シネマガールのえいが日記 − プラス ワシントンDC郊外での日常

今日会社でリストラがありました。
もうすごいショックで、動揺せずにはおられないじょうたいです。
会計士は食いっぱぐれがない職業だってよく言うじゃない。
それにワシントンDC周辺は政府関係やらその外注産業で成り立ってて、不況に強いともいって。
鷹をくくってたら、きましたよ。不況の波が。
同じキュービクルにいる一年後輩の女の子が昼まえに帰っていったけど、金曜日には半休を取る人は多いし、午後よくゴルフをしに帰っていく子なので、気にも留めてなかったら、キュービクルの別の女子二人が「彼女リストラされたのよ」といって窓から駐車場を眺めている。
私たち4人はけっこう気が合って、会社の外でも会って遊んだりしていたので、残った3人はもう超ショックで言葉も出なかったです。
彼女は駐車場で泣いていたらしい。
3人でとりあえずテキストメッセージをだして、その子とお昼を食べに集まりました。
2時間くらいたって、その子はいくらか立ち直ってて、月曜から職探しするから大丈夫、などとポジティブな姿勢で私たちも励ませるだけ励ましてきたのですが、やっぱ彼女はかなり打撃をうけているとおもう。
そしてリストラは金曜日に起きるというのは本当だったのですね。
彼女も週末はペンシルベニアの実家に帰る予定があったりで、翌日仕事がないってのでいくらか救われるし。
うちの会計事務所は小さくて、スタッフ40人前後のところ、結局もう一人リストラされ、二人がパートタイムになり、一人は来年のタックス・シーズンまでお休み、ということになったらしい。
会社のみんなどう思ってるのかわからないけど、私は正直いって明日はわが身かとおもうとこわい。
アメリカでは妊娠を理由に解雇することは違法なので、妊婦をレイオフするにはよほどの理由が必要だから、妊娠8ヶ月の私はそれで助かったのかな、ともおもう。
レイオフされたキュービクルメートの子と私は同じ上司のしたで働いていて、その上司に後で呼ばれ説明を受けたんだけど、「君は心配しなくていいよ」のようなことも言われたけど信じられますか。
実際タックス・シーズンに生産性を発揮して、私の評価は安全地帯にいるから、みたいなことも言うんだけど、ちょっと気にかかることが。
じかには絶対いわないけれど、産休をとるのもフレキシブルでいいんだよ。みたいな、実際何をいわんとしてるのかが読みきれないようなこともいわれたんだよね。
つきつめると、産休したまま帰ってこなくていいよ。といってるのかな。
「私には家にいるママ業は向いてませんから、10月ごろ復帰を考えています」というと、
「いやー、子供が生まれてみないとわからないよー」
「でも家で子供と二人きりはいつまで続くか...社会から取り残されたくないですし...」
「まあ、君にとってのベストな選択を尊重するよ」
もう、これって肩たたきの一歩まえ?
家にかえってもまだおびえがとまらない私は旦那に一部始終を話したけど、まあこの際、次回のレイオフまえに職探ししてもいいんじゃないか、という結論です。
でもいまはビッグ4すらもレイオフしていて、経験ある会計士がうじゃうじゃと職探ししてるかと思うと、簡単な職探しは望めない。
ある同僚によると、リストラの対象になった人たちは、生産性やスキルの発達状況などで下位とみなされたらしい。
上司はそんなことは言わなかった。
ただ、不況でクライアントが減って、全社員をサポートするだけの仕事がないから、というんだけどね。
この不況時は特に、人の倍くらい働いて生産性を高めていかないと、競争に負けてしまう、ということかな。
でもひとつはっきりしてるのは、産休のあとに自らそのまま辞めるのは絶対にしたくないということ。
自分から辞めたら、退職手当も、失業手当ももらえないから、会社の思うツボということでしょう。
産休中に履歴書をアップデートして、いろいろ考えよう。
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原題:Fauteuils d'orchestre
これ、ネットフリックスに入れたのはタックスシーズン前のこと。
なんでこの映画をオーダーしたのか、記憶もおぼろげです。
そんで、いってみれば『アメリ』だったな。
もっと退屈で無理やりな展開の。
ロマンチック・コメディーという触れ込みで借りたという記憶があるけど、ロマンスは最後の10分くらいで畳み掛けて片付けられてるのはいいとしてもです。
主人公女子が触れ合うハイソでセレブな世界の人々も、それなりに悩んでますよー、というエピソードがそれぞれ、死ぬほど退屈でした。
旦那の実家に行って、ひまでひまで他にやることがなかったから最後まで見ただけ。
次の映画に期待!
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原題:Bridge to Terabithia
先々週末に、近所に住んでいるシングルマザーの友達タミイが娘と晩御飯を食べに来てくれたときにテレビでやっていて、ついつい最後までみんなで見てしまった子供向け映画。
タミイとは大学で一緒で、よくキャンパスでやってる無料映画ナイトに行ったものでした。
彼女曰く、この映画を映画館でみて大泣きしたそうで、そういわれたら展開がわかってしまいました。
なにはともあれ、このキュートな主演の女の子は、アナソフィア・ロブといってタミイの娘がファンらしく、小学生に人気があるようですが、なかなか可愛かった。
長靴下のピッピ的なブーツでね。
インパクトはそれくらいで、主人公の男の子は影が薄かったような。
子供向けファンタジーとしては『スパイダーウィックの謎』となんとなく似てるけど、こっちのほうがお涙頂戴度が強くて、私は素直に泣けませんでした。
素直な子供の心がもはやない私はだめだったのかもしれない。
小川を渡った向こう側の森で、主人公の男の子と女の子は想像の力を働かせて王様と女王様になって遊んだり、いじめが日常茶飯事の学校での生活があったり、家ではブルーカラーのお父さんが厳しかったり、学校の音楽の先生に淡い恋心をいだいたり、子供の世界がうまく描かれてるみたいけど、魔法も、異次元の世界も、不思議なこともなくて、ただ想像の世界なのがだめでした。
興味が全然わかないの。
子供が生まれたら、こういう映画しかみられなくなるわよー、とタミイにいわれてしまい今からちょっと恐怖です。
私たちがとても慕っていた大学の教授が、6歳の息子とよくR指定の映画をみてたじゃない、といったら、だからあの教授は5回も離婚してるのよ、ときりかえされた。
いまのうちにバイオレンスものを見ておかないと。
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原題:Harvard Beats Yale 29-29
1968年にハーバード大学のアメフトチームがライバル校であり、ランクでは全然上だったイェールに29対29で引き分けた試合を、いまは中年となった両校の選手たちが懐かしそうに語るというドキュメンタリー。
もうこれは絶対テレビでいい内容ですが、映画館に行ってしまいました。
払った7ドルが惜しいです。
引き分けなのになんでハーバードが勝ったという言い方なのかというと、最初ぼろ負けしていたところを後半の後半追い上げて、しかも残り45秒で16点入れたというところが、信じられないほどのドラマなのでした。
野球で言うと、ちょうど九回の裏、10点差を縮めて同点で終わる、というようなかんじでしょうか。
当時のカレッジ・フットボール事情に詳しい年代の方にはたまらないらしく、うちの会計事務所の年配(重鎮)の方々が、「いやー、これはいい映画だったよ」などと、タックス・シーズン打ち上げパーティで盛んに薦めていたので、旦那も行きたいというし見に行ってしまいました。
