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ブリック(原題)(2005)
Tue.15.08.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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brick
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原題:Brick

アメリカの高校生のマフィア&探偵ごっこ。
本人達は「ごっこ」ではなく、本格的な闘争であります。

作品の評判はいいけど、シネマガール的にはイマイチ。
日本の漫画に出てきそうなストーリーじゃん。

第一にティーン達の云ってることが何一つ分からなかった。
メタファーなんだか、暗号なんだかを使うし、早口だし、あんまり頑張ってキャプション読むのも疲れるし。

本物の高校生が、こんなヤクザな会話してたらホント怖いな。
黒幕のボスみたいなのも出てきて、杖ついて、若いんだけどプチマフィアしていたのが笑える。

brick basement
プチマフィアの会合

黒幕(左の男)が出てくると、音楽までゴッド・ファーザー・チックになるんですよ。
凝ってます。
でも、地下室から上がると、お母さんがいて、オレンジジュースをくれるのが、お茶目。


主人公は「The 3rd Rock from the Sun」のトミーだった男の子で、ずいぶん大人になった。
ハリー・ポッターのようなメガネ姿のひ弱な雰囲気の役だが、ケンカが信じられないほど強いのはなぜだ?

brick emilie
エミリー・デ・ラヴィンとジョセフ・ゴードン=レヴィット


全体的に良くできた脚本なんだけど、年端もいかない高校生がいっぱしの口利いて、ヤクザごっこしてるのがね、鼻につきました。
皺一つないスベスベの肌して、人生の痛みとか、重さとか、わかってねーのによー、こいつら。

そんな感じがしたの。


nora zehetner
嫌に大人な口をきく女子高生

あまり書くことがないので写真を載せてみました。
自分がティーンだったらこの映画良かったのかしら?
ひたすら疑問。


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スリーピー・ホロウ (1999)
Tue.08.08.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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sleepy hollow
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原題:Sleepy Hollow

昨日TBSでやってました。
(日本の6チャンじゃなくて、Turner Broadcasting Systemの略で、アメリカのケーブルチャンネルです。映画を良くやるが、CMありなのが難。)

旦那が見出したらとまらなくなったそうで、久々にDVDを出してきて、コマーシャルなしでみた。
サスペンスだし18世紀のコスチューム物なので、CM入ると雰囲気壊れるからね。

いままで何回か観たけど、やっぱあの暗く曇った背景とゴシックな雰囲気がなんともいえずにいいですね。
のろわれた村、って感じで金田一シリーズにも似たものがある。

でも登場人物が白人さんだと、妙に怖さが軽減されるので、安心してみられるのが良いところ。

18人の首や腕が切られるが、あんまり生臭くないしね。
日本のサスペンス、特に幽霊物は嫌いです。マジで怖いから。

背景セット、映像の色もすごいけど、キャラクターも完璧ハマってる作品です。

ジョニ・デ(ブラピみたく略してみた)の色白で、髪の毛バクハツ気味で、オトボケ調で、ガジェットおたくで、メッチャ怖がりな捜査官。

お人形さんみたいないでたちに、訳の分からない古風な言葉遣いが魅力のクリスティーナ・リッチー。


ricci depp
クリスティーナ・リッチーとジョニー・デップ


最後のクリストファー・ウォーケン演ずる傭兵騎士の死のキスが恐ろしげで見ものです。
歯がギザギザの幽霊とキスって、こ~わ~。


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マイアミ・バイス (2006)
Mon.31.07.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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miami vice 2006
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原題:Miami Vice

観なくてもよかった。
そんな気はしていたが。

今日、キアヌ・リーヴスとロバート・ダウニーJr.の『スキャナー・ダークリー』と迷って、こっちを取ったのは、ミステイクだったかも。

テレビ・シリーズのマイアミ・バイスは余り覚えてないけど、今でも時々ケーブルで再放送してて、音楽はわかる。
あの80年代のサウンドと、恥ずかしいパステル系ファッションがそれはそれでいい感じなのよね。

2006年映画バージョンは、あまりジョークもなくてシリアスで、複雑で、眠くなり系。
シリアスなのに、コリン・ファレルのこの髪型、これがね、シリアスじゃないでしょ。


colin farrell
コリン・ファレル

80年代のドン・ジョンソンだって、さっぱりしてたのに、この長髪。
一部の白人の方がやってらっしゃる“マレット”じゃないかと思いました。

mullet
マレット=襟足だけ長い髪形


強風にあおられても、頭の部分はピッタリとしてて、後ろ髪だけなびくのはなぜかしらー?
気になるー。(笑)

それにこの髭ヅラ、アメリカのポルノ男優系とネットでは言われてたよ...
思いっきり濃くって、セクシームード漂わせたつもりのシーンの繰り返しもくどいよ。疲れた。

コン・リーの演技はフラットで、ファレルとの絡みも???だけど、40歳とは思えない若さは憧れました。

gong li
コン・リー



ストーリーは複雑で混乱するが、執拗に追う必要もなかった。
あまり重要じゃないです。というか映画自体、重要じゃ、、、なんて、リビューとしてはなっちゃないね。

期待していた音楽も、マイアミ・バイスのテーマソングなんかは流れず、現代風だった。
見に来てたお客さん、殆どがTVシリーズを期待してきてたような年代だったな。
残念だったねー。

一つ良い点を云うと、ジェイミー・フォックスはオトコに磨きがかかっていた。


jamie fox
ジェイミー・フォックス


流石、オスカー俳優だよ。

全体では「お、すげっ」とタマゲる箇所が2~3コあり。
そこをお楽しみに!


