったところがあります。


それでも最後の週は毎日のように違う人が送別ランチに誘ってくれ、これからも連絡取り合いましょう、といってくれ、同僚に恵まれていたなとしみじみ思いながら、最後の日を終えました。


もうこのオフィスには来ないんだ、毎日この人たちとも顔を合わせることはないんだ、と思うとなんとも不思議な気分でした。




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