ミーハーな私は、トミー・リー・ジョーンズ(当時ハーバード大のオフェンシヴ・タックルだった)がインタビューではほかの一般の方々よりもロウキイだったことや、アル・ゴアとルームメートだったとか、イェールの選手だった今は小太りのおっちゃんが、当時メリル・ストリープと付き合ってたといって、一緒の写真を見せびらかせたり、といったゴシップしかあまり印象に残らないんで。すみません。
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原題:The Sweet Hereafter
十年ちょっと前の映画だけど、携帯電話がでかいのを除けば現在のこととしても違和感のないストーリーだった。
『あなたにならいえる秘密のこと』でユーゴスラビアからの移民の女性を演じていたサラ・ポーリーが出ている関連で、ピックしたのだとおもう。
スクールバスが湖に転落した事故で、大半の子供を失ったカナダにある小さな町に、アメリカから弁護士がやってくる。
弁護士は町の教育委員会などを相手に訴訟を起こす説得をしに、遺族を尋ねて回り、集団訴訟に持ち込もうとする。
町にはヒッピー夫婦、妻をガンなくしたやもめ、そのやもめと不倫中の人妻など、スモールワールドならでは人間関係があったりして、そういった人々が子供を亡くしてから悲しみと格闘する様子が紹介される。
弁護士は事故の生存者である10代の少女ニコールにコンピュータを贈ったりして、彼女だけが語れる事故の様子を証言させようとするんだけど。
肝心のところで、ニコールは証言内容を変えて、運転手一人のミスを指摘して、バスの安全性とか、ガードレールの耐久性とか、訴えようとしていたポイントを覆すことになってしまう。
集団訴訟はそれで失敗し、だれも保証金を手に入れることができないで終わる。
町の人々も弁護士もニコールが証言を変えた理由がわからない。
実はニコールは父親から性的虐待を受けていて、事故後の後遺症で車椅子生活になったニコールは、父親を許さないと決めたのだとおもう。
そして彼に対する抵抗の意思表示なのか、賠償金が入らないようにする復讐なのか、父親だけはわかってるんだけど、周りにはいえないわけです。
それだけの話ですが、なぜか印象深く残ってしまうのは、少女ニコールの心理をあらわすために引用されるハーメルンの笛吹き男の話。なぜか私おびえてしまい、夢にまででてきました。
ドイツのハーメルンの村で、ネズミの駆除に困った村人たちが、魔法の笛を吹く男にネズミ退治を依頼すると、笛吹男は笛を吹いてネズミをどこかへ連れて行ってしまう。
それなのに約束の報酬を村人たちは払わずにいたら、笛吹き男は怒って、村中の子供たちを笛を吹いてつれていなくなってしまいました。というやつです。
これって悪魔がきたりて笛を吹くってやつですよね。
ニコールはベビーシッターをしていたときにたまたまこの絵本を子供たちに読み聞かせていて、バスが湖に沈んでいく様子を、子供たちが笛吹き男と一緒に山の洞窟へはいっていくのにたとえているのです。
子供たちは歌って踊って男について行くんだけど、一人びっこ(放送禁止用語)の少年は後れてついていけず、洞窟の入り口はしまってしまう。
少年は友達がみんないなくなって、取り残された気分で、これがニコールの心情とかさなっている。
彼女はたぶん自殺願望があったのかもしれないですね。
弁護士役は『ロード・オブ・ザ・リングス』のビルボー役、イアン・ホルムで、かれにも娘がいて、アルコールやらドラッグの問題につづいてHIVに感染していて、、、。
子供を失った親の苦悩さまざま。というテーマでしょうか。
私事をいまになって報告させていただくことになりますが、シネマガールは7月に第一子出産に向けて妊娠中なので、この映画は余計重かったです。
希望がくじかれるような夢を何度もみちゃったし。
子供を失うって、気が狂うような事件ですよね。
そこで訴訟して戦ってお金を手に入れたって、やっぱり悲しいですね。
実際もとになった話はテキサスで、350人の弁護士が小さな町にやってきて、賠償金額合計150ミリオンくらいになり、町は元の平穏をなくしてしまったらしいです。
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ワシントンの桜 − 3月30日撮影

お元気でしたか?
ほぼ二ヶ月ぶりになってしまいました。
公認会計士事務所に勤めているので、タックスシーズンで忙しくしておりました。
私は監査部にいるのですが、中小会計事務所にいるとタックスシーズンは誰もがタックス(税申告)をやることになるのです。(仕事ネタなのでこの先つまんないかも。)
そして、気づきました。
というかずっと前からわかっていたのですが、私は仕事として、監査が大嫌いで、税申告が大好きだということ再認識、というか最終確認しました。
2月から4月半ばまでのこのシーズン、今年はきらいな監査の仕事が一度も来ずに、税金の確定申告ばっかりやってたんだけど、もうこれがすごい楽しくて、残業もぜんぜん平気でした。
なかでも法人(書式1065、1120、1120S)と個人(1045)があって、個人のほうが80件くらい回ってきましたが、クライアントの人生が垣間見られるところが、自分にあってるんだとおもう。
私は平社員に近いので、クライアントに直接会ったりはしないのですが、他人の収入やら懐事情がわかっちゃうっていのが、興味深いわけでもありますが。
結婚したり、赤ちゃんが生まれたり、離婚したり、定年退職したり、そして亡くなったり、人生の各段階によって、税申告も変わってくるんですね。
そういうのを見てると感慨深いものがあります。
93歳のおじいさんの、ミミズがはったような署名とかね。
うちの会計事務所では個人申告で最低$500から$750くらいとるので、H&R ブロックなんかと比べてお値段高めで、クライアントはみなさん小金持ち以上なのですが、なんかお金あっても幸せそうじゃないな、とか今年は一般的に行って投資収入は少なめだなとか、まあ悪趣味といわれればそれまでです。
好きこそものの、ともいいますが、確定申告の仕事はけっこう速くなってきて、そうなるとどんどんと仕事も回ってきて、私の上司も監査をさせるよりも効率がいいと思ったのか、税務部のパートナーに私を丸投げして、監査の仕事はほかの人にあげてしまうようになり。
それが私のキャリアにとっていいのかわからないけど。
ということで、6月に給与見直し面接なるものがあるのですが、これを機会に税務部へ移動、ということもありえますが。
税務部って、夏は死にそうなほど暇だと聞いているので、それは避けたい。
このまま監査部にいつつ、税申告の仕事を中心にやっていけることをひそかに願ってる今日この頃です。
ほぼ99%の人が読んでもわからない、日々のぼやきになりましたが、きいてくれてありがとう。
タックスシーズンが終わって、週末に、どうってことない映画だったけど、一応2本みたので、忘れないうちにアップしますね。
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原題:The Secret Life of Words
オスカー、なんだかんだいって、9時前から夜中まで見てしまった。旦那はさっさと寝てたけど、やっぱり最後の作品賞がわかるまで寝られないでしょう。
今年は主演、助演、男優、女優の各賞のプレゼンターが往年の受賞者5人でてくるところが特別だったみたいで、ノミネートされた人々を一人ずつ紹介していくところ、ノミニーのみなさん感極まってましたね。
そして不況を反映して、宝石屋が貸し出しているダイヤモンドのアクセサリーをつける女優が減ったとか。
でもペネロペ・クルスのダイヤモンド数珠繋ぎネックレスは素敵だったわ。(笑)やっぱりダイヤモンドは女の子のベストフレンドだからね。キレイなものはやっぱキレイだよね。
日本人も二人受賞していましたね。「つみきのいえ」と「おくりびと」。