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堕天使のパスポート (2002)
Sun.18.06.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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dirty pretty things
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原題:Dirty Pretty Things

『アメリ』のオードレイ・トトゥが初めて英語で出演したミステリー。
ポスターをみると彼女が主演っぽいけど、イギリス出身の俳優キウェテル・イジョフォーの好演に尽きる作品でした。

『インサイド・マン』に出てたんですね。デンゼルの相棒だったかな。アクセントを自由に操れるタイプなのだろう。今回はナイジェリアからの違法移民で、ホテルのフロントマンとタクシー・ドライバーの2シフトで働くが、お国では医者だった、というわけありの男。

相手役のオードレイ・トトゥはトルコからの亡命者で、永住権を申請中だが労働許可はなく、これもまた違法でホテルのメードとして働いている。二人は小さなアパートで共同生活をしているが、二人が働くホテルが怪しい。何かが間違ってるのでは?それはなんだろう。という感じで展開していきます。

ミステリーとしても、ドラマとしても最後まで楽しめた良作品でしたね。トトゥのトルコ訛りは「嘘だろう」と思うかもだが、途中から気にならないというかどうでも良くなります。

イジョフォーは、物静かだけどカリスマがあって、優しくて、頭の切れる違法移民がピッタリ。移民仲間に頼りにされていて、自分と同じ不運な境遇にいる人たちを放っておけない。


Chiwetel Ejiofor
キウェテル・イジョフォー


私も移民の一人として、アメリカの移民局には悩まされてきているし、人ごととは思えないテーマでもありました。

『ダヴィンチ・コード』でもそうらしいが、オドレイ・トトゥは相手役の恋人というよりは妹、という感じがいつもあってますね。可愛いけどセクシャルな感じがいまいち出てませんで、それに比べソフィー・オコネドー『ホテル・ルワンダ』)はセクシーでした。

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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005)
Mon.12.06.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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3burials
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原題:Three Burials of Melquiades Estrada

トミー・リー・ジョーンズ出演、製作、監督作品。
テキサス出身のジョーンズが、自宅の敷地内でほとんど撮影したそう。カンヌでは主演男優賞もとっている。

批評家のリビューがものすごくいいんだけど、私には理解できませんで、途中から退屈になってしまった。
旦那は「結構好き」と見入っていたので、見る目がないのね。アタシ。

映画全体的に「孤独」がテーマなのだと思う。
前半は「パルプフィクション」式に、過去と現在が錯誤するのが面白い。

冒頭、メルキアデスという名のメキシコ人が荒野で撃たれて死んでいるところが発見される。彼はローカルな農場で働く違法移民だ。苗字も誰も知らないらしい。

違法移民ということもあって、大した犯罪捜査も行われず、遺体は畑の隅に埋葬されてしまう。家族はメキシコにいるらしいが、連絡するすべもない。この埋葬が実は3回あるうちの2回目の埋葬になります。

メルキアデスを雇っていた、初老の孤独なカウボーイ、ピート(トミー・リー・ジョーンズ)は、この若くて温和なカウボーイに思い入れがあった。それも並々ならぬ思い入れ。ゲイでもないし、自分の息子に似てるとかでもないが、大切な友達だったのだ。

そんなとき、彼を殺した犯人が、国境警備隊の若者マイク(バリー・ペッパー)だという情報を耳にする。コヨーテを撃とうとしていたカウボーイを誤射してしまったらしい。ピートはその夜、マイクの住むトレーラーに向かう...

とにかくトミー・リー・ジョーンズの狂ったおじさんカウボーイ、ってのをずーっと見てるの辛かった。カンヌで賞をとるほどの演技、ってことなのかもしれません。キャラ的には『ミッシング』での役とかぶった感もある。アメリカ社会にすんなり馴染まず、メキシコ人やインディアン達とスペイン語を流暢に話して深く交流する、アウトローって感じなキャラ。本人気に入ってるのでしょう。

思い出の中のメルキアデス・エストラダは、ナカナカハンサムなメキシコ系のお兄さん(フリオ・セディージョ)で、アメリカ人なので英語を話す役でも出てきそうで注目。

Estrada Jones
フリオ・セディージョとトミー・リー・ジョーンズ

そして国境警備隊員マイクにバリー・ペッパー。『プライベート・ライアン』や『ワンス・アンド・フォー・エバー』で、戦場でドロドロになるような役が好きなのか、今回も泥だらけの体当たりの演技。

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ダンス・オブ・テロリスト (2002)
Fri.09.06.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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dancer upstairs

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原題: The Dancer Upstairs, Pasos De Baile

ジョン・マルコヴィッチ監督作品のサスペンス。
低予算、低成績のインディペンデントだけど、残酷なシーンは押さえ気味に、ラテンアメリカを美しく撮っている箇所が効果的だった。

我が(?)愛すべきマルコヴィッチ、監督も悪くない。

始まって最初に「ラテンアメリカ。近年」とだけ、紹介が出ます。
国や都市の特定もなく「とある国」なのです。

原作は南米ペルーで80年代に起きた一連のテロリスト事件と、その首謀者を追う刑事について書かれたノンフィクション。

各地の小さな田舎で動物にダイナマイトで付けて殺したり、政府の役人が狙われ、処刑されるテロが発生。5年後には首都にて大掛かりな爆破事件が起きはじめる。誰かが革命を起こそうとしているのだ。

テロは子供や女性も参加しており『エゼキエル大統領万歳!』と叫んで自爆するのがスタイルとなっている。

このテロリストグループのリーダー『エゼキエル』とは誰か?彼もしくは彼女はどこに潜伏しているのか?