邦題はひらがなだとは想像つかない英題でした(「つみき−」はなぜか仏題。)が、両作品ともしらべたら、なかなか面白そうです。
アカデミー賞でモッくんも見られたし。
さて、オスカーとは全然関係ない、一週間くらい前にみた映画のことをかきます。
これは好き嫌いが分かれると思うけど、私は旦那と二人で感動してしまいました。
邦題はちょっと女の子チック、メルヘンチックなニュアンスがあっていただけないです。
アイルランドの工場で働くハンナは、無口で黙々と働く模範労働者だったが、それが仇となって、休暇を強いられることになる。
さらに、あてもなくバスに乗ってやってきた小さな町で、ふとしたことがきっかけで昔やっていた看護婦として雇われ、アイルランド沖にぽつんと建つ油田発掘所までヘリで飛んでいき、着いてみると。
ハンナを待っていたのは、重度のやけどを負う男(ティム・ロビンス)で、一時的に網膜に傷がついて目が見えなくなっている彼の看護をする日々をおくることになるのですが。
このティム・ロビンスがやっぱすごい。
この人の演技に目を留めたことはなかったんだけど、ずっとベッドに寝ている重症患者なのに、しゃべりがいいのよ。
年取ってもボーイッシュな感じがそのままで魅力的だから、セクハラチックなジョークも可愛いし、許せるし、奥の深いキャラも見せるし。
重症患者と看護婦の恋のものがたりというよりは、ミステリーとして見ても面白いかもしれないです。
そして最後はこの映画に、こんなテーマが、プロパガンダが隠されていたとは知りませんでしたが、衝撃的です。
ユーゴスラビアの内戦で傷を負った人々が何千人とヨーロッパじゅうで暮らしているという忘れてはならない。ということがわかりました。
無知な自分を恥じるような感覚を覚えました。
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原題:He's Just Not That into You
先週オープニングの週末に期待して見に行ったのでした。
でも期待しすぎたのが仇だった。
「セックス・アンド・ザ・シティー」の2003年のエピソードからできた本が原作なんだけど、テレビドラマよりこっちのほうが詰まんなかった。
この線の男女の恋愛模様コメディーだと、ジャド・アバトーもののようなフラフラした自由奔放な会話を期待しちゃってて、そこからみると地味で「セックス−」よりも会話が平凡な気がする。脚本負けかな。
そしてつまるところ、キャラクターに全然魅力がない。
J・アニストンもJ・コネリーも人のこといえませんが、年とった、痛い。
その痛い役柄もあんまりよくなかった。
それだから男が引くんだよー、と思うような痛さ。
S・ヨハンソンはブロンド過ぎて、私の周りの(会社の)女子のあいだでは思いっきり不評で、それだけビッチ振りがうまかったんだがね。あの低い声がどうも...
B・アフレックは相変わらず大根。
D・バリモアは可愛かったけど、彼女の面白いシーンはせんぶ予告編にあって、映画にでてきても再放送見てる気分がしました。
唯一私の興味をストーリーにひきつけたのが、ジニファー・グッドウィン演じるジジと、ジャスティン・ロングのコンビでした。
グッドウィンは、ERに出てたDr.ルイス役の女優に似てて、可愛かった。
J・ロングはおたくのルックスだけど、ブリトニー・スピアーズとかアイドルの彼氏役が多くなってきて、メインキャラになってしまったわー。『ギャラクシー・クエスト』のトレッキー・キャラに戻って欲しいわ。
それにかれが30そこそこでバーのオーナーだったり、設定もあんまりリアルじゃなかった。
まあそんなところです。
ボルチモアではみんな煉瓦の壁のアパートに住んでると思わせるようなインテリア、センスよすぎです。
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原題:El Orfanato/The Orphanage
ホラー、ということで旦那は最初から見るのを拒否してたけど、私はなんとなく見始めたら最後まで観てしまって、だまされた感もなく、良質のミステリーだなーと思いました。
よく『アザーズ』(ニコール・キッドマン主演)と比較されてるようで、そんな雰囲気は確かにあることはある。
古い屋敷の持つ怖い雰囲気とか、突然尋ねてくる老婆とかね。
子どもがある日突然姿を消してから、母親が半狂乱になりつつもあきらめずに探し続ける、というパターンはよくありがちで、さて子どもは一体見つかるのか、どうやって取り戻すのかとかの展開で、ストーリーの良し悪しは決まってくると思います。
たとえばジュリアン・ムーアがやった『フォーガットン』は最悪だった。
今やってるアンジェリーナ・ジョリーの映画もそんな感じなのかなと想像していますが。
それで、この映画はどうかといったら、仮面パーティーの怖さなどのヨーロッパ映画のセンスを感じつつ、イマイチ主人公の母親に感情移入できずでした。
主演の女優さんはキレイでなんとなく倍賞美津子似の好印象だったのに、子どもがダメで。(知り合いの姪っ子の写真に似た顔してて、事情あってその姪っ子に好印象がもてないので、、、)
だから、あまりお母さんと子どもの絆が感じられず、夫からも孤立してまで固執するものなのか。
私は母親ではないので分かりませんでした。
最後は演出のギレルモ・デル・トロの 『パンズ・ラビリンス』式で、複雑な終わり方でしたね。
あれはあれでよいのでしょう。
スペインで興行成績第一位に上がったというくらいの傑作らしいです。
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原題:Gran Torino
『フロスト・ニクソン』が近くの映画館でやってなくて、こっちを見たんだけど、当たりだった。
勧善懲悪で分かりやすいストーリーなので、風邪気味のボーっとした頭でも理解できたし。
この映画のいいところは、人種差別主義と呼ばれて憤慨しつつも白人の友達しかいないようなコンサバの人たちも、有色人種や移民の人たちも、ストーリーを追うだけで、両方の気持ちが分かるようにできてるところだとおもう。
クリント・イーストウッドは、今までのダーティー・ハリー系の役柄を自らいじってるうえに、さらに気難しくて偏見をもってて、アメ車しか乗らないような古いタイプ(オールド・スクール)のオヤジなんだけど、このオヤジがアジア系ギャングの若者を銃で脅すだけで、なぜか快感を感じてしまうのです。
なんで、快感なのかというと、イーストウッド演じるオヤジには嘘がなくて、しゃべる言葉みんな奇麗事なしの本音だから共感してしまうし、思わず笑ってしまうコメントが多々あってさ。
オヤジに守ってもらったとおもったとなりの移民家族は、お供え物をするようにお花や料理を玄関先においていって、オヤジはどうしていいか分からず、ノーノーとか言って捨てるんだけど、何日目かには美味しいチキンに折れて、受け取ったりするところ。人間のポジティブなフィードバックが心を打つのよね。
移民家族はアジア出身のモン族という人々で、国境を越えて中国、ベトナム、ラオスに生息してて、アメリカにはベトナム戦争後にやってきた移民が何百万人といるということ、初めて知ったわ。
さらにオーディションで選ばれた移民姉弟の二人が、やはりいいです。
お姉さんのほうは活きのいいタイプで、イーストウッド演じるウォルトが気に入るような、キラリと光るものがある。
弟はシャイでロウキイだけど、頭は切れるようなキャラが上手。床屋のシーンに注目すべし。
そしてグラン・トリノ。
ってフォードの車種だったんですね。
あんな燃費悪そうな車が、幻の名車だなんて、私は車ファンでないので全く分かりません。
やっぱりオールド・スクールへのトリビュートということかな。
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原題:HORS DE PRIX/Priceless
お元気でしたか?
オバマ大統領の就任式とか色々ありましたが、私はこの冬で二回目の風邪をひきました。
でも、温水プールに行ったり、飲茶食べに行ったり、病気じゃない振りをしてるから、長引いて、月曜の会社は辛かったです。
で、この映画はネットフリックスでいつ入れたのか忘れたのが上がってきたパターンで土曜日にみました。
オドレイ・トトゥが、もう20代のキャピキャピ娘ではなくて、歳相応の役に挑戦してるところはちゃんと褒めてあげたい。
自慢の美貌とスタイルで、金持ちのオヤジを狙って次から次へと渡り歩いてるうちに盛りを過ぎてしまいそうな30代で、バーに繰り出す前に、鏡の前で白髪を抜いてるところとか、疲労感が漂うような演出が、トトゥ自身を投影しててすごく正直。
というか、私も最近、この気が付いたときの白髪抜き、やるもんだから、同調しただけなのでした。(笑)
感が鈍ってきたのか、酔ってたのか、ホテルのボーイを金持ちの男と間違えて誘ったはいいが、文無しと分かったとたんの彼女の冷たさといったらないんだけど、その相手の男は彼女が気に入って、そんな女にありったけの金を使って一緒にいようとするのね。
そして捨てられる。
この前半30分はトトウのキャラも、若造のキャラもむかつくだけで、この映画なにが一体いいのかしらと、疑問でした。
けど、やっぱり巻き返しがあった。
トトゥと泊まったホテルの請求が払えないで途方にくれた若造に、有閑マダムが現れる。
そこからマダムのジゴロとなった若造とトトゥの奇妙なライバル/友情関係が芽生えて、若造は以外にもジゴロの素質が大いにあったりして、800万円する時計を買ってもらうわ、スクーターを買ってもらうわ、トトウがジェラシーを燃やしたり、フレンチ・コメディーってアメリカ映画と笑いが違ってて、ちょっと粋だね。
ロマンチック・コメディーですので、先は見えてるけど、寒い週末の午後暇つぶしに見るにはちょうどよかったです。
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原題:300
友達のヘレンがDVDを貸してくれた。
彼女のイチオシ、ジェラルド・バトラーを見るために。
しかも旦那さんのお気に入りだということで。
古代ギリシャのスパルタ王、レオニダスがたった300人の兵だけで、ペルシア軍100万人を受けてたった、というテルモピュライの戦いのお話、だそうです。
高校の世界史で習った覚えがあるものの、またウィキペディアで調べてみたらスパルタ教育で有名なスパルタのこと、当時の市民と奴隷のしくみとか、勉強になりました。
勉強じゃないと、ずんずんリンクを追って調べていってしまうものですね。
映画のほうは、好みじゃないから、寝てしまったー。
劇画ベースで背景はほとんどCGで、フランク・ミラー作で、というところは『シン・シティー』と同じですが、こっちはちょっと感情的すぎ。
しかも言葉の選び方が安易過ぎ。
まあ日本の「北斗の拳」を実写にするよりは、カッコよくできてるので、こんなところかな。
ヘレンの旦那さんには悪いけど、バイオレンスなところ、お色気シーンの多用、ちょっとプロレスチックなところ(特にオムツのようなスパンデックス・パンツ...)、単純な男性ウケするんだろうな、と思いました。
戦闘シーンはいくらすごくたって、どうしても『ロード・オブ・ザ・リング』とか『ブレーブハート』と同じに見えてしまうのは、あんまり興味がないからなんだろうね。
そんな私からいって見どころといえば、マンガと一緒で、これをきっかけに歴史に興味をもたせてくれた、ということかな。
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今日はワシントンDCの無料コンサートに行ってきました。
昨日まで日中最高気温が零下8℃くらいで(これって北海道くらいかも?)、あー、これは行きたいけど行くのは自殺行為かも。
と思って気弱になってたら、今日は2℃くらいに上がった。
すべて比較の問題だ。2℃が温かく感じるなんて。
でも私と旦那はスキーウェアの下にシャツとフリースを重ね着して、寒さには万全の体制でいった。
ポケットにスナックももってね。
セキュリティーはバッグを持たずに手ぶらだと、簡単に通過できました。
コンサート会場には開始3時間前に到着。
だからリンカーン記念堂が見えるところまでいけたのでしたが、ステージはぜんぜん見えなかった。

最初はこんな感じの、いいポジション取ったかなと思ったけど、開始時刻が近づくと、どっと人が入ってきて、私と旦那は低身長なので、人々の背中しか見えなくなってしまいました。
ので、スピーチやコンサートはすべて大型スクリーンで。
(これはHBOで放映されたものとおんなじもの。)

オバマ先生のスピーチ
コンサートにオバマ先生が来るとは知らなかったから嬉しいサプライズ!
しかも家族もいっしょで、時々オバマ・ファミリーがスクリーンに映るとそれはもう微笑ましいのです。
ジョー・バイデン・ファミリーも出席し、出演者もきちんとした身なりで、かなりきちんとしたものであった。
なによりも私たちはオバマ先生と一緒の空気を共有できただけで幸せです。(すっごい離れてたけどさ。ミシェル・オバマの黄色いコートは遠くからスポットできたし。)
といっても、オバマ・ファミリーをはじめVIPは防弾ガラスに囲まれた席に座っていたらしいです。
ニュースではブルース・スプリングスティーン、ボノ、ビヨンセが出るって予告だったけど、そのほかにも有名人、アーティストが目白押しでびっくり。
行った、そして3時間待った甲斐があったというものです。
出演者リストは
こちら。
スライドショーは
こちら。

行ってきた証拠写真。
火曜日の就任式は仕事でいけないかもしれなけど、いったらまた載せるのでね。
期待しないでお楽しみに。
ではよい一週間を!