全編英語なんで、はじめは混乱させられるが、役者はみんなラテン系のアクセントが入ってるので雰囲気はでてるといえばでてる。特に主人公のロハス刑事役のハビエル・バルデムは、スペイン出身でヨーロッパ系のアクセント。渋めでクラシックなルックスが好感もてます。特典映像での素顔はもっと若くてワイルドだったのがまたイイわー。

アメリカ人の発音ペラペラの役者もいて、聞きやすいけど雰囲気壊れた。

同じラテン系のサスペンス『タブロイド』よりも後味はよく、自分にはちょうど良かった。
『ユージュアル・サスペクツ』ほどの迫力はないけど、刑事モノ好きな方はトライしてみてください。

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スイミング・プール (2003)
Tue.06.06.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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swimming pool
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原題: Swimming Pool

レンタル屋に行くたびに気になってたんだけど、見そびれてた作品だった。

映画が始まると、アメリカの映画ではなくて、イギリスの映画だったんだー、と分かり、シネマガールの期待は膨らみました。ありきたりのハリウッド映画じゃなさそう、っていう期待。

でもでも、ポスターに出てくる明るいプールはイギリスじゃなさそうだし、ビキニ・ギャルはカリフォルニアっぽいぞ、と思ってるうちに作家であるイギリス人の中年女(主人公)がフランスに旅し滞在することになり、フランス映画に変更でーす!ってフェイント食わされたが、これも嬉しい。

明るい太陽と緑が美しい南仏の田舎。ビキニギャルとスイミング・プールがピッタリよ!と思いきや、今度は怪しい「家政婦は見た」的な推理系のトーンになってくる。

ここでシネマガールのフランス映画に対する永遠の疑問。
フランス映画に出てくるエロ男ってなんであんなに不細工なのかね?
そしてフランスの美少女はなんでハゲでデブで年の行った男達と寝るのかな?

話は戻って、推理系ですが、ネタをバラすと、なんかこの映画、最後になって今まで観たののどこが現実?どこが幻想?わからんよ!誰か教えてくれー。という感じです。

ひょっとしたら映画全部が幻想かとも思える。それは見る人の想像にお任せ。
シネマガールの苦手分野なんですよねー。白黒つけたいの。私。

いかにも危険な「官能」がテーマって感じのポスターに惹かれた男性陣は、この映画どう思ったかなー。
テーマとしては「中年女の更年期障害と葛藤」って感じで、拍子抜けするんじゃないかしら。

この中年女の主人公、プライド高くて、イジケてて、服装もダサダサのおばちゃんだけど、ツワモノかもしれない。ビキニ・ギャルよりエロチックに変身します。


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インサイド・マン (2006)
Mon.22.05.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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inside_man
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原題: Inside Man

スパイク・リー監督とデンゼル・ワシントンのコンビ4度目の作品。
久しぶりに面白いアクション/サスペンス映画を見せてもらった、という感じで満足。
近所にある「3ドル映画館」(2ヶ月くらい遅れた作品を上映)で見たので、お得感倍増だったわ。

銀行強盗のクライヴ・オーウェン。
ニューヨーク市警の人質交渉人のデンゼル・ワシントン。
銀行のオーナー、クリストファー・プラマー。
オーナーの代理人となるジョディー・フォスター。
現場の警察官ウィレム・デフォー。

こんなに大物が並ぶと、使い方間違えたら大失敗になりかねないから、予告編見たときは心配だったけど、スパイク・リー、巧いね。

インドの歌なんかも入った音楽といい、人種の多様な人間模様といい、金融とビジネスとスラムが入り混じる世界の描写といい、ニューヨークを撮るのが神業的になってきた。今後注目の監督ですね。

塗装屋の作業着姿の銀行強盗四人組がニューヨークのある支店を占拠した。
ドアは内側から鍵がかけられ、人質が何人もいる様子。
防犯カメラは作動しなくなっている。
犯人との人質取引専門のデンゼル刑事が現場に呼び出される。

一方犯人達は人質全員に自分達と同じ作業服を着せ、地下のオフィスに連れて行く。全員サングラス、マスクをかけさせられている。

事件を知らされた銀行のオーナーは、支店の名前を聞いて、さっと顔色が変わる。この支店の貸し金庫に、重要な「何か」が保管されているらしい。
それを無事回収すべく民間のネゴシエーターとしてジョディー・フォスターが雇われる。
さて、デンゼルやらフォスターは犯人達と交渉できるのか。
最後はどうなるのか。


とまぁ、プロットをここまで紹介しましたが、「怪しいポイント」が沢山あって、推理ごころをそそられるのも楽しいが、ニューヨークならではのしつこいくらいの「人種ネタ」や「スパイク・リー系」ジョークが気に入ってしまったシネマガール。
『25時』にも通じる911へのトリビュートがチラッと登場するところも見逃せない。

問題の貸し金庫の中身は、比較的簡単に察しがついたけど、その後の展開にやられました。そんなのありなのか???甘くないか?と思いつつ、爽快感を感じずにはいられない自分がいた。

以下、ネタバレ系コメント。


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ララミー・プロジェクト 語られた真実 (2002)
Sat.20.05.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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Laramie Project

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原題: Laramie Project

今日はちょっと悲しくなるお話。

1998年10月6日、マシュー・シェパードというワイオミング大学の21才の学生がキャンパスのある小さな町ララミーで二人の男に暴行を受け数日後に亡くなった。

覚えている限り、当時のマスコミは「ヘイト・クライム(憎しみ犯罪)」というタームを使って、大々的に取り上げていたのだが、「ヘイト・クライム」が何なのか、気になるものだった。

なんとなくテレビから受けた印象では、個人的な恨みや、強盗、ドラッグなどとは関係なく、例えば、黒人だから、ホモだから、あるいは、そういう風に見えるから、というような「憎しみ」が理由で赤の他人を暴行したり、殺したりすることを指すらしい。

被害者のシェパードは同性愛者だった。バーですれ違った見知らぬ男達に、「ホモ野郎」ということで拉致され、ボコボコに殴られ、人里はなれた草原のフェンスに縛られて置き去りにされた。事件は中西部の小さな町ではもちろん、全米にショックを与えた事件だったようだ。

この作品は、事件から1年、NYCの劇団がワイオミング州ララミーへ行き、住民、事件の関係者、シェパードの友人、容疑者達を知る人々などにインタビューを行い、それを元に劇を創作、後に映画化されたものだそう。

保安官、神父、友人、大学のアドバイザー、が語るドキュメンタリー形式だけど、全員俳優が演じている。
それもマシューを治療したドクターにピーター・フォンダとか、彼の友人にスティーブ・ブシェミ、クリスティーナ・リッチとか、錚々たるラインアップで、HBOムービーとして放映されたらしい。

最初、ドキュメンタリー形式なのに、なんで実際の地元の人を使わないんだろう、演技よりも生がみたいよ、と思ったが、見ていくうちに理由が分かった。

最初のインタビューは録音テープだけで、後からまた本人に語ってもらっても臨場感が出ないだろう。
そして町の人々の多くは、事件が、そして犯人が部外者でなく自分達の隣人だったことがあまりにもショックで、語りたがらないし、カメラに写されるのなんか御免被る、そっとしておいてくれ、といったかんじなのだ。

保守的なカウボーイの町で、「ブロークバック・マウンテン」もなかった1998年当時、「同性愛反対」とあからさまにいう農場主や、牧師などがたくさんいた。

「普通の人が殺されてもニュースにもならないのに、ホモが殺されるとなんでここまで騒ぐのかしら」という主婦がでてきていた。

映画のクライマックスは、その年のホームカミング・パレードで、大勢の人たちがマシュー・シェパードのために歩いた様子。保守的な町が変わっていく瞬間を目撃する思いだった。

あるワイオミング大学の学生による映画のリビューによると、ララミーの町の様子としてはかなり巧く捕らえてるとのこと。

クリスティーナ・リッチはワイオミングの田舎娘にしては粋な少女すぎるかもだが、事件を振り返るにはよい映画です。

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ドッグヴィル (2003)
Fri.05.05.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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dogville
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原題:Dogville

とっても長く感じたし、実際に長かった3時間です。
「全部でイントロ+9章あります」と最初にナレーションが入る。
そして1章終わると、結構ながっ。
サクッとみるつもりが、とんでもなかった。

ストーリーはミステリーも絡んで始まるので面白い。
だもんで、途中でやめられず、次どうなるのかが知りたくてみるんだけど、どんどん辛く、欝になってきます。覚悟してみた方がいいかも。

舞台は戦後恐慌の頃のロッキー山脈の小さな村「ドッグ(犬)村」。
二コール・キッドマン、ポール・ベタニー主演。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(ビョーグ主演)のランス・フォン・トリアー監督作品。
脇役はナレーターも含めて豪勢です。

物語はベタニーの住む人口15人プラス子供達の村に、キッドマンがやってくる。ギャングに追われているようで、多くを語らないが、ベタニーは村人を説得して彼女をかくまうことにする。

最初、マジー???こんなんで続いていくのー?と思ったのは、うす暗いスタジオにチョークで建物の敷地と通りを線引きしたセット。
わずかな壁や家具、小道具だけ、という演劇のようなスタイルで、始まったときからじんわりと村の窮屈さが伝わってくる。

stage
“チョーク”でできたセット


細部には触れないでおきますが、むかーし、中学生の頃読んだ赤川次郎のミステリーを思い出した。
その名も、「善人村の村祭り」。

テーマは違うけど、ふとしたことから誰も知らないような小さな村に滞在することになった主人公が、もてなしを受けながらも薄ら怖い何かを感じる…という共通点。ありがちではありますな。
(でも最後が違うから注目してみて。)

チョークのセットの演出には徐々に慣れてくるんだけど、やっぱり始終圧迫されてる感じで、映画が終わったら疲労困ぱい状態のシネマガールでした。

最後、「カタルシス」といわれる部分があり、個人によってその取りかたは様々らしいです。
でも自分にとってのカタルシスはジェームズ・カーン(『ゴッド・ファーザー』)が最後にちょっと出てきたこと。
このオヤジ、明るくてよかったなー。

ちなみに、一番嫌いなキャラは、ジェイソン、というクソガキでした。
小太りで、メッチャ気色悪くて、蹴り殺してやりたいくらい。

エンディング・クレジットで流れる歌、病めるアメリカを写す写真の数々も圧巻。
この監督、アメリカ嫌いなんだなー。

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レイヤー・ケーキ (2004)
Wed.22.03.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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Layer Cake
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原題:Layer Cake

次期ジェームス・ボンド役が決まったダニエル・クレイグ主演のヤクの売人物語。彼のボンド役にかなり不満な007ファンが多くて反対サイト「クレイグ・ノット・ボンド」 ができてしまったほど。

そこまで反対しなくてもいいじゃないの?って思う。誰がどこから見てもハンサムなピアース・ブロスナンに比べたら、クレイグはちょっと見劣りするだろうけどさ。

彼はキュートなときとそうでなく見えるときがあるんだよね。でも7割方いい男に見えるからいいじゃないのさ。ヴァル・キルマーのバットマンより合ってると思う。きっと。

さてさて、本作品ですが、「オモシロムズカし」でした。英国映画なので、もちろんキャプション付きで見たけど、ヤクザなスラングは難易度高いっすね。でも犯罪モノが好きな方は必至。ハリウッドとは違う見せ方が心地いいです。

コカインだかヘロインの売買を中心に、利潤が絡むチンピラからマフィアのドンまでが交互に出てきて、今回2度目に観る彼氏に助けてもらいながらプロットを理解したんだけど、そういうのって余計もう一回見たい!と思うのよね。

クレイグ演ずる主人公は外見もスタイリッシュな感じのするプロのドラッグ・ディーラー。警察や法規に関しては注意を払い、目立つような行動はせず、信用第一でコツコツと大金をためてきた。もうこの辺でこの世界からも足を洗おうか、というところに、最後の取引が入ってくる...