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原題:The Curious Case of Benjamin Button
どうしても比べてしまうのは『フォレスト・ガンプ』なのですが。
引けをとらないくらい盛りだくさんで心温まるファンタジー物語でした。
メインストリーム系が好きな人と珍しく意見があってしまったし。
同僚のヘレン(上述のメインストリーム好み)は「面白かったけどとにかく長い」といってました。
私は、時間の長さはあまり感じなかった。
実は見る前は懐疑的だったのでした。ブラピとケイト・ブランシェットってどこかでみたし(『バベル』だね)、それにティルダ・スウィントンもでてて、『バーン・アフター・リーディング』でもブラピと一緒、とてもかぶります。
あとブランシェットとスウィントンってなんか似てない?と思ってしまうし。
でも、終わりでは泣いてしまったよ。
ブラピ演ずるベンジャミンは老人の体をもって生まれてくるんだけど、育った場所が老人ホームでよかったとおもう。
周りみんなシワシワの爺さん婆さんだから、赤ちゃんがシワシワでも全然気にしないで仲間としてみてくれて、ほのぼの、のんびりの環境も、老人ホームの昔ながらの南部の建物もすべてが、この変わったおとぎ話の最高のセッティングで、南部のテントのような教会もコミカルで、やっぱり南部の魔力なのだわ。ガンプと一緒で。
原案ではボルチモアが舞台だったらしいけど、ルイジアナのほうが予算が低くできたので変更したみたいです。もう大正解。ニューオーリンズと、2005年のハリケーン・カトリーナをクロスさせてるところもにくいですね。
ニューオーリンズの復興に一役かってるところね。
あと、捨てられた赤ちゃんを拾ってベンジャミンと名づけた、老人ホームのワーカーである養母がすごく温かい南部の黒人ママで、素敵なので注目してね。
『ハッスル&フロウ』で歌を歌ってたフッカー(娼婦)役の女優さん、オスカー・ノミネートありえるほど、ナイスなインパクトです。しらべたらDC出身で遅咲きの女優さんで、これから応援したい人物です。
それで、ベンジャミンは歳をとるごとに若くなっていくのですが、体が大きくなっていくのはCGで、顔はブラピの特殊メークなのですが、ちょっと最初はグロテスクで、嘘っぽかったかなとおもう。
ブラピの南部老人しゃべりがまたチャーミングだったから許せたかな。
それに比べケイト・ブランシェットの老い方はマジで似てる別の女優がやってるのかと思うくらい素晴らしい変化です。うら若き乙女から老婆まで、あれだけやれるのはCGの手伝いもあるでしょうけれど、そうそう皺がイッコもないのはCGだろうね。
ブラピも皺がなくなって、まあ、今も若く見えるけど『リバー・ランズ・スルー・イット』の頃に戻るのは、CGに感謝するファンも多いことでしょう。
お話は戦争があったり、出会いや別れや再開があったり、フォレスト・ガンプと重なります。
でもあのグーフィーさはなくて、なんとなく全体的に切ない流れです。
ベンジャミンとデイジー(ブランシェット)の年齢層が交差するところがちょうど70年代で、戦争とかそういったむかしから、現代に突入した過渡期となっていて、この二人をぐん身近に感じるときなのよね。
小さなアパートで、ベッドもマットレスだけ寝室において、貧乏な同棲生活をスタートさせるところ、同僚のヘレンは「あれ、私たちもやったわー」と言っていたけど、同じように共感する人は多いと思う。
そして、ベンジャミンはどんどん若くなっていき、、、、
そして私は泣きました。(笑)
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原題:Mister Foe
これもあんまり内容しらないで見た。
うーん、途中面白いところもあったし、笑いの質も悪くなかったでしたが。
主人公が、キモいのと一途なのとの微妙な中間地点にいて、なんとも好きになれなかった。
というのは17歳の少年は、のぞきが趣味で、自分の妹が森で彼氏とイチャイチャしてるところとか、若くて美人の義母と父親のイチャイチャしてるところをいつものぞいてるんだけど、それを見て自分も興奮するとかいうのではなくて、そういった性的行為に嫌気も持って気がする。
家はかなり裕福だけど、2年前に亡くなった母親への思いが強くて、まあマザーコンプレックスが強いんだか、母親の死んだ原因は父親とその再婚相手にあるんじゃないかとか、一人で悶々と悩んでて、それももっともなんだけど、のぞきばっかしてるような奴だから、その暗さにどうしても嫌悪感を抱いてしまいます。
少年の義母ってのが、『ジョーブラックをよろしく』の相手役だった女優で、いい年になってて、迫力が増していた。
もしかしたら母親を殺したのは彼女かも、と思えるような怖さもある若い義母がうまい。
少年は父と義母とうまくやっていけず、郊外の屋敷を出て、都会(グラスゴー?)に出るんだけど、そこで死んだ母親にそっくりの女の子を見つけて、あとをつける。
ホテルの人事課で働いてる彼女に、「仕事を探してる」と近寄るところは巧みだし、皿洗いの仕事をもらって働き始めると、そこからの少年の頑張りぶりはけなげで、同僚のオヤジとかともうまくやって、まあいいのだけれど。
いかんせんこの少年はのぞきの達人で、針金二本でどんな鍵もあけてしまえて、人事課の彼女のアパートに忍び込んだり、彼女のアパートが見下ろせるホテルの時計塔に忍び込んで、また双眼鏡でストークしまくりで、やっぱり応援できないわ。
物語の終わり方は少年が成長して終わるような、へんなハッピーエンドでもなくてまあまあかな。
英語字幕なしでみたので、イギリスのアクセントが難しかったところ多々あり、面白いところを見逃したかもしれません。
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原題:Man on Wire
ドキュメンタリーだってことしか知らないで見たら、最初テロリストの話かと思った。
数人の若者が作業員とかに変装して2台のバンに乗り込み、偽装の身分証明書をつかってニューヨークの世界貿易センタービルに侵入していくところからはじまるんだもん。
知っていましたか?
ニューヨークの今はなきツインタワーのあいだにワイヤーを張って、綱渡りした人がいたことを。
それもビルが建てられて間もない1974年に。
これはフランスの綱渡り師/大道芸人のフィリップ・ペティートと、ツインタワーの綱渡りを手助けした仲間たちが当時を振り返るドキュメンタリーなのですが、ペティート自身が当時を振り返ってるんだから成功したんだとわかっていても、緊張しますよ。
まあ、ただの綱渡りについて1時間半も費やして語るわけで、旦那は横で眠そうになってたけど私のほうは、眠くなんかならなかった。
最後のほうはマジで手に(足にも)汗握ってしまいました。
まず第一に、綱渡りの許可なんておりるわけないから。
管理局に知られずに侵入するのが最初の関門。
当時のツインタワーは身分証明書といっても、磁気カードとかバーコードがついてたわけじゃなくて、簡単にフェイクIDも入手できるようだった。
けど、やっぱり太い綱渡り用のワイヤーと、それを縛り付ける器具を隠して持ち込むのはミッション・インポシブルばりの念入りな計画と技が必要で、彼がテロリストじゃなくてよかったともう。
第二に、侵入ができてもちゃんと綱が張れるか。
この点も、ペティートはビルの模型まで作って計画してたんだね。
ペティートはツインタワー建造の計画が始まった頃、まだ子どもで、雑誌でみた予想図に、綱渡りの線をひいて、人生の目標にきめたらしい。
そして仲間を募って、計画を実行する。
ペティートというひとは以外にも雄弁で、綱渡りの情熱を、ツインタワーへの執着心をあつく語るフランス訛りが、なかなか面白いです。
やっぱフランス人だからボキャブラリーも豊富だしね。
彼の当時のガールフレンドが言ったように、周りを巻き込んでいく不思議な力をもっていて、いろんな人の手助けを経て、ツインタワーに望むんだけど、そのあと名声をえて、彼の人生が変わってしまって、友人たちやガールフレンドとの関係もうすれていってしまうところが、非凡な才能と執着心をもったものの運命なのかな、とおもった。
でもすごい。
逮捕にあたった警官によると、ワイヤー上で飛び跳ねたっていうもん。
45分もロープ上をいったり来たり楽しんでたらしい。
夢が叶って、自由になれたんだろうなぁ、うらやましいー。
とまでは正直私、思えません。
怖すぎて。
最初に写る、貿易センタービルの建設の様子のフッテージは、廃墟となってしまった建物のイメージとオーバーラップして、感慨深いものもありました。
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原題:Pineapple Express
ジャド・アパトー系でいくとまあまあかな。
あちこちのシーンに散らばるチョイ役にアパトー組の俳優を見つけるのはいつも楽しいし。
あれこれコメントしたかったけど、結論から言うと、前半ゆるゆるのストーナー(マリファナ吸ってハイ状態)会話が楽しかったけど、後半アクションに転ずるところから、下降線だった。
主人公のセス・ローゲンと彼のドラッグ・ディーラー、ジェームス・フランコ(スパイダーマンのお友達だった)で織り成す、ちょっと『ハロルド&クマー』にも似たゲイ暗示ネタも多いにありつつの、アホネタはいつもながらに逸脱でしたね。
特にフランコは全然ハンサムじゃない役なのが悪くないのよ。
長髪にパジャマ・ズボン姿でデュード、って感じが、『トゥルー・ロマンス』のブラピを髣髴とさせていたしね。
二人がドラッグ・ウォーに巻き込まれてカーチェイスやら銃撃戦になったら、笑いのネタが急に減って、それも長くて、詰まんなくなっちゃったきがする。
終わり方は『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のような友情物語でまとめたけど、脚本を書いているうちに、アクションがやりたくなっちゃったんだろうな。
邦題はそのまんまなのが気に入らない。スモーキング・ハイって吸ってハイになって、それだけかよ。
「パイナップル・エクスプレス」って、類にもまれな「神のおマ○コの香りのする」マリファナの品種で、それが元で主人公たちがトラブルに巻き込まれることになる、ということなのよ。
そのほかにも素敵なマリジュワナの名前が沢山でてきますのよ。お楽しみに。
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原題: In Bruges
マイナーだけど秀作。
脚本を書いた人(監督兼らしいです)はきっと思考が深い人です。
ロンドンの殺し屋が二人、ひと仕事したあと、ボスより「ブルージにて待機」の命令をうけてどこだか知らずもベルギーのブルージという町にやってくる。
ブルージは中世から保存された歴史的建造物の多い街並みが多く残り、メルヘンな雰囲気もありつつ、特に夜はゴシックで、ダークな恐ろしさもあるところなのが物語りのキー。
ブルージに着いて、若い殺し屋(コリン・ファレル)と年配の殺し屋(ブレンダン・グリーソン)がどこに行くでもない会話を繰り広げるのが、嵐の前の静けさのようで、タランティーノのギャングもののようで、笑えるのだけど、怖い。
若い殺し屋「なんでこんな掃き溜めのような町にいなきゃいけないんだ」
年配の殺し屋「みろ、この建物は1100年建造だぞ。むかしは病院だったんだ。」
若い殺し屋「頼むからビールを一杯どこかで飲もうよ」
年配の殺し屋「この教会はイエスの血が保存されてるんだぞ」
年配の殺し屋のほうが、なぜか歴史や宗教に造詣が深く、彼の導くままに訪れる鐘楼、美術館での宗教画なんかが、あとでやってくる展開やら結末に投影されている。
特に、『ステーション・エージェント』に出てきた小人がでてくるのですが(うまい俳優!)、やっぱり要注意です。
オチをいわずにこの映画のうまさを伝えたいのですが、難しい。
あとでトリビアを読んだのですが、ブルージという街は、カトリックで言われる
「煉獄」という最後の審判を受ける場所をあらわすそう。
納得です。
殺し屋がそれぞれ犯した罪について、悩んで、最後に裁きを受ける場所、ということかな。
オープニングの、教会の建物の外側につく彫刻にも意味がありげ。
巻き戻してみてみよう。
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原題:Young @ Heart
ネットフリックス(ネットでDVDをオーダーして郵便で送られてくるレンタル・サービス)をやってると、いろんな映画検索のしかたがあって、「あなたの住む地域で特に人気があります」というのにこの映画はありました。
お爺ちゃんお婆ちゃんたちが、ロックンロールを歌う合唱隊を追ったドキュメンタリーなのだけど、私が住む町は老人人口が多いのかなー、とおもえる。
映画は可愛らしくて悲しい、ドキュメンタリー。
老人ってチャーミングだなぁ(ほんとうに純粋で可愛い!)と思いきや、ちょっとしたコメントにも人生の重みがあって、明日にも死ぬか分からない人々はいうことが違うとつくづくかんじました。
「自分がいつ死ぬか神のみぞ知るだよ。頑張って生きながらえても、ダメなときはダメ。でも怖くはないよ。でもそれまでは歌いたい。」
実際にそのジョーおじいちゃんはドキュメンタリーの途中で死んでしまった。
ヤング@ハート合唱隊にいる人々は必ずしもロックを聴く人ではなくて、オペラとかクラシックとかミュージカル音楽が好き、という普通のご老人たちなんだけど、指導者が選んできたパンクだったりソウルだったりの歌を「イマイチ好きじゃないわー」とかいいつつ、練習してるうちに楽しそうに歌ってしまう。
そして歌詞を覚えられない人、音痴な人もいれば、かなり歌える人もいる。
とくに心臓が悪くて酸素ボンベをいつもつけてる、太ったおじいさんは、ジョニー・キャッシュ調のバリトンもうまいし、彼の死んだコーラス仲間にささげるコールド・プレイは泣けるほどだった。
そのほか
ステイ・オア・ゴー(クラッシュ)
アイ・ワナ・ビー・シディテッド(ラモーンズ)
は歌詞も納得。
老人が歌ったほうが味がある。
私はいつか隠居したら、南部に引っ越して、黒人系のサザン・パプティスト教会に改宗して、歌を歌って死にたいなーと思っていたけど、マサチューセッツに行って、ヤング@ハートにも入りたいなとおもってその日就寝したら怖い夢をみました。
合唱隊に入ったはいいが、コンサート当日歌詞を全然覚えてなくて、どうしよう!!!というやつ。
「宿題やってない!」「試験勉強全然してない!」のと同じ夢のパターンでした。
隠居してボケる前に、いろんな歌を覚えておこう、とおもったり。(笑)
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原題:Ping Pong Playa
新年明けましておめでとうございます。
皆さんの年越しはいかがでしたか?
私は人生で初めてお年玉をあげましたよ。
もうとっくにそうなっていい歳ですので威張れませんね。
甥姪計3人の子供たちなどを迎えて年越しをしたんですが、わたしは最近就寝時間が10時前が当たり前になってて、夜中まで起きていられるように観たのがこれ。
卓球といえば中国だぞ!