ストーリーは淡々と、しかもスリリングに進んで、最後までどうなるのか、誰が誰の見方なのか?あの女(シエナ・ミラー)はスパイじゃないか?なんて、ドキドキしながら楽しめる娯楽モノ。薬物取引を賛美している、と賛否両論を呼んだらしいけれど、Disagreeですね。

ダニエル・クレイグは、スムーズな中間人(ミドルマン)を、カッコよく、ちょっと泥臭く、そんでもって人間味のある男に演じています。カリスマもあるし、気の弱い感じのする人間にもなれる。ボンド役も新しいキャラに仕立ててくれるのを期待してしまう作品です。

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ミッシング(2003)
Thu.16.02.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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Missing
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原題:The Missing

『ダ・ヴィンチ・コード』の公開が控えているロン・ハワード監督のウェスタン・サスペンス。

興行収入も批評も悪くて、見たかったのにあっという間に上映が終わったのを覚えている。

【『ラスト・オブ・モヒカン』】のお気に入りキャラ‘ウンカス’役のエリック・シュウェイグが悪役で登場、という点でも是非に観ておきたかった。

主演はケイト・ブランシェットとトミー・リー・ジョーンズ。19世紀半ばのニューメキシコの荒野を舞台に父と娘の絆を描く。

演技もストーリーも悪くなかったけれど、とにかく長かった。2時間半たっぷりあります。風景はずっと西部劇だし、登場キャラもメインは4-5人で、複雑なプロットがあるわけでもない。せめて2時間以内にまとめて欲しかった。

といってもブランシェットとジョーンズに期待の子役も加わって、パフォーマンスはハリウッドでも渋い上級クラス。監督としてもカットしづらかったのだろう。

期待のエリック・シュウェイグは‘ウンカス’の面影もなく、太った上にあばただらけのメークでメッチャ怖い黒魔術師(?)のインディアンに変身。さすがだけど、クリーンカットな役はもうやらないのかしら?と残念な気分。

でもブランシェットの娘役二人には今後注目かもしれない。

特に、下の娘ドットを演じるジェナ・ボイド。主演俳優二人にも負けずに馬を乗りこなし、終始愛くるしいお転婆さん、巧かった。

彼女の最近の出演作は『旅するジーンズと16歳の夏』。生意気なんだけど慕ってくる近所の小学生、みたいな役がはまり、泣かせる演技をみせてくれた。

しかし『旅する~』は80年代のティーン映画のようには楽しめなかったな。年をとった証拠?

上の娘リリー役のエヴァン・レイチェル・ウッドもまた10代向けの映画『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』でホリー・ハンターと共演が記憶に新しい。ごく普通の子がポピュラーな友達ができて、非行への道を突っ走るさまを描いたドラマで、「積み木崩し」的な役柄を頑張ってた。

そしてカメオでヴァル・キルマーが登場。久しぶりに変わらなく元気な‘アイスマン'の姿がみれて嬉しいわ。なんでもニューメキシコ州に農場を所有していて、州内に映画撮影を誘致する運動の一環として出演したとか。“ユー キャン ビー マイ ウィングマン”とは云わなかったのが残念!

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25時(2002)
Sun.22.01.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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25th hour
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原題:25th Hour
『アメリカン・ヒストリーX』のエドワード・ノートン主演、『マルコムX』のスパイク・リー監督。この監督らしくニューヨークが舞台で、2001年の同時多発テロ以降、初めて911について触れているとされる作品。

テーマは友情、恋人への信頼、父親との関係、などの自分の人生に大切な「愛」を再確認、という感じ。そして911以降のニューヨークへのエールをバックグラウンドに描いている。

主人公のノートンは麻薬取引で御用になり、シャバでの最後の24時間を、大切にしている彼女と高校時代からの親友二人と過ごすことを決める。彼女に『メン・イン・ブラック2』のロザリオ・ドーソン、親友に【『カポーティ』】のフィリップ・シーモア・ホフマンと、バリー・ペッパー(『グリーン・マイル』)。 “フィリ・シー” 目当てで借りたけど、ペッパーの渋い演技も発掘でき、もちろん主人公のエド・ノートンもいい役者で、2時間じっくり堪能できた。

『アメリカン・ヒストリーX』でのノートンは、若いギャング・グループの冷酷なボスで、刑務所に入って何かを悟り、温和になって出てくる。しかし、この映画では甘いマスクが刑務所で災いし、レイプなんかの格好の餌食になることをひたすら恐れる、ニューヨークでも顔のスリック(世渡り上手的)なヤクの売人を演じる。いわば正反対の役柄で世界観の違いが面白い。

地味な雰囲気の映画だったからかあまり話題にならなかったけど、黒人の出ないスパイクリーということで特徴あるし、見やすくて面白ろかった。特にエドワード・ノートンの ”F*ck You” で始まるモノローグは必見。ニューヨークを知っている人なら笑ってしまう、ニューヨーカーの風刺が盛りだくさんで、スパイク・リーの彼らしいNYCへの愛情がわかる。

気に入ったフレーズを紹介すると:
F*ck the uptown brothers. They never pass the ball, they don't want to play defense, they take fives steps on every lay-up to the hoop. And then they want to turn around and blame everything on the white man.
<訳>
クタバレ、アップタウンの兄ちゃん達(黒人さんのこと)。(バスケで)ボールをパスで回さないし、ディフェンスもやりたがらない。ゴールへのレイアップ・シュートでは5歩も歩くし。そんでもって挙句の果てはすべてを白人のせいにしやがる。

世界貿易センタービルの “グラウンド・ゼロ” での捜査、解体除去作業の様子は実際の映像が映され、生々しさが伝わる。911への触れ方は中途半端といわれているが、さりげなく触れるのもいいのでは?