といいたい(のかわからない?)チャイニーズ・アメリカンの物語。
こんな映画あったのかと思うほどマイナーだけど、こどもに見せても大丈夫だし、笑いも下らないけどツボでした。
登場人物が卓球のユニフォームのピチピチの短パンをはくだけで、子どもたちは笑ってたし、簡単なものです。
いってみると『フライデイ』のような黒人コメディーと『ハロルド&クマー』のようなアジア人ネタの融合版かな。
主人公は中国系2世アメリカンで、LAの郊外に両親と住んでいる。
たぶん二十歳過ぎてると思われるけど、年中NBAのユニフォーム姿で見掛けが小学生のうえ、近所の小学生のバスケットボールの場を牛耳って、やな奴とおもったら、実生活ではうだつの上がらない、自分の車もない情けない奴なのだ。けど、ハッタリだけはうまくて、調子いい。
私はあんまり好きにはなれないキャラだけど、友達役、家族などの脇役はいい味でてた。
親同士の近所の会話はいつも自分の子どもがロースクール卒業したとか、医者をやってるとかの自慢だったり、アジア系の家族のウザイ環境とか、近所のチャイニーズ同士の評判とか、2世ならではの視点がテーマなのね。
主人公の英語は黒人のゲットー系をまねてるけど、若干中国語訛りが残ってて、お兄さん役の俳優は訛りがないのはちょっと気になった。普通は兄弟下に行くほど訛りが取れるもんだよね。
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英題:Howl’s Moving Castle
年末年始をうちで過ごすためにきていた旦那の姪(中学生)&甥(小学生)と一緒にみました。
英語吹き替え版だったのがよかった。
ハウル役のクリスチャン・ベイルのセクシー・ボイスのおかげで、最後まで興味をもちつつみることができました。
やっぱりベイルはうまいよ。
若々しくも、威厳のあるしゃべりで、デビルマンのような外見になっちゃっても、声は惚れたもん。
でも違和感ありなのはハウルの外見が女の子みたいなこと。
それは姪もうちの旦那もいっていた。
髪がグレーになったら、主人公の女の子と区別がつかないとこがあった。
日本では中性的な女の子のような美形男子がインだということですかね。
かつての沢田研二が中性世的だと騒がれたけど、でもやっぱり男らしかったもんですよ。
いまはジャニーズ系みんな、というかキムタクからしてフェミニンですもんね。(友達のうちにあった写真集をみて、旦那が「女性みたい」とコメントしていました。)
フェミニンなハウルはいいとして、物語やらキャラクターは、このお映画もっと説明がいるよね。
あとでネットで解説読んで、あーなるほどとわかったことが沢山ありました。
いつもどおり姪は寝ちゃったけど、甥は最後まで興味深くみていた。
宮崎作品がどうの、というよりピクサーやディズニーのCGアニメよりも、日本のセル画のアニメはやっぱりいいな、とおもった。
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原題:Miss Pettigrew Lives for a Day
どうってことないお話でしたが、悪くなかったです。
題名からして『ヘンダーソン夫人の贈り物』と似てて、同じような観客が標的なかんじはするけど、こっちのほうがお気楽感が高いです。
『ヘンダーソン−』と同じ第二次世界大戦前夜のイギリスが舞台なんだけど、主演女優二人ともアメリカ人で(フランシス・マクドーマンドとエイミー・アダムス)軽いノリで、どんどんと展開するそんなアホな、というようなストーリーにマッチしていたのがよかった。
ふたりのイギリス訛りも分かりやすいし。(ってことはダメなんだろうね。)
マクドーマンド演ずるペティグルウ嬢は野暮ったい茶色のコートと革靴を履いた中年女性で、ひょんなことで、売出し中のアメリカ人女優(アダムス)の秘書になることになり、そこから24時間でおこるゴージャスな体験というか冒険のものがたりが展開し、最後はハッピーエンドです。
外見がイケテいないマクドーマンドとルックスがすべてのアダムスが意気投合するところ、一日かけていくつもの問題をクリアしていくうちに、お互いの外見と内面が磨かれるところ、なんとなく『セックス・アンド・ザ・シティ』風でもあり、『クルーレス』風でもありました。
やはり今風にアレンジされている1940年代当時の最先端であろうファッションはアダムスにぴったりで、可愛かった。
チック・フリックだけど、うちの旦那も楽しんでいました。
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原題:Mongol
あとで知ったのが、これはジンギスカンの遺伝三部作の第一弾ということらしい。
だからか、二時間ある割には進み方が遅くて疲れました。
妻との出会いとか、宿敵となるであろう少年との兄弟の契りとか、いくつか重きをおきたいエピソードがあって、それにじっくり時間をかけつつ、他は思い切りはしょって、いきなり10年たっていたりして戸惑いました。
Rotten Tomatoesでは88%となかなかよい評価。
東洋のミステリアスな要素と、戦闘シーンがよかったのかも。
戦闘シーンは馬を何千頭もつかって相当画期的らしいですが、特に興味ない私としてはブレイブハートと一緒じゃん、とおもってしまった。
主演の浅野忠信さんはうまかったけど、外見が他のモンゴル人と似てて分かりづらい。
みんな目が細くて口ひげで、長髪なのね。
アジア人の私でさえ分かりにくかったら、欧米人は区別がつくのかしら?
そんななか宿敵ジャムカ役の中国人俳優はモヒカン刈りで、ポーカーフェースの浅野氏にくらべ表情豊かで印象にのこりました。
ブレイブハートとか、ダンスウィズウルヴス系エピックが好きな人にお薦め。
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原題:Jumanji
この映画をはじめて見たのは、留学生だったころ、キャンパスの無料映画ナイトで、工学部の講堂で、友達とみんなでみて、楽しかったのでした。
今見るとCGが、特にライオンがフェイクですね。(笑)
でも、あの屋敷に引っ越してくる姉弟の、オーバーオールをきた女の子はキルステン・ダンストだったの、しらなかった。
あと、26年前のアラン(ロビン・ウィリアムズの少年時代)のお母さん役はパトリシア・クラークソンじゃないですか。
そして、ロビン・ウィリアムズを追い掛け回す、イギリス人ハンターは、お父さん役と同じ俳優だったと、今回初めて知り、新鮮でした。
とちゅうのドタバタはまあ当時のアクション映画の典型かもしれないけど、プロローグとエピローグ(26年前)のところで、タイムトリップものの不思議な感覚があって、味があるので気に入ってる作品。
そして最後がクリスマスのシーンで、「素晴らしき哉人生!」の雰囲気で終わるのも、この時期にあっていていいな、とおもい、姪と甥とをつき合わせて見てみた。
二人とも学校ですでに見たことがあったけど、まあ楽しんでたかな。
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![in search of a midnight kiss]()

原題:In Search of a Midnight Kiss
アメリカの若者は、というか独身の人々は、大晦日に誰か特別な人と過ごせるようにクリスマスの翌日から必死になって、オンライン・デートに精を出す、というイントロではじまる恋愛コメディ。
ちょうど日本でいうクリスマスのような感じで、大勢いるニューイヤーパーティで、年越しの瞬間、となりにいる素敵な人とキスをして、あわよくばエッチまで、と考えている若者は多いはず、ならしいです。
そして主人公のウィルソンは、脚本作家を目指して田舎からハリウッドにやってきた、文無しの若者。
幼馴染のアパートに転がり込み、彼女もいず、お金もなく、寂しい年越しになりそうなところ、友人にすすめられてクレイグズ・リストに広告をだす。
そこで知り合った女の子と待ち合わせてつかの間のデートに出かけるところは
『ビフォア・サンライズ』と全く同じ展開です。
でも『ビフォア−』よりもちょっとエッジイ。
美しいパリの街並みからして、『ビフォア−』はもうメロメロのロマンスだったけど、こっちはLAの、しかも寂れた地域が背景で、主人公の二人もちょっと、シニカルで、絶望的で、寂しいかんじ。