バリー・ペッパーはメル・ギブソン主演の戦争映画『ワンス・アンド・フォーエバー(2002)』でとってもよかったのでそちらもご覧いただきたい。

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アモーレス・ペロス(2000)
Mon.09.01.2006 Posted in 犯罪・ミステリー
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Amores Peros
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原題:Amores Peros

映画通の方々には評判の『アモーレス・ペロス』をやっと見ることができた。観始めて思ったのは、勢いのよさや、エピソードのカットの仕方が『パルプ・フィクション』に似てる、というもの。でも実際はタランティーノのえげつないけどさらっとしたジョークとは無縁の、悲しくて、重たい映画でした。

イヌ好きの映画ファンの方は共通して感じると思うが、ドッグ・ファイティング(犬闘)が出てくるところは観てて目を背けたくなる。でも観ていられたのは全体的に物語りや映像がイヌ好きの人が撮ってるなと、なんとなく思えたから。

「ペロ」ってスペイン語で「犬」だそうですが、小さい頃近所にいたおじいさんがペロという名前の犬を買ってたのを思い出した。そのときはペロペロなめるから「ペロ」なんだと思っていたけど、おじいさんはスペイン語を知ってたのかもしれない。

そんなことよりこの映画、ガエル・ガルシア・ベルナール(「モーター・サイクル・ダイアリー」)が主人公の「第一話」、妻子持ちの実業家(TVプロデューサー?)と愛人スーパーモデルが主人公の「第二話」、ホームレスの殺し屋が主人公の「第三話」があって、「第二話」が比較的退屈だったので、映画全体が長く感じてしまったのが残念だった。

「第一話」は20代の若い時期、「第二話」はキャリアも最高潮の30代、40代、そして「第三話」は晩年の人間を描いており、3つの物語とも主人公の人生は悲しくて、年齢を追うごとに、悲しみは深い。それぞれイヌが重要な役割を果たしていて、イヌも主人公のような登場のしかたで、それぞれ可愛いです。

<ネタバレ注意>
注目してしまったのは「第一話」の闘犬コフィ。カワイイ名前の可愛いペット犬だったのに、飼い主の為に賞金を稼ぐようになる。逆恨みのライバルオーナーに撃たれ、瀕死の状態だったところを、「第三話」の殺し屋ホームレスに拾われるが、一度「闘犬」となり、戦いの味を覚えた犬は、戦うことをやめられずにホームレスの可愛がる仲間の犬たちを殺してしまう。

それはかつて妻子を捨ててゲリラに活動に参加していた殺し屋が、その任務が終わっても普通の生活には戻れず、闇の殺し屋として生きるしかないのと同じなんだと思う。ホームレスの殺し屋はコフィを憎みきれずに「ネグロ(黒ちゃん)」と名前を付けて一緒にどこかへ旅立っていく。

後味がスカッとしないので、2時間半見た後疲れてしまった。もう少しユーモアがあってくれると助かったかも。演技、脚本、ワンちゃんたちは申し分ない出来。でもリビューもなんだかスカッとしなくて、うまく書けない。

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ミュンヘン(2005)
Sun.25.12.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
10 comments 6 trackbacks
Munich
原題:Munich
1972年、ミュンヘンオリンピック。世界中が見守る中11人のイスラエル選手がテロリストに人質に取られ、殺された。「ブラック・セプテンバー」と呼ばれるパレスチナのテロリストもその場でドイツ軍により射殺。その後、イスラエル政府は極秘に暗殺グループを結成し、テロ行為を計画したとされる人物を探し出して消すよう指示する。

実際の事件を題材にしたノンフィクションのジョージ・ジョナス原作の本からのアダプションで半分フィクションのサスペンス。スティーブン・スピルバーグはこの映画を「宇宙戦争」の前に撮る予定だったが、トム・クルーズのスケジュールで後に変更したそう。トムってそんな影響力あったのね。

70年代の雰囲気が好きなので、この映画は楽しめた!「ミッション・インポシブル」をダークでシリアスに、そしてももっとリアルにした感じの前半は古いスパイ映画のようで、ハラハラするツボもうまく描けている。さすがスピルバーグ!です。

結成されたグループ5人は、もともと暗殺の経験なんてない。元首相のボディーガード、文書(パスポート)偽造のプロ、爆弾のプロ、射撃のプロ、もとシークレット・アーミーがヨーロッパで初めて会い、政府から渡されたリストに書かれた人物を探し出す。

最初の一人を殺すときの不慣れな様子、有力な情報源とコンタクトをとり報酬を払うやりとり、爆弾を仕掛けるからくり等、なんかリアルなんだけど、実際にそうだったのかな?

ユダヤ系のスピルバーグが、暗殺を命じられたユダヤ人達の仕事振り、苦悩を描きたかったのはわかる気がする。それ以上に、いままでのハリウッド映画よりも、パレスチナ側のイスラム系のキャラクターに人間味を持たせているのが印象的だった。どちらの肩をもつ、というよりはパレスチナとイスラエルの永遠に終わらない復讐合戦の無意味さを訴えたかったんだと思う。

全部で3時間の上映時間中、最後の30分ほど長く感じた。物語をどう終わらせてよいかわからず、うろうろしている感じ。スピルバーグには珍しくセックスの描写がかなり赤裸々だったのも印象的。

エリック・バナ(「超人ハルク」)は主人公の暗殺チームリーダーとしてぴったり。ハンサム顔にユダヤ人っぽい大きな鼻。強さと弱さの両面を持ち合わせ、カリスマもある。その他、次期ジェームス・ボンドが決定してるダニエル・クレイグ(「トゥームレイダー」)、マチュー・カソヴィッツ(「アメリ」)出演。また、存在感あるフランスの俳優陣(Mathieu Amalric、 Michael Lonsdale)もいい感じ。

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タブロイド(2004)
Sat.24.12.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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Cronicas
原題:Cronicas
sycoさんの【Off Hollywood Movies辛口映画メモ】で見つけたインディ映画のサスペンス。書き捨てコーナーにあっただけ、いまひとつ、イイ映画になれない残念な作品。

主人公の男はテレビ局のレポーター。エクアドルを脅かす連続レイプ&殺人犯「ババホヨのモンスター」を追いかけて地方の田舎町にやってきた。3人の少年の遺体が見つかったばかりで、葬儀が行われていた最中、街角で一人の男がリンチにあう。被害者の少年の兄弟だった男の子が車にはねられ、運転していた男を群集が車から引きずり出したのだ。

最初の出だしは迫力があって、見入った。リンチのシーンは、これがラテンアメリカの血の気の多い民族のやることか、と怖くなった。「モンスターを知っている」というひき逃げ未遂犯を獄中でインタビューするところも緊張感ありでよし。

マスコミの身勝手さを描くところなどが、分かりやすくテンポを持たせてくれると、中盤たるまずに済んだかも。後半畳み掛けると思いきや、展開もあっとおどろくこともなく、後味が最悪な感じでした。こんなこと言ったら、みなさん見ないでしょうね。

主演ジョン・レグイザモのクールでシリアスな演技が見たい方にはいい映画かも。一応、カッコいい役です。自分は「3人のエンジェル」でチーチー・ロドリゲス、というドラッグ・クイーン(オカマさん)を演じた彼が大好きだったけど、ああいうふざけたのが少なくて悲しい。

全編ほとんどスペイン語で、英語字幕で見て、疲れました。スペイン語勉強したいな、といつも思うんだけどね。なかなか。レグイザモは4歳(3歳と5歳の説もあり)でコロンビアからニューヨークのクイーンズに両親と移住。両親はスペイン語で話しかけるけど、英語で話し返す典型的な2世なので、スペイン語が苦手だそうです。この秋から「ER」にレギュラー出演しているが、彼のコメディアン要素満載の映画がみたいです。

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マシニスト(2004)
Thu.22.12.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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Machinist
原題:The Machinist, El Maquinista
今日ご紹介は、「バットマン・リターンズ」のクリスチャン・ベイルが83kgから55kgへ減量したことで有名なインディペンデント系ミステリー。一日ツナ缶一個、りんご一個のダイエットで、役作りでは記録的らしい。「シリアナ」のクルーニー(27kg増)も凄いけどね。

「面影がない」、「病的」といわれながらも、やはりクリスチャン・ベイルの魅力たっぷり。女性を優しく口説いたりするところは、激痩せ男だってチャーミングだなぁ、と思わずにはいられない。

ベイル扮する主人公トレヴァーは金属加工場の機械工。この一年インソムニア(不眠症)で寝てないという。仕事場の同僚、上司、いつもお世話になる売春婦などの周囲は彼の痩せぶりや行動を心配する。「大丈夫だよ」と答えつつも、やがて彼自身、周囲の不可解な変化に気づき始める。冷蔵庫に見覚えのないメモ。みんなが知らないという新入りの機械工。そして極度の疲労から工場で事故を起こし、同僚に怪我をさせてしまう...

【リベリオン】以来、クリスチャン・ベイルにお熱のわたくしは、彼みたさに最後まで見るのに、相当ガンバりました。人体の指とか腕とかの切断、という描写が間接的であれ無性に耐えられない自分にとって、とってもつらい映画だった。今にも誰かが怪我しそうな雰囲気がダメです。これはまさに、その雰囲気が常に流れてるような映画。もちろん怖い部分は早回し。だから「ソウ」見れないんです。

クレジットを見ると製作者(プロデューサー)はみんなスペインの名前。そのはず、撮影、製作はスペインで行われたそうです。メイキングでは、スペインの街角がLA(ロス・アンゼルス)に見えるよう看板を取り替えたりの作業が紹介されている。違和感なかったし、観客も不眠症の気分になるような白々としていながらダークな、色彩のない雰囲気がうまくでていると思う。スペインだったら安上がりだろうしね。

天国と地獄、右と左、などのメタファーやそのほかの哲学的な引用もあって、見れば見るほど奥深いものらしいが、ミステリーとしてはキャストの演技に支えらた感があり、プロットは斬新というわけではありません。でも最初からミステリーだらけで、退屈せず、最後はハッピーエンドではないが、なんらかのサルベーション(救い)で完結していて、あと味は悪くない。怖いの好きな人にお薦め。

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シリアナ(2005)
Mon.19.12.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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Syriana
原題:Syriana
予告編を見たときの予想通り、自分には難しくてもう一度見ないと内容が分からない。「トラフィック」と似たようなつくりで、メイン・プロットといくつものサブ・プロットからなる、複雑なドラマです。でも知的な部分を駆り立てられて、こういうの好き、という人も多いかもしれない。

物語をほとんど完全に見失ったけど、なぜか最後まで面白く見ることができた。もちろん、自分より理解していた友人にあとから質問攻めしました。(笑)

それでも時間をカットするために削られたというサブ・プロットがもう一つあった、というからビックリ。これ以上複雑にしてどうするんだろう。そこに女性のメイン・キャラクターがいたらしいが、中東とアメリカの石油業界がそうなのか、ほとんど女性のキャラがないお話で、「トラフィック」よりもグラマラスさの少ない、渋いタッチとなっている。

ジョージ・クルーニーは役のために20キロ以上太ったため、腰を痛めて手術したそう。ということで腹の出た髭ぼうぼうのオヤジを体を張って演じた、といえる。それよりもアラブ語が上手だったことを褒めたいけど、ネイティブの人から見たら堪能なんだろうか?それにアラブ語にも何種類かあってパキスタンとイランは違う言葉らしい。ファーシっていうのはイラン語?知識不足で恥ずかしい。

ちなみにクルーニーと、ウィリアム・ハート(「ヴィレッジ」)が二人で話している駐車場は(後ろにIKEAとMACY‘Sあり)、ボルチモアの我がアパートから10分くらいのショッピングモールです。「メリーランド州、ロックビル」と出てるけど嘘です。プリンストン大学として出てたのもボルチモアのジョンズ・ホプキンス大学らしい。それらしいキャンパスでした。

ジェフリー・ライト(「クライシス・オブ・アメリカ(原題:Manchurian Candidate))」という黒人の俳優が新発見。寡黙でコツコツと確実に仕事をする抜け目のない弁護士がはまっていた。マット・デイモンは家族もちの石油ビジネスアナリストで、自分の中では好感度プチ・アップ。

最後に、アラブ系のイケメン俳優も多かったです。でも名前が覚えられないんだなー。アラブの方々、すんません。

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Syriana


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アイデンティティー(2003)
Wed.07.12.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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Identity
原題: Identity
昨日紹介した「ウォーク・ザ・ライン/きみにつづく道」のジェームス・マンゴルド監督の作品、ということで紹介してみます。この監督は他に「コップランド」、「17歳のカルテ」、「ニューヨークの恋人」を手がけていて、作品の傾向がよく分かりません。オールラウンドな監督なのかな?本作品はミステリーです。

ネバダ州の人里離れたモーテルで、嵐のため足止めを食らった10人の男女が一人一人殺されていく...そしてその現場には次に殺される人の泊まっているルームナンバーが残される...