二人の会話がノンストップでデートは進みますが、会話が絶妙で笑いました。
とちゅう、ほんわかしたり、修羅場があったり、そして最後はやはりほろ悲しい。
でてくる俳優はみんな知らない人たちばかりで、それも新鮮。
とくに女の子は、私の友達に似ていて、彼女にも早く素敵な人が見つかって欲しいなーと思った、そんな作品。
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原題:Saving Face
先日テレビでやってました。
邦題だと、こうくるのか。英語の題はアジア文化にありがちな「面子を保つ」という意味で、主張のしどころが違うようですね。
中国系アメリカ人のレズビアン映画、というと、なんだか妖艶な感じがするけれど、そうでもなかった。
ニューヨークで若手外科医として働く主人公の女性は童顔で、ボーイッシュでもあり、その相手もなんだか顔が似てる気がする。やっぱり童顔で。
二人が仲良くなるところは、まるで小学生の女の子同士のようで、かまってもらえなくてすねたりとかも小学生で、『ブロークバック−』のような迫りくる誘惑というか、セクシーさというか、私もレズになっちゃうかもー、というような魅力はなかったなー。
ジョアン・チェンが主人公の母親で、未亡人でありながら48歳で誰かの子どもを身ごもるという役で、48歳には見えない(実際は43歳だった)。
世代の違うアジア女性がアメリカで苦労するところは『ジョイラック・クラブ』だけど、レズカップルと高年齢出産というところが今風なのですね。
全体的にシーンがブツ切り、細切れなのがイマイチ好みではなかったけど、後半にかけては『ブロークバック−』同様、どんな二人であれ応援したくなるようなもって行きかた、大団円で丸くおさめるところ、アジアの暗さがなくていいとおもいます。
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原題:Constantine's Sword
反戦ドキュメンタリーかと思ってみたら、ちょっと違いました。
元神父で、作家になったジェイムス・キャロルという人の本をベースに、ローマ教会の暗い部分を追ったドキュメンタリーだった。
で、面白いのかと思えば、とっても暗い教育番組調で、娯楽性は乏しく、あまりお薦めしません。
幼少時にローマ教皇に会ったことがあるキャロル氏の個人的な体験とか、過去をさかのぼった旅だとか、なんだか自分のことばっかり、という感じもしたし。
アメリカの、コロラド・スプリングスにある空軍士官学校で、教官や生徒たちの間で地元のエヴァンジェリストたちの布教活動が浸透していて、影響力を発揮してるらしい、というトピックで始まって、それはそれで興味深かった。
教会のミーティングに参加しないと単位がとれないとか、改宗をせまられたりとか、ユダヤ教の生徒たちが学校に対して訴訟を起こすまでになっていて、軍隊が宗教によって操られつつあるとおもうと怖いけど。
最後まで観たのが不思議なほど退屈でした。
参考までに載せました。
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原題:Quiz Show
週末の午後、テレビでやってて、地味だったけどついつい見てしまう面白さがあった、ロバート・レッドフォード監督作品。
いままで見たことがなかったんです。
このポスターの後姿は「レッド・ドラゴン」のレイフ・ファインズだったのですね。
1950年代のクイズ番組が実はやらせだった、という実話を描いていて、出演者は番組制作側の指示通りに演技し、回答し、喜んだり、ホッとしたり、冷や汗をかいたりしながら何週も連続で勝ち抜いて、視聴者からの人気もでてきて、でも裏では毎日インチキをしてる罪にさいなまれる、主人公レイフ・ファインズ。
彼の公聴会での告白も、自らの葛藤を正直に話していて、なかなか潔くて、ファインズのルックスも手伝って、なかなか同情してしまいました。
けど、やっぱりお金を受け取ったんだからねー。
みんなお金によって変えられて、執着して、汚れて、テレビ局や番組制作者側と同じ穴のムジナになってる。
私これみて、自分にもこんな誘惑がきたらやだなー。
きっぱり断わりたいけど、できるかな、と思った。
トリビアですが、ロバート・レッドフォードは当時演劇学校の学生で、レイフ・ファインズ演ずるチャーリー・ヴァンドーレンを実際にテレビでみてて、演技してるって分かったらしいです。
久しぶりのブログ。
また復活してちゃんとアップしていきたいところ。
応援してね!
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原題:Slumdog Millionaire
先週末はこの映画、限定公開だったので、わざわざジョージタウン(ワシントンDCにある)までいって、7ドルの駐車代払っていってきた甲斐があった。
なんか一言でいうと、「いやぁ、映画ってほんとーにいいもんですね!」(故水野晴朗氏へ捧ぐ。)
映画が作り出す魔法にかかって、運命の力を信じてしまう。
すごいよ。すごいからみてみてください。
「フー・ワンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア?」というクイズ番組は日本版では「クイズ$ミリオネア」としてみのもんたが司会でやったとききましたが、そのインド版にスラム街出身の貧しい青年が出場するお話です。
まともに学校もいっていない「スラムドッグ」が、クイズの答えを全部知ってたわけがないと、いかさまの疑いがかけられて、最後の問題に差し掛かって、翌日持越しとなる夜に逮捕されてしまいます。
何で答えを次から次への知ってたのか。
青年が語り始める生い立ちに鍵があるのだ。
そしてなぜ、青年はクイズ番組にでることになったのか?
インドといえども大きな国で、言語も民族も数え切れないくらいある。
インドにイスラム教徒が多く住んでいて、ヒンズー教徒と対立していることも知らなかった。スラム街で孤児たちが生活をかけて織り成すドラマは『シティ・オブ・ゴッド』と並ぶすさまじさだ。
主人公のジャマールのようにゴミ捨て場をあさって暮らす子どもたちはかなり多いんだろう。そこで鉛や水銀などの汚染物質を吸って、病気になっていく子どもたちのドキュメンタリーを思い出させます。
そんな孤児たちを拾って物乞いをさせる組織がある。(この部分は結構みてて苦痛。)
有名なインドの列車網での生活や、タージマハールも印象的だけど、ジャマールが成長していく中、インドも着実に成長をつづけていて、現在に至ると、スラムを縫うように巨大ビルが立ち上がって、世界中からの企業が集まり、英語圏のカスタマー・コールセンターのメッカのようになっている。
しかし、メインはロマンスですよ。ロマンス。
幼馴染のラティカは、お約束どおりの美女になっていて、ジャマールとの切ない恋のものがたりはどうなるのか。
お楽しみにー。
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原題:Wanted
ジェームス・マカヴォイ(
『ラスト・キング・オブ・スコットランド』 )主演のアクション映画。
なかなかいい俳優なのに、メインストリーム目指してこんなのに出てしまったなんて、もったいないです。
結果を言うと、ストーリー的には『マトリックス』でした。
うだつの上がらないサラリーマンが、ある「組織」からコンタクトを受け、超能力を持つ自分に気づく。
紡績職人たちによって千年以上も受け継がれている暗殺組織「フラタニティー」って、石造り職人による秘密結社の「フリーメーソン」からきてるですね。
それに「ルーク、私が父さんだよ」のようなスターウォーズのジェダイ騎士要素も加わえてるけど、やっぱり『マイノリティー・リポート』とか、『ファイト・クラブ』とかいろんなSF映画の寄せ集めでした。
こんな言い方していますが、決してひどい映画ではなかったです。
CGの工夫具合も、アクションやカーチェイスも(ちょっと長いけど)、いい方だと思う。
でも最後の畳み掛ける終わり方が痛快なはずなんだけどもう、あからさまでちょっと裏切られた気分です。それはないだろう。
アンジェリーナ・ジョリーとモーガン・フリーマンもいつもの調子。
でもなんか格が下がったようなきもします。
ハリウッドのアクション好きな方はどうぞ。
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