この映画は「暇つぶしにあまり期待しないでみると悪くない映画」、というカテゴリーに入る。(そんなのアリかね。)B級かと思ったら、意外にいけてるやん。ってな感じ。前評判や制作費、パブリシティー、興行収入なんかが低いと、つい同情してしまうのかも。アメリカでこの映画、長く上映されてなかったです。

主演のジョン・キューサック(「ハイ・フィデリティ」)、好きなんだけど、ハズレの作品も多い(特にラブコメ)。ハズレと分かってても、ついつい観てしまう、そういう魅力があります。この作品は彼とレイ・リオッタ(「グッド・フェローズ」)の共演が見れるし、ギリギリのボーダーかな。

感のよい方、ミステリー慣れしてらっしゃる方は、題名だけでオチが分かってしまうらしい。自分は全然分からなかった。M・ナイト・シャマランが「シックスセンス」をこの世に送り出して以来、ミステリー部門では最後のどんでん返し合戦になってる映画界ですが、本作品はちょっと反則気味な気もした。

ということで、全体のプロットよりも、殺人がもたらす、ハラハラさ加減を味わいつつ、レベッカ・デモーネイってこんな顔だっけ?、レイ・リオッタはヤクザな役が似合うなー、アマンダ・ピートは綺麗だけど歯が目立つ、やっぱりキューサックはいい感じだわ、といった見どころを自分で探していく、そんな二流ミステリーです。
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クラッシュ(2005)
Mon.14.11.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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2005年春頃公開のCrash。米国ではレンタルでてます。
日本では2006/正月第二弾だそう。

今年観た映画では、「かなり気に入った」に入る。どちらかというと、アメリカに住んでいる方々で、インディペンデント映画好きにウケがよろしいかと思います。米国社会(ロス・アンゼルス)の人種差別問題がテーマでちょっと重め。人種差別をしたり、されたりの経験があれば、「あぁ、こんなことあるなぁ」と思うエピソードに出会えるでしょう。

米国在住の方は、「アメリカ人ってみんなこんなに喧嘩っ早いのか?」と思うかも。そうなんです。(笑)って嘘です。LAには観光で行っただけなので、実際どうかわかりませんが、個人一人一人に寄ってさまざまでしょう。でも日本の基準からすると、アメリカには色んなタイプがいる、そんな映画だと思ってください。

人種問題は深いところまでは掘り下げないものの、差別のタイプの描写や展開はなかなかのイイ線。ハリウッド映画の「ハッピーエンディング」とは違った、「あと味」の良さもイチオシしたい理由。観たあと希望をもたせてくれ、それでいてシニカル。(説明がイマイチできてる自信ないですが。)

役者の層は多彩。有名どころ(サンドラ・ブロック、マット・ディロン等)、演技派(ドン・チードル「ホテル・ルワンダ」)、若手(ライアン・フィリペ「クルーエル・インテンションズ」、ルディクリス-この人はラッパー)、脇役派(ウィリアム・フィンチャー「ブラック・ホーク・ダウン」、ダニエル・デエ・キム「ロスト」)といった面々。それぞれ分をわきまえたチームワーク的な演技がいい。サンドラ・ブロックでさえも、役に深みを出そうとする姿勢には、多少好感がもてるし。

一番惹かれたエピソードはヒスパニック系の若い父親と娘のエピソード。 図らずも大泣きしてしまった。でも、期待のし過ぎは禁物ですよー。

P.S. LAが舞台だからヒスパニックが登場するのは典型的、ともいえるが、うちの近所(東海岸の工業地帯)に過去2-3年で現れたヒスパニック系の方々の増え方はすごいものがある。ウォール・マート(格安スーパー)とチャイナ・バッフェ(中華食べ放題)にいけば1/3はヒスパニック(メキシカン、プエルトリカン)。正規登録されてるだけでも、黒人(アフリカ系)人口を既に超えてるらしいし、彼らのパワーで米国の様子もラテン系に変わっていくのを感じる今日この頃です。
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ヒストリー・オブ・バイオレンス (2005)
Sun.13.11.2005 Posted in 犯罪・ミステリー
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全米公開も終わりそうな A History of Violence を昨日見てきました。
正直ちょっと期待ハズレ。映画は期待してみないほうが良いときってありませんか?IMDBでのレーティングは7.6(10段階)だし、友人(男性)の強い推薦もあって、エクスペクテーションはかなり高まっていたのがよくなかったかも。

ジャンルは犯罪、ドラマ、スリラーということもあって、ネタバレなしに話すことが難しいけれど、不満だったのは不適切な性描写(男が薦めるハズだわ)と、最後のどんでん返し(Twist)。性描写が嫌いなんじゃありません。センスがよければ大好き。(笑)今回のは必要性があまりないヌーディティが多かったような気がする。ヴィゴー・モーテンセン(「ロード・オブ・ザ・リングス」)のお尻が見たい人は、どうぞ!そのシーンは悪くないです。

どんでん返しの部分はどこからがTwistなのか、ハッキリしない、メリハリがないかんじ。自分のレーティングだと、6.5くらいかな。役者の演技は奥深くて見ごたえあり。ご覧になった方、感想ください。ブログ始めて5日目にも既に何人かビジターがいるようで、嬉しいです。コメントさらにいただけると助かります。今後ともよろしゅうたのんます。
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